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いずくかけるのテキスト動画!
【感動】人に必要とされた時の嬉しさって忘れられない
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「いやいや幸、僕顔出しとかしたくないし!!」
いずくから返ってきた返答はそれだった。
まあわかる。
普通の一般常識のある大人からすれば、それが正しい意見だろう。
どこで、だれが、何人見てるかもわからない状況で、ネットに簡単に顔を出せるのは、自分は絶対に売れると確信を持つやつか、羞恥心をぶっとばしたクレイジー野郎だけだ。
学生ならまず親バレや学校バレにびびるだろう。
寒い動画をあげてるのが見つかりでもすれば、相当冷ややかな目で見られることは想像に容易い。
社会人なら職場にバレることをびびる。万が一上司に知れたらその後の昇進にも関わってくるからな。
なんにせよYouTubeをやりたくても、なかなか手を出さない人はこの辺がわかってるからこそ踏み込めないんだと思う。
自分から黒歴史を作りに行くようなもんだからな。
じゃあなんで俺がこんな簡単にユーチューバーになったかといえば、俺は上の世界しか見てなかったからである。さっきの言葉を使えば絶対に売れると確信を持っていたからだ。世間知らずの馬鹿とも言う。
俺の目には絶大なる再生数を誇るユーチューバーしか映っていなかった。彼らは学校ではどんな扱いを受けるだろうか。間違いなく有名人張りの手厚い、よりどりみどりのモテモテライフを送っていることだろう。
社会人も同じだ。いろんな人からコメントで、おもしろい、俺もやりたい、うらやましいと温かい声援を受け続けている。先ほども言ったが、そこそこ有名なタレント並みの扱いである。
動画を作って投稿したならば、もちろん俺もそうなるだろうと当時の俺は予想していた。だからこそ俺はなんのためらいもなくユーチューバーになれたのだ。そして今や冷ややかな目で見られることに慣れてしまったのだ。
俺の場合は上にあげたやつらと違い、日々日々けなされ続け、動画を投稿するたびに敵を作っちゃいるが、もうそんな事気にならなくなっていた。
と言ってもやはり、いずくのいう事もわかるのであった。
「誰かにバレるのが怖いんじゃなくて、俺にそんな強いメンタルないよ」
申し訳なさそうに笑ういずくだったが、俺の考えていた事はそれを問題にしなかった。
「いずくは顔は出さなくていい」
いずくは何を言ってるんだ? と言いたげな顔をするから俺は思いついた計画を説明する。
「俺の動画の企画を考えてもらいたいんだ」
毎日短編小説のネタが思いつくこいつの事である。
動画のネタを考えるのもやはり向いているだろう。そう俺は思ったのだ。
出来ればそれともう一つ、撮影の手伝いをしてもらおうと考えた。
「今は収益はないが、それがもらえる様になればかならず分配する」
いずくは金に困っているのだろう。きっとこの条件なら食いつくはずだ。
「いやあ、でも僕そんなのできるかな……」
俺にはわかった。この反応はやんわりと断ろうとしている時の反応だと。
人間欲しいものがあれば、手段を選んではいけない。本当に欲しいものがあれば、ありとあらゆるリスクを負って、他者を出し抜かなければならない。多少卑怯な作戦ではあるが、俺はどうしてもいずくに力になってもらいたかった。だって俺、何の動画撮ればいいか、毎日考えてもわからないんだもの。
俺は禁断の一言を発した。
「例の動画だが……」
「なっ、何を言い出す!!」
俺の予想通り、いずくはかなり焦った顔をした。これはいける。ゆるせいずく。
「この取引の答え次第ではどうなるかわからんぞ」
「貴様っ! 卑怯だぞ!」
「何とでも言うがいい」
「さっきまでくれるって言ってたじゃないかああああああああああ!!」
「ハァッハッハ!! どうするいずく、お前の返答次第だ!!」
いずくは迷っていた。その顔は真剣そのものである。選択は2つに1つ。世の中というのはどこまでも残酷で、冷徹で、そして無慈悲だった。だが、俺にはすでにいずくがどう答えるかは手に取るようにわかっていた。さあ、結論を出せ! いずく!
