14 / 35
14.側妃になる日
しおりを挟む
改めて王宮へ入り、私はバシュロ殿下と正式な契約を取り交わした。
定められた儀式は一週間後だ。
側妃なので式典はないはずだったが、バシュロ殿下の立太子の式典に私も参加し、そこで側妃に正式に任命する宣旨が下る。国王陛下の配慮だ。
ありがたく思いつつも、重圧に眩暈がする思いだ。
インジャル王国では、側妃を娶るまで立太子されない。
私は淡い青のドレスで式典に臨んだ。王妃殿下が選んだドレスだ。
立太子の儀式は、国王陛下から儀式用の王太子のクラウンとセプター(笏)が与えられる。
そして宰相が、立太子の宣言を朗々と読み上げた。
続いて国王陛下が
「ベルナデット」
と私を呼びよせ
「そなたを正式に王太子の側妃とする」
と宣言し、王妃殿下がティアラを私に授けた。
黄金に真珠が散りばめられている。
王妃殿下が私の頭にティアラを乗せる。
そしてバシュロ殿下が私の隣に並び、左手を取った。人差し指を持っている金の指輪の石に押し当てる。「氷の花」の時のように、チクリと痛みが走る。次いでその指輪を自分の左の人差し指に嵌め、もう一つの指輪の石に自分の人差し指を当てると、それを私の左の人差し指に嵌めた。同じくチクリと痛みがあった。
「これは王家に伝わる対の指輪なんだ。血の契約が済んだから、もう外せないよ」
バシュロ殿下が微笑む。
私はおもわずぎょっとしてしまった。本来ならば、オティーリエ王女と交わす物ではないのだろうか。
「オティーリエ王女には…」
「好きな指輪を選ばせるさ。いくつでも好きにつけるといい」
私の言葉を遮って、バシュロ殿下が冷たく言い放つ。
「対の指輪の相手は君だけだよ、ベル」
すぐに優しい顔になった。
王太子宮には三つのそれぞれ回廊で繋がった宮がある。
王太子の住まう金星宮、正妃の住まう銀星宮、側妃の住まう花星宮。
私の居室は花星宮にある。
今までは王妃殿下の住まう月宮に部屋があったが、入内を期に移ったのだ。
夜になり、新枕の儀が始まる。
自分の寝室で待つ私の元に、先触れがやってきた後、バシュロ殿下が入ってきた。
私は礼をして迎える。
白いナイトウェアとガウン姿で。
侍女達が、バシュロ殿下と私をベッドの縁に座らせて、それぞれに聖水の入ったグラスを渡す。
まずは自分が飲み、その後交換して飲む。
残りは一つの器に移され、侍女が運び去る。
二人きりになった。
「バシュロ殿下。それではわたくしは控えの間に下がらせていただきます」
バシュロ殿下はおもしろくないと言った表情を隠さない。
「オティーリエ王女の体面のために一年だってね。そんなことをしても無駄なのに。私はベルしか愛さないよ」
手をとり、口づけた。
私は力なく微笑んで、一礼して退出した。
控えの間にはベッドが二台用意してあった。
通常ならば、部屋付きの待機の侍女の使うベッドのみなのだが、一年の間、閨の辞退をすることになっているからだ。
新枕の儀の三夜、私は控えの間で侍女とベッドを並べて眠る。
控えの間のベッドに横になり、私は思いをはせた。
王妃殿下は「正妃よりも先に側妃に男児が生まれては、要らぬ諍いの元になるから」と言ったが、正直私は自分の子供を欲していない。
側妃になったのは実家と完全に切れるため、生涯に渡る就職だと思っている。
いや、そういう契約だったはずだ。
バシュロ殿下はどうしても後宮に入れなくてはならない側妃を得て、その上政務を補助する人材も得られる。
私は後宮で政務の補佐をする代わりに、保護を受ける。
最初、そこには後継者を産む職務は入っていなかったはずだ。もちろん夜伽も。
二人の間には甘い感情など皆無だし、愛など生まれないと思う。
一般的な貴族と同じく、私は乳母に育てられ、三歳からは侍女やメイドに面倒を看られて成長した。両親との接点があまりないのは、普通の貴族家庭と同じだ。
違うのは、妹と差をつけられてひねくれてしまった性根だろう。
