31 / 31
現役JKユーチューバー エリリンTV!!
【最終話】 俺の仕事はYouTube
しおりを挟む
俺はコンビニを出た後、辺りを走り回ったがエリカの姿は見つからなかった。
荒川公園、土手、熊谷駅。
探しても、その姿は見つからない。
エリカにラインで通話をかけてみるも、その着信にも返事が来なかった。
ルミから聞き出し、エリカの実家を訪れもしたが、親御さんにバイトから帰ってきてないと言われるだけであった。
なにか、なにかエリカに会う秘策は無いか。
俺はしばらく考えた後、思い付き、走って自宅に戻った。
部屋に入るなりビデオカメラを用意し自分の姿を映す。
録画開始のボタンを押し、俺は口を開いた。
「おまえら!
今日もよくここを開いてくれたな!
ご新規さんははじめまして!
俺の名は『よしお』だ!
これからよろしくな!
これからってのも変な話か……、ハハ……。
……待て待て! 見るのを辞めるな!
さすがに早すぎる!
頼むから今回だけでも見てってくれ!!
えーっと……。
くそ。
撮影前に台本でも書いとけばよかったぜ……。
待てって! 閉じないでくれ!
もうちょい付き合ってくれ!
今考えてんだから頼むよ!!」
自分がユーチューバーになった経緯を話す。
これから話す事柄にリアリティを持たせる為だ。
「以上が俺がユーチューバーになろうと思ったいきさつだ!! だがしかし!! 今日を持って俺は引退する!!」
俺は大げさに腕を動かしカメラに向けて大声を張った。
「ユーチューバーになってから金はねえ!! 小学生に罵倒され続ける!! 毎日女装ばっかりして周りから変態呼ばわりされ続ける!! 興味のないゲームの話を延々聞かされ続ける!! そして……、そして、俺は気絶しそうなくらい下手くそな歌を我慢して聞き続けるはめにもなった!! ユーチューバーになってからロクなことがねえ!! もうやってられねえんだこんな仕事!! 今日限り!! 俺はユーチューバーを引退する!! おまえら!! さらばだ!!」
俺はその動画を即座にYouTubeにアップロードした。
バタン!!
10分ほど経ち、玄関の戸を開け、ものすごい勢いで俺の部屋にいずくが駆け込んできた。
「おい幸!! 引退って何考えてんだよ!! なんで僕に相談してくれないんだ!!」
俺の胸倉を掴んだいずくは鬼のような形相で俺に怒鳴りつける。
「僕がテキスト動画を辞めようとした時、幸が僕を止めたんじゃないか!! 許さないぞ!! 勝手に引退なんて決めるな!!」
「はは、いずく。釣られたな」
「なにいってんだ幸!! 釣られ……。え?」
「これは釣り動画だ。いずく」
俺はいずくにエリカを探している経緯とこの作戦について説明した。
説明し終わると、バタバタと階段を上ってくる音が聞こえる。
バタン!!
「さ、幸おじさん!! 引退するって本当!?」
師匠が土足で俺の部屋に上がりこんできた。
ズカズカと俺に歩み寄ってくる迫力に耐えれず、俺は殴り掛かられる前にエリカを探している経緯とこの作戦について説明した。
「だったら事前に報せておきなさいよこの馬鹿!! ここまで走ってきちゃったじゃない!!」
師匠は拳骨を俺の顔面にクリーンヒットさせた。
結局、殴られる運命からは逃れられなかったようだ。
バタン!!
「幸ちゃん。引退しちゃうの!?」
俺の部屋に入ってきたルミに俺はエリカを探している経緯とこの作戦についてって、ええい! もどかしい!! 皆いっぺんに来てくれたら3回も同じ話をしないで済んだのに!!
「あ、師匠。こいつがゲーム実況者のルミ。ルミ、こいつは俺の動画を一緒に作ってくれてるいずくな」
「今そんな事話してる場合じゃないでしょ! 肝心のエリカちゃんが釣られてなきゃ意味ないじゃない!!」
「あ、どうも初めまして。いずくかけると申します」
「幸ちゃんの友達ー? 話は聞いてるよー。同じ福島ハイツなんだってねー」
「待てルミ。聞こえないか?」
カンカンカンカン!!
階段を駆け上がる音が聞こえる。
バタン!!