「ぐっ! 悔しいっ! でもっ!」
「答えは出たようだな」
「君の提案を受けよう……幸……」
「これで俺たちは同じ罪を背負うことになる」
「だが仕方ない。ほかの選択肢などありはしないのだ」
こうしていずくは幸チャンネルの企画立案、撮影担当へと就任したのである。
「だが、僕はほんとに顔は出さないぞ?」
「ああ、構わない。正直おっさんが2人になったところで再生数なんか伸びないさ」
世の中にはグループで動画を作るユーチューバーがいる。
その方がいろんな企画ができるし、なんといっても画面内が賑やかになる。
それが美少女、イケメンの軍団だったならそれだけでチャンネル登録者は増えるだろう。
だが、俺たちは27のおっさんである。一人でも二人でも大して変わりはしない。
なにより本人が嫌がっている以上無理に出すことはできない。それに俺、炎上系だしね。
「企画って主に何をすればいいの?」
「どんな動画を作るか骨組みを考えてほしいんだ。試しに明日の動画を考えてくれよ」
「幸って炎上系だからなぁ。過激な動画を考えればいいのか……」
「警察の世話にならないような事なら、なんでもいいぞ」
なんでもいい。これは非常に便利で、そして無責任な言葉である。その言葉を使った後は、大抵の場合ろくなことにならない。覚えておくがいい。
「ふうん、じゃあ明日までに考えとくから」
いずくがそう言ったので俺は了承し、連絡先を交換して家に帰ることにした。
「あれ? いずくも家こっちの方なのか?」
「ああ、そこのアパートだよ」
ここで発覚した事実。
俺といずくは同じアパート、『福島ハイツ』に住み、そしてなんとその部屋は隣通しであるという事だった。
今までこのアパートには長年住んでいたが、俺は隣の住人には会ったことがなかった。
まさかこんな変わり者が住んでいたとは……
俺は禁断の動画が入ったSDカードをいずくに渡し、部屋に戻った。
部屋に帰ってから風呂に入り、そして飯を食ったら今日あげたドッキリ動画を見てみる。
再生数はぐんぐん伸びていた。絶え間なく増える低評価と荒らしのコメント。よし、いい感じだ。
動画を見た人間がどう思おうが1再生は1再生である。俺はそれを素直に喜べるようになっていた。
世の中には炎上系ユーチューバーはたくさんいるが、皆同じ気持ちなんだろう。
叩かれるほど、なんか俺今日いい仕事したなあ、って感じになぜか満足感で心が満たされていく。
次に俺は師匠の新着動画をチェックした。ドッキリを仕掛けられたという愚痴を吐く師匠が映る。
俺にはわかる。これもステマの一環である。
師匠は唐突に、無理やりやられたと訴える事により擁護するコメントと視聴者を得ることができ、師匠の動画のリンクから俺の動画に来た視聴者は怒りを俺にぶつけまくる。
俺にとっても師匠にとってもおいしい展開だ。
師匠は賢い。これを最初から予想していたのだろう。
次に俺はいずくの新着動画をチェックした。
確かに毎日動画をあげているが動画は伸びていない。
そもそもテキスト動画の世界でYouTubeで創作小説というジャンルは伸びないのだ。
投稿サイトで伸びないレベルなら、なおさらここでも同じである。
伸びるとしたら話題のニュースだ。
それと感動するような話。
それからありえないような実話をタイトルに入れるとか。
テキスト動画もまた、敷居の高い世界であった。
なぜなら小説を読むなら皆動画を見る。
役者の出る動画や動きのあるアニメがいくらでもあるからそちらを見る人の方が圧倒的に多いのはわかりきっている。
タイトルが気になり、その情報を得たい、と感じさせるテキスト動画が、唯一の攻略法である。再生させたら勝ちだからだ。文章に自信があるならチャンネル登録者をそこで獲得できるだろう。
とはいえ再生数が全くないわけではない。少しでも読んでもらえたら、いずくはそれでもいいんだろう。そう思うことにして、俺は電気を消した。
翌日、目が覚めて動画を確認したら、俺の動画は今までにない伸び方をしていた。
馬鹿みたいに再生数が跳ね上がっている。俺はそれを見てにやけ顔が止まらなかった。今日も頑張らなくては……
