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プロローグ

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「大丈夫だよ、お母さん。いつも通り、ちゃんとまっすぐ家に帰るから……うん、また夜に」
 会話が終わると、少女は携帯電話から顔を離した。電源ボタンを押して通話状態を解除する。
 板状のスマートフォンが普及して久しい現在では珍しい、折り畳み式の携帯電話。無地の白色の機械にはストラップも付いてない、待ち受けの画像さえ初期状態のままだ。
 少女の姿は、肩の辺りで揃えられた髪に校則通りの着こなしの制服。市内ではそこそこ有名な私立女子校の制服は、おとなしく清楚な雰囲気の彼女によく似合っていた。
 塾帰りの夜道を、電話を切った少女は淡々と歩いていく。繁華街の流行の服を置く店に目を奪われる事もなく、車と不審者に気をつける事は忘れずに、ただ毎日同じ道を歩いていく。
 帰宅前の電話は彼女の習慣だった。学校から塾に向かう前にも必ずする。相手は母親。毎日同じ内容を、時間の誤差もほとんど無く連絡する。
 今日もその習慣を終え、いつもの道を決まった順番で通って帰るだけだった。
 遙か前の方から、トラックが走ってくる。少女が歩いているのは、道の両側を民家の高い塀に挟まれた狭い道路。一応ガードレールはあるものの、それを撤去してしまった方が広くなって安全なのではないかと思うほど狭い。
 少女はトラックを見据えながらも、トラックが安全な運転をしているものだと信じきっていた。
 十字路に差し掛かる。トラックももうじきこの十字路に来るが、曲がりそうな様子は見られなかったので、彼女は何も気にせずそのまま通ってしまおうとした。
 両者が十字路をすれ違う寸前、トラックは進行方向を変えた。渡り始めた少女をトラックが真正面に捉える。
 少女は反射的にトラックを見た。運転席にいる男は、目を瞑って船を漕いでいる。車の振動に負けたハンドルが回っている。制御されていない事は明らかだ。
 狭い道で、トラックの横幅から確実に逃れられる場所は無い。それ以前に、この距離からでは逃げられない。
 驚くほど沢山の事が頭の中をかけめぐったが、時間に直せばほんの一瞬の思考だった。それに気づいた時には、絶望する時間さえ与えられない。
 少女を巻き込み、トラックが塀へ激突した。





………………



 自らの死に様など、そういえば考えた事が無かった。
 ずっと同じ毎日が続いていくのだと信じていた。
 それはあり得ない事だと突きつけられたのだけれど。
 ああ、私が死んだらお母さんは悲しんでくれるのかな。
 それとも、喜ぶかな。ほっとするかな。


 冷たい空気が少女の頬を撫でる。目の前が真っ白になって上も下も分からなくなった彼女に、少しずつ感覚が戻っていった。
 草と水の匂いがする。木の葉が擦れる音がする。
 指先が冷たい。どこかに倒れているのだと少女は理解する。
 違和感に気づくのはもう少し後。
「おーい、起きろー。おーーーーい」
 柔らかいものに頬を叩かれる感触と、人の声。少女はゆっくりと目を開いた。
 目の前には、ウサギのような長い耳をした生き物が見える。
 少女は違和感を覚えた。目の前になぜウサギがいるのか。そして自分の顔の前に小動物の顔があるのなら、一般的なウサギのサイズからして胸に座っているものではなかろうか。だがそんな重みは胸元には無い。
「おぉ、やっと起きた。死んでるかと思ったよー」
 さっきと同じ人の声が聞こえて、生き物が顔の前から離れる。ヘリのように空中を旋回した。
 少女は生き物を呆然と見つめた。
 やはりウサギだ。大きさも基本的な姿形も、一般的なウサギとそう大差無いだろう。白い毛に長い垂れ耳。赤い目にまんまるな尾。
 ただ違う所をあげると、ウサギの尾の辺りに鳥のような白い翼がついている。それで空を飛んでいるようなのだ。
「いやー、良かった良かった。このまま起きなかったらどうしようかと思ったよー。怪我とか無い?」
 少女はゆっくり起き上がり、辺りを見回す。
 鬱蒼と木々の茂る森。少女が気を失った時と同じ夜ではあったが、自分がいた街の風景とは似ても似つかない。
 いやそれ以前に。自分は居眠り運転のトラックにひかれたはずだと少女は思い返す。
 自分の姿を見た。学校の制服姿で、怪我をした様子も無い。鞄がすぐそばに落ちていたので拾い上げる。