「よしおさん!! 引退しちゃうんですか!?」
外道ばかりが先に釣れてしまったが、遂に本命。狙っていた魚が食いついたようだ。
*
「悪い。二人にしてくれないか」俺がそう言うと、空気を読んでくれたのか三人は部屋から出ていき、俺とエリカの二人だけになった。
「まあ、上がって行けよ。今お茶淹れるから」
「それより! さっきの動画見ましたよ!! よしおさん! 引退って――」
走ってきたのだろうか。息を荒げるエリカを、俺は「まぁまぁ」となだめながら座布団に座らせた。
エリカは納得しない顔を見せながらも、大人しく座る。俺はその前にお茶の入った湯呑を出し、エリカの向かい側に座った。
「どこにいたんだエリカ。散々探したんだぞ? 電話も繋がらないし」
「ご、ごめんなさい。合わす顔無くて、申し訳なくて。漫画喫茶で少し、寝ていました……」
漫喫か。道理で探しても見つからないわけだ。
「スマホの通知で目が覚めたんですけど、その動画を見て走ってきました。よしおさん! 引退しちゃうんですか!?」
「ああ、悪いがそれは嘘なんだ。まあ気にするな」
「嘘?」
「釣り動画だよ。こんな面白い仕事、辞めるわけないだろう? まだ大金も稼いでないしな」
エリカはへなへなと湯呑を持ったまま肩を落とした。
「エリカ。山崎さんから伝言なんだけどな。仕事は辞めないでくれって話だぜ?」
「オーナーが!? でも、私。皆に迷惑を――」
「どうやら向こうはそうは思ってなさそうだぜ? 俺も責任とって辞めるって言ったらよ、シフトに穴が開く方が困るってさ」
「でも、動画の方は流石に辞めないとですよね……」
「大丈夫だろ。誰だって仕事でミスをすることはあるだろ? それと同じようなもんさ。助け合って、許し合って、それが仕事になっていくんだよ。今回の事は辛かったかもしれないけど、辛くない仕事なんてこの世には無いんだから。エリカは動画を続けたくないのか?」
「私、動画に付けられていくコメントを見るのがすごく嬉しかったんです。よしおさんの動画を見て元気を貰えたように、私の動画も人に元気を上げられているような気がして。動画は……続けたいです!!」
「じゃあ、後で山崎さんにそう言いに行こう? 俺も動画を続けられなくなると困るしさ。ああ、ルミの奴も巻き添えだな。正直に話せば山崎さんも許してくれるさ。思ったより、器の大きい人らしい」
グー……
その音が鳴ると恥ずかしそうにエリカが赤面し腹部を抑えた。
どうやら音の出所はエリカのお腹の様だ。
「なんだか、気が抜けたらお腹が空いちゃいました」
「ハハハッ。俺もだよ。晩飯買いそびれちまった。これから時間あるなら一緒に食べるか」
俺は部屋の外にいる三人を呼び出し、一緒に食事をしようと提案してみる。
「前に言ってただろ? これから鍋しようぜ!! いずく! 食い物買ってきてくれ」
「へえ。年越し鍋だねえ。一人で過ごそうと思ってたから嬉しいな。じゃあ買ってくるよ。何鍋にする?」
「断然豆乳よ!! お肌にいいんだから!! あ、ちょっとママに電話しなきゃ!!」
「おー、鍋いいねー!! 食べ終わったら皆でゲーム大会しようよ!! うち、ゲーム機持ってくるよ!!」
「いや、終わったら皆でカラオケに行きませんか? よしおさんにじっくりと聞いてもらいたいので」
エリカは俺が動画の中で気絶するほどの音痴と罵ったことを恨んでいたようだ。
この後、皆で鍋を囲んで年を越し、厳正なるじゃんけんの結果、エリカの希望通りにカラオケ屋でその歌声を嫌と言うほど、いや、嫌と言ったほど堪能する事になるのだが、全ての元凶は俺にある。悪いのは俺だ。それくらい俺にでもわかる。舐めるな。
俺の名前はよしお。
前職ではドライバーとして物資を送り届けていた。
現職はユーチューバー。
人に幸せを送り届ける、非常に有意義で退屈しない仕事である。
最後まで読んでくれてありがとうな!!
それじゃあおまえらも!! よいお年を!!
ユーチューバーに転職した話する? 完
荒川公園、土手、熊谷駅。
探しても、その姿は見つからない。
エリカにラインで通話をかけてみるも、その着信にも返事が来なかった。
ルミから聞き出し、エリカの実家を訪れもしたが、親御さんにバイトから帰ってきてないと言われるだけであった。
なにか、なにかエリカに会う秘策は無いか。
俺はしばらく考えた後、思い付き、走って自宅に戻った。
部屋に入るなりビデオカメラを用意し自分の姿を映す。
録画開始のボタンを押し、俺は口を開いた。
「おまえら!
今日もよくここを開いてくれたな!
ご新規さんははじめまして!