そうこうしていたら、部屋のドアが何者かによってノックされた。
俺はすぐに玄関に行きドアを開ける。俺の目に入ったのはセーラー服を持ったいずくの姿だった。
楽しそうないずくから今日の企画を聞かされた時、俺はなんでもいい、という思考停止ワードを使うのをやめようと心から思うのであった。
いずくから返ってきた返答はそれだった。
まあわかる。
普通の一般常識のある大人からすれば、それが正しい意見だろう。
どこで、だれが、何人見てるかもわからない状況で、ネットに簡単に顔を出せるのは、自分は絶対に売れると確信を持つやつか、羞恥心をぶっとばしたクレイジー野郎だけだ。
学生ならまず親バレや学校バレにびびるだろう。
寒い動画をあげてるのが見つかりでもすれば、相当冷ややかな目で見られることは想像に容易い。
社会人なら職場にバレることをびびる。万が一上司に知れたらその後の昇進にも関わってくるからな。
なんにせよYouTubeをやりたくても、なかなか手を出さない人はこの辺がわかってるからこそ踏み込めないんだと思う。
自分から黒歴史を作りに行くようなもんだからな。
じゃあなんで俺がこんな簡単にユーチューバーになったかといえば、俺は上の世界しか見てなかったからである。さっきの言葉を使えば絶対に売れると確信を持っていたからだ。世間知らずの馬鹿とも言う。
俺の目には絶大なる再生数を誇るユーチューバーしか映っていなかった。彼らは学校ではどんな扱いを受けるだろうか。間違いなく有名人張りの手厚い、よりどりみどりのモテモテライフを送っていることだろう。
社会人も同じだ。いろんな人からコメントで、おもしろい、俺もやりたい、うらやましいと温かい声援を受け続けている。先ほども言ったが、そこそこ有名なタレント並みの扱いである。
動画を作って投稿したならば、もちろん俺もそうなるだろうと当時の俺は予想していた。だからこそ俺はなんのためらいもなくユーチューバーになれたのだ。そして今や冷ややかな目で見られることに慣れてしまったのだ。
俺の場合は上にあげたやつらと違い、日々日々けなされ続け、動画を投稿するたびに敵を作っちゃいるが、もうそんな事気にならなくなっていた。
と言ってもやはり、いずくのいう事もわかるのであった。
「誰かにバレるのが怖いんじゃなくて、俺にそんな強いメンタルないよ」
申し訳なさそうに笑ういずくだったが、俺の考えていた事はそれを問題にしなかった。
「いずくは顔は出さなくていい」
いずくは何を言ってるんだ? と言いたげな顔をするから俺は思いついた計画を説明する。
「俺の動画の企画を考えてもらいたいんだ」
毎日短編小説のネタが思いつくこいつの事である。
動画のネタを考えるのもやはり向いているだろう。そう俺は思ったのだ。
出来ればそれともう一つ、撮影の手伝いをしてもらおうと考えた。
「今は収益はないが、それがもらえる様になればかならず分配する」
いずくは金に困っているのだろう。きっとこの条件なら食いつくはずだ。
「いやあ、でも僕そんなのできるかな……」
俺にはわかった。この反応はやんわりと断ろうとしている時の反応だと。
人間欲しいものがあれば、手段を選んではいけない。本当に欲しいものがあれば、ありとあらゆるリスクを負って、他者を出し抜かなければならない。多少卑怯な作戦ではあるが、俺はどうしてもいずくに力になってもらいたかった。だって俺、何の動画撮ればいいか、毎日考えてもわからないんだもの。
俺は禁断の一言を発した。
「例の動画だが……」
「なっ、何を言い出す!!」
俺の予想通り、いずくはかなり焦った顔をした。これはいける。ゆるせいずく。
「この取引の答え次第ではどうなるかわからんぞ」
「貴様っ! 卑怯だぞ!」
「何とでも言うがいい」
「さっきまでくれるって言ってたじゃないかああああああああああ!!」
「ハァッハッハ!! どうするいずく、お前の返答次第だ!!」
いずくは迷っていた。その顔は真剣そのものである。選択は2つに1つ。世の中というのはどこまでも残酷で、冷徹で、そして無慈悲だった。だが、俺にはすでにいずくがどう答えるかは手に取るようにわかっていた。さあ、結論を出せ! いずく!