 もう一度、周囲を見た。人の姿は無い。生き物らしき姿は、目の前の羽根が生えたウサギらしき生き物と、葉っぱの合間に見える虫くらい。
 ウサギらしき生き物は少女の正面で止まる。
「どったの?」
「……喋った!!!!」
「気づくの遅っ!!」
 少女の驚きの叫びに指摘をし、ウサギらしき生き物は溜息をついた。
「なーんか頼りないなぁ……もっとこう……順応性の高い子が来るって習った気がするんだけどー」
「あ、あの、ここはどこですか?」
「ようこそ!人間と魔族が共存するエストレデルへ!!」
 いきなり商用口調になるウサギを、少女は呆然と見る。
 少女の反応が不満なのか、ウサギは舌打ちして横を向いた。
「もうちょっと反応あるだろ……面倒なのが選ばれてきたなぁ………」
「あの、私、家に帰らないと大変なんです……ここはどこなんですか?」
 トラックにひかれたのに無事だった理由は気になるが、それはそれだと少女は思った。無事に帰れるのなら、それに越した事はない。
「まぁまぁ説明するから、ちょっと落ち着いて。ね?」
 ウサギの耳が、あわてふためく少女の肩を宥めるように叩く。
「まずは自己紹介からしよう。僕はビルハ。神様から遣わされた、いわゆる天使ってやつさ!」
 ウサギが器用に胸を張って名乗った。
 垂れ耳ウサギの姿で尻に羽根を生やすとは、神様は随分前衛的な天使を作ったものだと少女は思う。
「わ、私は、杉浦香里と申します」
 香里はバカ丁寧にお辞儀までする。ビルハはうんうんと頷き、尋ねた。
「どこまでが名前で、どこからが苗字?」
「え、えぇっと、杉浦が苗字で、香里が名前です」
「ふむふむ、じゃカオリって呼ぶから、僕の事は呼び捨てで良いよ」
 ビルハは香里の正面に着地する。
「結構飛ぶのって体力いるんだよね」
「そう……なんですか」
 反射的に香里もビルハの正面に座り直す。
「うん。でだね、カオリ。端的にズバッと言っちゃうと、今日明日で君がいた場所に帰るのは無理なんだよね」
 香里が固まると、正座している彼女の膝をビルハの耳が叩いた。我に返ると、言われた言葉が頭の中をぐるぐる回り始める。
「か、帰れないって……どういう事ですか?」
「うん、まあ死ぬまで帰れないって事は無いと思うんだけどね。ここは君がいた場所とは違う世界なんだよ」
「違う……世界?」
「そう。君はこの世界の神様に召喚されたんだ。この世界を救う聖女としてね」
 違う世界。召喚。聖女。
 現実離れした話に、香里はよくわからないと曖昧な笑顔を浮かべたまま首を傾げる。
「……あのさ、たぶん、現実味ねーとか、ファンタジーかよとか思ってるんだろうけど、君らの世界の話を僕らにしたら、ほぼ間違いなく今の君と同じ反応が返ってくるんだからね」
「あ、えっと、そのただちょっと……あまりに常識外れだから頭がパンクしそうで」
「うーん。そう大差ないかな」
 人間だったならば、とても穏やかな微笑みを浮かべているのだろう。
 ビルハは咳払いをすると、真剣な顔で香里を見た。
「この世界には、大きく分けて2種類の人間がいる。君みたいな普通の人間と、魔族っていう、魔物に片足つっこんだみたいな連中」
「……魔族…魔物?」
「魔物は人間に危害を加える言葉が通じない奴。魔族は言葉が通じるけど……ま、見れば解るっていうか、ちょっと短絡的な連中でね」
 ビルハの耳が持ち上がる。ちょうど肩を竦めるような形を作った。
「とにかく魔族たちは、人間達を滅ぼして自分達の国を作ろうとしてる。魔族達がそれぞれ種族ごとにいろんな能力を持っているのに対して、人間は知恵と技術で立ち向かっているワケだけど、あまりにも不利でね」
 耳がパタパタと動いている。前足は器用に腕組みの形にしていた。
「そんな可哀想な状況を打破するべく、神様は君を聖女として召喚したのさ!」
「……なんで、私?」
「それはもう、神様に聞かないとわかんないねっ」
 香里が肩を落とすと、ビルハはごまかすように笑っている。
「とにかく、君には人間を率いて魔王と戦ってもらわないといけないんだ」
「そんな事できません!」
「大丈夫、君は召喚された時に、神様から素晴らしい力を授かってるのさ!」
「……素晴らしい、力?」
 ビルハは自らの言葉に酔っているようだ。香里の疑問符は聞こえているのかいないのか。
「そう、君みたいに運動が苦手な子も何かの役には立てるように……あ、聖女って要は大将だから、戦うのは下々の者だからね。……ってことで、君には癒しの力が与えられているはずだ!」