デビュタント以来「氷の花」と呼ばれたのは、このアッシュブロンドと薄青い瞳、魔法道具の効果、それにバシュロ殿下の保護の中で誰も寄せ付けなかったからだ。将来側妃になることが約束されている令嬢に、常識のある殿方は近づかない。
閨の一年の辞退は、将来嫁いでくるカナーテ王国のオティーリエ王女の体面のためだ。
しかし、最近のバシュロ殿下は私への親愛を表すことをためらわない。むしろ積極的だ。
そしてオティーリエ王女を嫌っている様子を隠さない。
そんなバシュロ殿下を国王陛下は咎めない。
実は国王陛下もオティーリエ王女の資質を疑っており、幾度もカテーナ王国へ問い合わせや交渉を、ここ何年か行ってきた。特に去年からは、この結婚を白紙に戻せないか打診している。
カテーナ王国では、最初はのらりくらりとかわしてきたが、最近では「約束を反故にされたら体面に傷がつく」と懇願するような内容の親書が送られてきている。
結局、両国で何かしらの協議に合意して、オティーリエ王女は正妃としてやってくることに変わりはなくなった。
しかし、協議の内容にバシュロ殿下は少し嬉しそうな顔をしていた。
私には内容がどんなものかわからない。
そうして私の側妃の生活が始まった。
表面上は今までと変わらない。
王太子妃としての執務を代わりに行い、バシュロ殿下を補佐する。
その傍ら、銀星宮のオティーリエ王女をお迎えする準備を行う。
オティーリエ王女。一体どんな女性に育っているのか…
相変わらず続く、オティーリエ王女からの手紙の添削をさせられいる。それ見ると、まるで子供のままの印象がある。
よく言えば素直で感情を隠さない。悪く言えば我儘で我慢がきかない。
不安を抱いたまま月日は流れ、オティーリエ王女の到着の日がやってきた。
定められた儀式は一週間後だ。
側妃なので式典はないはずだったが、バシュロ殿下の立太子の式典に私も参加し、そこで側妃に正式に任命する宣旨が下る。国王陛下の配慮だ。
ありがたく思いつつも、重圧に眩暈がする思いだ。
インジャル王国では、側妃を娶るまで立太子されない。
私は淡い青のドレスで式典に臨んだ。王妃殿下が選んだドレスだ。
立太子の儀式は、国王陛下から儀式用の王太子のクラウンとセプター(笏)が与えられる。
そして宰相が、立太子の宣言を朗々と読み上げた。
続いて国王陛下が
「ベルナデット」
と私を呼びよせ
「そなたを正式に王太子の側妃とする」
と宣言し、王妃殿下がティアラを私に授けた。
黄金に真珠が散りばめられている。
王妃殿下が私の頭にティアラを乗せる。
そしてバシュロ殿下が私の隣に並び、左手を取った。人差し指を持っている金の指輪の石に押し当てる。「氷の花」の時のように、チクリと痛みが走る。次いでその指輪を自分の左の人差し指に嵌め、もう一つの指輪の石に自分の人差し指を当てると、それを私の左の人差し指に嵌めた。同じくチクリと痛みがあった。
「これは王家に伝わる対の指輪なんだ。血の契約が済んだから、もう外せないよ」
バシュロ殿下が微笑む。
私はおもわずぎょっとしてしまった。本来ならば、オティーリエ王女と交わす物ではないのだろうか。
「オティーリエ王女には…」
「好きな指輪を選ばせるさ。いくつでも好きにつけるといい」
私の言葉を遮って、バシュロ殿下が冷たく言い放つ。
「対の指輪の相手は君だけだよ、ベル」
すぐに優しい顔になった。
王太子宮には三つのそれぞれ回廊で繋がった宮がある。
王太子の住まう金星宮、正妃の住まう銀星宮、側妃の住まう花星宮。
私の居室は花星宮にある。
今までは王妃殿下の住まう月宮に部屋があったが、入内を期に移ったのだ。
夜になり、新枕の儀が始まる。
自分の寝室で待つ私の元に、先触れがやってきた後、バシュロ殿下が入ってきた。
私は礼をして迎える。
白いナイトウェアとガウン姿で。
侍女達が、バシュロ殿下と私をベッドの縁に座らせて、それぞれに聖水の入ったグラスを渡す。
まずは自分が飲み、その後交換して飲む。
残りは一つの器に移され、侍女が運び去る。
二人きりになった。
「バシュロ殿下。それではわたくしは控えの間に下がらせていただきます」