「ぐっ! 悔しいっ! でもっ!」
「答えは出たようだな」
「君の提案を受けよう……幸……」
「これで俺たちは同じ罪を背負うことになる」
「だが仕方ない。ほかの選択肢などありはしないのだ」
こうしていずくは幸チャンネルの企画立案、撮影担当へと就任したのである。
「だが、僕はほんとに顔は出さないぞ?」
「ああ、構わない。正直おっさんが2人になったところで再生数なんか伸びないさ」
世の中にはグループで動画を作るユーチューバーがいる。
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だが、俺たちは27のおっさんである。一人でも二人でも大して変わりはしない。
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「企画って主に何をすればいいの?」
「どんな動画を作るか骨組みを考えてほしいんだ。試しに明日の動画を考えてくれよ」
「幸って炎上系だからなぁ。過激な動画を考えればいいのか……」
「警察の世話にならないような事なら、なんでもいいぞ」
なんでもいい。これは非常に便利で、そして無責任な言葉である。その言葉を使った後は、大抵の場合ろくなことにならない。覚えておくがいい。
「ふうん、じゃあ明日までに考えとくから」
いずくがそう言ったので俺は了承し、連絡先を交換して家に帰ることにした。
「あれ? いずくも家こっちの方なのか?」
「ああ、そこのアパートだよ」
ここで発覚した事実。
俺といずくは同じアパート、『福島ハイツ』に住み、そしてなんとその部屋は隣通しであるという事だった。
今までこのアパートには長年住んでいたが、俺は隣の住人には会ったことがなかった。
まさかこんな変わり者が住んでいたとは……
俺は禁断の動画が入ったSDカードをいずくに渡し、部屋に戻った。
部屋に帰ってから風呂に入り、そして飯を食ったら今日あげたドッキリ動画を見てみる。
再生数はぐんぐん伸びていた。絶え間なく増える低評価と荒らしのコメント。よし、いい感じだ。
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世の中には炎上系ユーチューバーはたくさんいるが、皆同じ気持ちなんだろう。
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師匠は唐突に、無理やりやられたと訴える事により擁護するコメントと視聴者を得ることができ、師匠の動画のリンクから俺の動画に来た視聴者は怒りを俺にぶつけまくる。
俺にとっても師匠にとってもおいしい展開だ。
師匠は賢い。これを最初から予想していたのだろう。
次に俺はいずくの新着動画をチェックした。
確かに毎日動画をあげているが動画は伸びていない。
そもそもテキスト動画の世界でYouTubeで創作小説というジャンルは伸びないのだ。
投稿サイトで伸びないレベルなら、なおさらここでも同じである。
伸びるとしたら話題のニュースだ。
それと感動するような話。
それからありえないような実話をタイトルに入れるとか。
テキスト動画もまた、敷居の高い世界であった。
なぜなら小説を読むなら皆動画を見る。
役者の出る動画や動きのあるアニメがいくらでもあるからそちらを見る人の方が圧倒的に多いのはわかりきっている。
タイトルが気になり、その情報を得たい、と感じさせるテキスト動画が、唯一の攻略法である。再生させたら勝ちだからだ。文章に自信があるならチャンネル登録者をそこで獲得できるだろう。
とはいえ再生数が全くないわけではない。少しでも読んでもらえたら、いずくはそれでもいいんだろう。そう思うことにして、俺は電気を消した。
翌日、目が覚めて動画を確認したら、俺の動画は今までにない伸び方をしていた。
馬鹿みたいに再生数が跳ね上がっている。俺はそれを見てにやけ顔が止まらなかった。今日も頑張らなくては……
そうこうしていたら、部屋のドアが何者かによってノックされた。
俺はすぐに玄関に行きドアを開ける。俺の目に入ったのはセーラー服を持ったいずくの姿だった。
楽しそうないずくから今日の企画を聞かされた時、俺はなんでもいい、という思考停止ワードを使うのをやめようと心から思うのであった。
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