俺の名は『よしお』だ!
これからよろしくな!
これからってのも変な話か……、ハハ……。
……待て待て! 見るのを辞めるな!
さすがに早すぎる!
頼むから今回だけでも見てってくれ!!
えーっと……。
くそ。
撮影前に台本でも書いとけばよかったぜ……。
待てって! 閉じないでくれ!
もうちょい付き合ってくれ!
今考えてんだから頼むよ!!」
自分がユーチューバーになった経緯を話す。
これから話す事柄にリアリティを持たせる為だ。
「以上が俺がユーチューバーになろうと思ったいきさつだ!! だがしかし!! 今日を持って俺は引退する!!」
俺は大げさに腕を動かしカメラに向けて大声を張った。
「ユーチューバーになってから金はねえ!! 小学生に罵倒され続ける!! 毎日女装ばっかりして周りから変態呼ばわりされ続ける!! 興味のないゲームの話を延々聞かされ続ける!! そして……、そして、俺は気絶しそうなくらい下手くそな歌を我慢して聞き続けるはめにもなった!! ユーチューバーになってからロクなことがねえ!! もうやってられねえんだこんな仕事!! 今日限り!! 俺はユーチューバーを引退する!! おまえら!! さらばだ!!」
俺はその動画を即座にYouTubeにアップロードした。
バタン!!
10分ほど経ち、玄関の戸を開け、ものすごい勢いで俺の部屋にいずくが駆け込んできた。
「おい幸!! 引退って何考えてんだよ!! なんで僕に相談してくれないんだ!!」
俺の胸倉を掴んだいずくは鬼のような形相で俺に怒鳴りつける。
「僕がテキスト動画を辞めようとした時、幸が僕を止めたんじゃないか!! 許さないぞ!! 勝手に引退なんて決めるな!!」
「はは、いずく。釣られたな」
「なにいってんだ幸!! 釣られ……。え?」
「これは釣り動画だ。いずく」
俺はいずくにエリカを探している経緯とこの作戦について説明した。
説明し終わると、バタバタと階段を上ってくる音が聞こえる。
バタン!!
「さ、幸おじさん!! 引退するって本当!?」
師匠が土足で俺の部屋に上がりこんできた。
ズカズカと俺に歩み寄ってくる迫力に耐えれず、俺は殴り掛かられる前にエリカを探している経緯とこの作戦について説明した。
「だったら事前に報せておきなさいよこの馬鹿!! ここまで走ってきちゃったじゃない!!」
師匠は拳骨を俺の顔面にクリーンヒットさせた。
結局、殴られる運命からは逃れられなかったようだ。
バタン!!
「幸ちゃん。引退しちゃうの!?」
俺の部屋に入ってきたルミに俺はエリカを探している経緯とこの作戦についてって、ええい! もどかしい!! 皆いっぺんに来てくれたら3回も同じ話をしないで済んだのに!!
「あ、師匠。こいつがゲーム実況者のルミ。ルミ、こいつは俺の動画を一緒に作ってくれてるいずくな」
「今そんな事話してる場合じゃないでしょ! 肝心のエリカちゃんが釣られてなきゃ意味ないじゃない!!」
「あ、どうも初めまして。いずくかけると申します」
「幸ちゃんの友達ー? 話は聞いてるよー。同じ福島ハイツなんだってねー」
「待てルミ。聞こえないか?」
カンカンカンカン!!
階段を駆け上がる音が聞こえる。
バタン!!