バシュロ殿下はおもしろくないと言った表情を隠さない。
「オティーリエ王女の体面のために一年だってね。そんなことをしても無駄なのに。私はベルしか愛さないよ」
手をとり、口づけた。
私は力なく微笑んで、一礼して退出した。
控えの間にはベッドが二台用意してあった。
通常ならば、部屋付きの待機の侍女の使うベッドのみなのだが、一年の間、閨の辞退をすることになっているからだ。
新枕の儀の三夜、私は控えの間で侍女とベッドを並べて眠る。
控えの間のベッドに横になり、私は思いをはせた。
王妃殿下は「正妃よりも先に側妃に男児が生まれては、要らぬ諍いの元になるから」と言ったが、正直私は自分の子供を欲していない。
側妃になったのは実家と完全に切れるため、生涯に渡る就職だと思っている。
いや、そういう契約だったはずだ。
バシュロ殿下はどうしても後宮に入れなくてはならない側妃を得て、その上政務を補助する人材も得られる。
私は後宮で政務の補佐をする代わりに、保護を受ける。
最初、そこには後継者を産む職務は入っていなかったはずだ。もちろん夜伽も。
二人の間には甘い感情など皆無だし、愛など生まれないと思う。
一般的な貴族と同じく、私は乳母に育てられ、三歳からは侍女やメイドに面倒を看られて成長した。両親との接点があまりないのは、普通の貴族家庭と同じだ。
違うのは、妹と差をつけられてひねくれてしまった性根だろう。
デビュタント以来「氷の花」と呼ばれたのは、このアッシュブロンドと薄青い瞳、魔法道具の効果、それにバシュロ殿下の保護の中で誰も寄せ付けなかったからだ。将来側妃になることが約束されている令嬢に、常識のある殿方は近づかない。
閨の一年の辞退は、将来嫁いでくるカナーテ王国のオティーリエ王女の体面のためだ。
しかし、最近のバシュロ殿下は私への親愛を表すことをためらわない。むしろ積極的だ。
そしてオティーリエ王女を嫌っている様子を隠さない。
そんなバシュロ殿下を国王陛下は咎めない。
実は国王陛下もオティーリエ王女の資質を疑っており、幾度もカテーナ王国へ問い合わせや交渉を、ここ何年か行ってきた。特に去年からは、この結婚を白紙に戻せないか打診している。
カテーナ王国では、最初はのらりくらりとかわしてきたが、最近では「約束を反故にされたら体面に傷がつく」と懇願するような内容の親書が送られてきている。
結局、両国で何かしらの協議に合意して、オティーリエ王女は正妃としてやってくることに変わりはなくなった。
しかし、協議の内容にバシュロ殿下は少し嬉しそうな顔をしていた。
私には内容がどんなものかわからない。
そうして私の側妃の生活が始まった。
表面上は今までと変わらない。
王太子妃としての執務を代わりに行い、バシュロ殿下を補佐する。
その傍ら、銀星宮のオティーリエ王女をお迎えする準備を行う。
オティーリエ王女。一体どんな女性に育っているのか…
相変わらず続く、オティーリエ王女からの手紙の添削をさせられいる。それ見ると、まるで子供のままの印象がある。
よく言えば素直で感情を隠さない。悪く言えば我儘で我慢がきかない。
不安を抱いたまま月日は流れ、オティーリエ王女の到着の日がやってきた。
2,491
あなたにおすすめの小説
初めから離婚ありきの結婚ですよ
ひとみん
恋愛
シュルファ国の王女でもあった、私ベアトリス・シュルファが、ほぼ脅迫同然でアルンゼン国王に嫁いできたのが、半年前。
嫁いできたは良いが、宰相を筆頭に嫌がらせされるものの、やられっぱなしではないのが、私。
ようやく入手した離縁届を手に、反撃を開始するわよ!
ご都合主義のザル設定ですが、どうぞ寛大なお心でお読み下さいマセ。
王宮地味女官、只者じゃねぇ
宵森みなと
恋愛
地味で目立たず、ただ真面目に働く王宮の女官・エミリア。
しかし彼女の正体は――剣術・魔法・語学すべてに長けた首席卒業の才女にして、実はとんでもない美貌と魔性を秘めた、“自覚なしギャップ系”最強女官だった!?