「……癒しの?」
「あーもう、なんか話の進みが遅いなぁ。飲み込み遅いとかよく言われない?」
「言われた事ありません」
 ビルハは無いような肩を落としてみせる。長いため息を吐いてから顔を上げた。
「まぁとにかくそんな感じで、君は聖女だから。人間には愛され崇められ、魔族には命を狙われるかもしれないけど」
「えぇ!?」
「大丈夫さ。君の盾になる優秀な下僕さえいれば。で、そうなりそうなのがこの辺りにいるらしいから、少し歩けば会えると思うよ」
 話が唐突に動くが、とても香里には飲み込みきれない。だからと言って抗う術があるわけでもなく、ビルハに急かされるまま立ち上がる。
 森に道など見えない。街と違って街頭も無い。
 背の高い木々に囲まれているから、星明かりも頼りない。目が慣れてきた事と、携帯電話の光がある事が数少ない救いだった。
 香里は鞄を抱え、足下を確認しながら歩き始めた。ビルハは少女の頭に乗っている。
 とりあえず道に出るまで、と思いながら歩いた。道がないのだから、自分がまっすぐ歩いているかだってよく分からない。
 一瞬、もしかしてここから一生出られないのではないかと少女は思った。これは夢で、出口なんか無くて、ずっとずっとさまよい続けるのではないだろうかと。
 なので叫び声が聞こえた時、香里の身はびくっと竦んだ。恐怖に浸された中では大変、効果的に働いたと言えよう。走り出さなかったのはとっさに足が動かなかったからだが、そのおかげで香里は声の違和感に気づく事が出来た。
 恐怖に満ちた悲鳴ではない。力強いかけ声なのだ。
 それも一度ではない。どうやら誰かが助けを求めているようだ。
 香里は耳を澄まし、その音の元を探した。森が静かなおかげで、その音はよく聞こえてくる。
 聞こえた方向を目指すと、その声がどうやら少女のものだと解った。確実に近づいている。
 そう思ったが、声が唐突に止んでしまった。もうすぐそこだと思っていた二人は困惑する。
「こっちからだと思ったけど……」
「…もう誰か助けたんじゃないの?」
「そうかな……」
 非協力的なビルハの意見を無視し、方角を変えずに茂みを進んだ。背の高い草をかきわけ、ほんの少し開けた場所に出た瞬間、そこに広がっていた光景に香里は息を飲む。
 まだ10歳になったばかりぐらいだろう。少女がそこにうずくまっていた。左足には、獣を捕らえる時に使う罠がはまっている。その歯は深々と少女の足首に突き刺さっており、大量の血が流れていた。
「大変!」
「待て!!」
 香里が反射的に駆け寄ろうとするのを、頭上のビルハが止める。ビルハは威嚇音を出して少女を睨んでいた。
「こいつは獣人族…魔族だ!」
 魔族。
 人間と敵対する存在。
 ビルハの言わんとする所を理解して、香里は彼女をまじまじと見た。
 少女の頭の上に付いた、三角の飾りが動いている。よく見るとそれは飾りではなく猫の耳だ。
「……近づいたら殺してやろうと思ったのに…」
 少しかすれて低くなっていたが、確かに助けを求めていた声だと香里は思った。
 猫の耳が付いた少女はゆっくりと顔を上げる。猫のように縦に長い瞳孔。白とピンクのしま模様の長い尾がぱたりと動き、忌々しげに香里を睨んでいた。
 幼い少女のものとは思えない気迫に息を飲む。
「ほらみろ、これが魔族だぞカオリ!こいつら人間に危害を加える事しか考えてないんだ」
「でも……」
「うっさいよ!食い殺されたいかこのウサギ!!」
「ウサギじゃない、天使だ!!!!」
 ウサギと猫が睨みあっている。
 香里は二人の間でおろおろしていたが、獣人の少女の左足を見た。彼女の足を食らっている罠は形こそ大きいが、そんなに複雑なものではなさそうだった。
 もう少し近くで見ないと判断できない。そう思い歩を進めた時、少女が低く唸った。
「おい何見てんだよ人間。食い殺されたいのかっ!」
「そうだぞカオリ!こんな雑魚に構うな。このまま置いておけば勝手に死ぬんだぞ!」
 ビルハはあくまでも突き放そうとする。少女はそんなビルハを睨み、香里にも敵意を向けていた。
 香里は思案する。
 少女はその気になれば、すぐに自分もビルハも殺せるはずだ。片足が縫い止められても両腕は自由になっているし、少し体を伸ばせば爪は香里に届くだろう。
 だけどそれをしないのは、出来ないほど弱っているか、自分たちに手心を加えているかのどちらかだ。
「……なら、ダメだよ。放っておけない」
 香里の言葉に、2人はきょとんとしている。香里はそんな様子も気にせず、少女の足に噛みつく罠に近づいた。やはり複雑な鍵が付いているわけではない。ごく簡易の、野生動物向けのもののようだ。
 鞄から財布を取り出し、一番大きな硬貨を出す。上下の歯を固定する大きなネジのネジ穴に引っかかる事を確かめた。彼女の力でもどうにか回す事が出来たので、歯の状態を確かめながら緩めていく。
 獣人の少女は抵抗するでもなく、ただ香里の行動を見つめている。ビルハも同じく。
「……ちょっと痛いよ?」
 ネジ穴からネジを抜くと、香里は両手で歯を開いた。なるべく少女が痛い想いをしないで済むように、そっと。
 少女は歯が抜けると、すかさず足を罠から抜いた。足を抱えて、傷の様子を見ている。
「ビルハ。さっき私に、癒しの力があるって言ったよね」
「教えない」
「ビルハ!」
「何だよこの性悪ウサギ!ケチ!」
 獣人の少女は片足で近づいてくると、ビルハを小突いた。未だしゃがんでいる香里を見下す。
「お前もお前だっ!あたしらにとって人間は敵なんだぞっ!敵を助けるなんてどういう事だっ」
 怒った口調ではあるが、先ほどまで見せていた殺気は無い。少し面白がっているようにも見える。
「さぁ……私、この世界のしきたりはよく解らないから」
「……変な奴!」
 獣人の少女は楽しそうに笑った。さっきまでの獣らしい様子はどこにもない。
「アンタ面白いな!あたしみんなから人間の話いっぱい聞いたけど、アンタみたいなの聞いたことないや!」
「そりゃそーだろ。この方は人間を率いる異世界から来た聖女様なんだからなぁ!!」
 得意げなビルハを無視し、少女は香里を見上げる。
「せいじょさま?」
「……なんだって。よく知らないけど」
「ふーん……言い伝えだと、もっとやな奴だと思ってたけど、聖女さまって変な奴なんだな!人間だけど気に入ったっ」
 少女のしっぽが上機嫌で揺れた。完全無視されているビルハは、不機嫌そうに足を踏みならす。
「人間の術って、言葉が大切なんだって」
「言葉?」
「うん。傷を治すのも、炎を出すのも、言葉がちゃんとしてるとすごいのが出るんだって、ばーばが言ってた!」
 香里は首を傾げる。じっと、少女の血塗れの足を見つめた。
 そっとその左足に手をかざす。
「……痛いの痛いの、とんでけー…」
 静かな深夜の森に、沈黙が流れた。
 少女の足がわずかに煌めくが、傷が治った様子は無い。
「……痛いのは無くなったよ」
「そ、そう?」
「………なっとらん。全然、なっとらん」
 ビルハはため息と共に香里の顔のそばまで飛び、肩に着地した。
「今から言う言葉を繰り返して」
「う、うん」
「恵みの光よ、彼の者の傷を癒したまえ……はいどうぞ」
「恵みの光よ、彼の者の傷を癒したまえ……はいどうぞ?」
「最後はいい」
 ビルハのツッコミとほぼ同時に、少女の足の傷が輝く。
 光が止んだ時には、傷は無くなり流れた血だけが残っていた。
「……どう?」
 香里が尋ねると、少女は自らの左足をさすって確かめる。少女は嬉しそうに笑った。
「治ってる!!」
 少女の答えに、香里は胸を撫でおろす。
「ありがとう聖女さま。ウサギもありがとな!」
「ウサギじゃない、天使だっ」
「聖女さまなら、言い伝えみたいに仲間に酷い事しなさそう。なんか安心した!」
 少女は屈託の無い笑顔を香里に向けた。光が無い森の中でも、まぶしく感じるほどの無邪気さだ。
「……じゃ、あたしはみんなの所に戻るから!」
「また罠があるかもしれないから、気をつけてね」
「へへへ、大丈夫!ちょっと油断しただけ、いつもはひっかからないもん」
 少女は香里に抱きついて顔を擦り寄せた。すぐに離れると、森の中へと消えていく。
 香里は笑顔でそれを見送った。晴れやかな気持ちでいたが、木々の揺れる音が止むと、はっとした様子でビルハを見る。
「どうしよう」
「何が?」
「住んでる所が近いのなら、教えてもらえば良かったのかも」
「……あぁ」
 ビルハはうんざりと言った様子でため息をついた。
「僕、獣人のいる所はやだな……生命の危険が迫りそうだから」
「そんな事言ってる場合じゃないでしょう?」
「……お、下僕の気配がする」
「ビルハ…」
「きっと旅してる人間だろう。そしたら、ちょっと野宿にご一緒させてもらえば良いんだよ。カオリは聖女なんだから」
 その方が危ない気がする。
 香里の呟きがビルハに聞き入れられる事は無かった。

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