「よしおさん!! 引退しちゃうんですか!?」
外道ばかりが先に釣れてしまったが、遂に本命。狙っていた魚が食いついたようだ。
*
「悪い。二人にしてくれないか」俺がそう言うと、空気を読んでくれたのか三人は部屋から出ていき、俺とエリカの二人だけになった。
「まあ、上がって行けよ。今お茶淹れるから」
「それより! さっきの動画見ましたよ!! よしおさん! 引退って――」
走ってきたのだろうか。息を荒げるエリカを、俺は「まぁまぁ」となだめながら座布団に座らせた。
エリカは納得しない顔を見せながらも、大人しく座る。俺はその前にお茶の入った湯呑を出し、エリカの向かい側に座った。
「どこにいたんだエリカ。散々探したんだぞ? 電話も繋がらないし」
「ご、ごめんなさい。合わす顔無くて、申し訳なくて。漫画喫茶で少し、寝ていました……」
漫喫か。道理で探しても見つからないわけだ。
「スマホの通知で目が覚めたんですけど、その動画を見て走ってきました。よしおさん! 引退しちゃうんですか!?」
「ああ、悪いがそれは嘘なんだ。まあ気にするな」
「嘘?」
「釣り動画だよ。こんな面白い仕事、辞めるわけないだろう? まだ大金も稼いでないしな」
エリカはへなへなと湯呑を持ったまま肩を落とした。
「エリカ。山崎さんから伝言なんだけどな。仕事は辞めないでくれって話だぜ?」
「オーナーが!? でも、私。皆に迷惑を――」
「どうやら向こうはそうは思ってなさそうだぜ? 俺も責任とって辞めるって言ったらよ、シフトに穴が開く方が困るってさ」
「でも、動画の方は流石に辞めないとですよね……」
「大丈夫だろ。誰だって仕事でミスをすることはあるだろ? それと同じようなもんさ。助け合って、許し合って、それが仕事になっていくんだよ。今回の事は辛かったかもしれないけど、辛くない仕事なんてこの世には無いんだから。エリカは動画を続けたくないのか?」
「私、動画に付けられていくコメントを見るのがすごく嬉しかったんです。よしおさんの動画を見て元気を貰えたように、私の動画も人に元気を上げられているような気がして。動画は……続けたいです!!」
「じゃあ、後で山崎さんにそう言いに行こう? 俺も動画を続けられなくなると困るしさ。ああ、ルミの奴も巻き添えだな。正直に話せば山崎さんも許してくれるさ。思ったより、器の大きい人らしい」
グー……
その音が鳴ると恥ずかしそうにエリカが赤面し腹部を抑えた。
どうやら音の出所はエリカのお腹の様だ。
「なんだか、気が抜けたらお腹が空いちゃいました」
「ハハハッ。俺もだよ。晩飯買いそびれちまった。これから時間あるなら一緒に食べるか」
俺は部屋の外にいる三人を呼び出し、一緒に食事をしようと提案してみる。
「前に言ってただろ? これから鍋しようぜ!! いずく! 食い物買ってきてくれ」
「へえ。年越し鍋だねえ。一人で過ごそうと思ってたから嬉しいな。じゃあ買ってくるよ。何鍋にする?」
「断然豆乳よ!! お肌にいいんだから!! あ、ちょっとママに電話しなきゃ!!」
「おー、鍋いいねー!! 食べ終わったら皆でゲーム大会しようよ!! うち、ゲーム機持ってくるよ!!」
「いや、終わったら皆でカラオケに行きませんか? よしおさんにじっくりと聞いてもらいたいので」
エリカは俺が動画の中で気絶するほどの音痴と罵ったことを恨んでいたようだ。
この後、皆で鍋を囲んで年を越し、厳正なるじゃんけんの結果、エリカの希望通りにカラオケ屋でその歌声を嫌と言うほど、いや、嫌と言ったほど堪能する事になるのだが、全ての元凶は俺にある。悪いのは俺だ。それくらい俺にでもわかる。舐めるな。
俺の名前はよしお。
前職ではドライバーとして物資を送り届けていた。
現職はユーチューバー。
人に幸せを送り届ける、非常に有意義で退屈しない仕事である。
最後まで読んでくれてありがとうな!!
それじゃあおまえらも!! よいお年を!!
ユーチューバーに転職した話する? 完
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~
水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。
アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。
氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。
「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」
辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。
これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
【完結保証】科学で興す異世界国家 ~理不尽に死んだ技術者が、「石炭」と「ジャガイモ」で最強を証明する。優秀な兄たちが膝を折るまでの建国譚~
Lihito
ファンタジー
正しいデータを揃えた。論理も完璧だった。
それでも、組織の理不尽には勝てなかった。
——そして、使い潰されて死んだ。
目を覚ますとそこは、十年後に魔王軍による滅亡が確定している異世界。
強国の第三王子として転生した彼に与えられたのは、
因果をねじ曲げる有限の力——「運命点」だけ。
武力と経済を握る兄たちの陰で、継承権最下位。後ろ盾も発言力もない。
だが、邪魔する上司も腐った組織もない。
今度こそ証明する。科学と運命点を武器に、俺のやり方が正しいことを。
石炭と化学による国力強化。
情報と大義名分を積み重ねた対外戦略。
準備を重ね、機が熟した瞬間に運命点で押し切る。
これは、理不尽に敗れた科学者が、選択と代償を重ねる中で、
「正しさ」だけでは国は守れないと知りながら、
滅びの未来を書き換えようとする建国譚。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
異世界も魔法も出て来ない、普通の(?)お話だったが、普通に面白かった。
主人公のよしおも、最初無茶苦茶な行動力だけの持ち主みたいだったが、実は人を繋げていける不思議な包容力の持ち主で、世界が広がっていくところがいい。