王女付き女官に任命されたその日から、運命が少しずつ動き出す。
訛りだらけのマーレン語で王女に爆笑を起こし、夜会では仮面を外した瞬間、貴族たちを騒然とさせ――
さらには北方マーレン国から訪れた黒髪の第二王子をも、一瞬で虜にしてしまう。
「おら、案内させてもらいますけんの」
その一言が、国を揺らすとは、誰が想像しただろうか。
王女リリアは言う。「エミリアがいなければ、私は生きていけぬ」
副長カイルは焦る。「このまま、他国に連れて行かれてたまるか」
ジークは葛藤する。「自分だけを見てほしいのに、届かない」
そしてレオンハルト王子は心を決める。「妻に望むなら、彼女以外はいない」
けれど――当の本人は今日も地味眼鏡で事務作業中。
王族たちの心を翻弄するのは、無自覚最強の“訛り女官”。
訛って笑いを取り、仮面で魅了し、剣で守る――
これは、彼女の“本当の顔”が王宮を変えていく、壮麗な恋と成長の物語。
★この物語は、「枯れ専モブ令嬢」の5年前のお話です。クラリスが活躍する前で、少し若いイザークとライナルトがちょっと出ます。
愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します
美杉日和。(旧美杉。)
恋愛
目が覚めると私は昔読んでいた本の中の登場人物、公爵家の後妻となった元王女ビオラに転生していた。
人嫌いの公爵は、王家によって組まれた前妻もビオラのことも毛嫌いしており、何をするのも全て別。二人の結婚には愛情の欠片もなく、ビオラは使用人たちにすら相手にされぬ生活を送っていた。
それでもめげずにこの家にしがみついていたのは、ビオラが公爵のことが本当に好きだったから。しかしその想いは報われることなどなく彼女は消え、私がこの体に入ってしまったらしい。
嫌われ者のビオラに転生し、この先どうしようかと考えあぐねていると、この物語の主人公であるルカが声をかけてきた。物語の中で悲惨な幼少期を過ごし、闇落ち予定のルカは純粋なまなざしで自分を見ている。天使のような可愛らしさと優しさに、気づけば彼を救って本物の家族になりたいと考える様に。
二人一緒ならばもう孤独ではないと、私はルカとの絆を深めていく。
するといつしか私を取り巻く周りの人々の目も、変わり始めるのだったーー
【完結】溺愛される意味が分かりません!?
もわゆぬ
恋愛
正義感強め、口調も強め、見た目はクールな侯爵令嬢
ルルーシュア=メライーブス
王太子の婚約者でありながら、何故か何年も王太子には会えていない。
学園に通い、それが終われば王妃教育という淡々とした毎日。
趣味はといえば可愛らしい淑女を観察する事位だ。
有るきっかけと共に王太子が再び私の前に現れ、彼は私を「愛しいルルーシュア」と言う。
正直、意味が分からない。
さっぱり系令嬢と腹黒王太子は無事に結ばれる事が出来るのか?
☆カダール王国シリーズ 短編☆
妃殿下、私の婚約者から手を引いてくれませんか?
ハートリオ
恋愛
茶髪茶目のポッチャリ令嬢ロサ。
イケメン達を翻弄するも無自覚。
ロサには人に言えない、言いたくない秘密があってイケメンどころではないのだ。
そんなロサ、長年の婚約者が婚約を解消しようとしているらしいと聞かされ…
剣、馬車、ドレスのヨーロッパ風異世界です。
御脱字、申し訳ございません。
1話が長めだと思われるかもしれませんが会話が多いので読みやすいのではないかと思います。
楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております
【完結】何故こうなったのでしょう? きれいな姉を押しのけブスな私が王子様の婚約者!!!
りまり
恋愛
きれいなお姉さまが最優先される実家で、ひっそりと別宅で生活していた。
食事も自分で用意しなければならないぐらい私は差別されていたのだ。
だから毎日アルバイトしてお金を稼いだ。
食べるものや着る物を買うために……パン屋さんで働かせてもらった。
パン屋さんは家の事情を知っていて、毎日余ったパンをくれたのでそれは感謝している。
そんな時お姉さまはこの国の第一王子さまに恋をしてしまった。
王子さまに自分を売り込むために、私は王子付きの侍女にされてしまったのだ。
そんなの自分でしろ!!!!!
乙女ゲームの悪役令嬢の兄の婚約者に転生しましたが傷物になったので退場を希望します!
ユウ
恋愛
平凡な伯爵令嬢のリネットは優しい婚約者と妹と穏やかで幸福な日々を送っていた。
相手は公爵家の嫡男であり第一王子殿下の側近で覚えもめでたく社交界の憧れの漆黒の騎士と呼ばれる貴族令息だった。
結婚式前夜、婚約者の妹に会いに学園に向かったが、そこで事件が起きる。
現在学園で騒動を起こしている第二王子とその友人達に勘違いから暴行を受け階段から落ちてしまう…
その時に前世の記憶を取り戻すのだった…
「悪役令嬢の兄の婚約者って…」
なんとも微妙なポジション。
しかも結婚前夜で傷物になる失態を犯してしまったリネットは婚約解消を望むのだが、悪役令嬢の義妹が王子に婚約破棄を突きつける事件に発展してしまう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる