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路地裏の出来事
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ー2046年 バチカン市国ー
カンカンカン。廃墟になった工場の屋上に誰かが上がって行く。二人.....いや三人だ。屋上に着くと三人の足音がピタッと止まった。
「はぁ、はぁ。やっと追い詰めた」
二組のリーダーらしき男が息を切らしながら言う。
「はぁ、はぁ。.....くそっ!」
「さぁ、『あれ』の在り処を言え!」
リーダーが追われていた男に怒鳴る。とても焦っているようだ。
「ふっ。だれが言うか!あんな物がこの世の地に立ったらどうなると思う!暴走してこの国...いや、この世界が滅びるだけさ!」
「そんなことなるはずがない!さぁ、早く!」
男は、ジリジリと一歩ずつ後退りする。しかし追っている方もジリジリと男に迫る。追われていた男が屋上の端に立ち下を見る。そして笑った。
「....ふっ。俺をこんなの所に追い込んだのが悪かったな....。責めるなら自分を責めろよ」
そして男は地に背を向けて落ちた。大粒の涙をこぼしながら.....。
ー2050年 アメリカ ニューヨークー
「ガキが舐めた口きいてんじゃねぇぞゴラァァァ!」
深夜の路地裏に大きな声が響き渡る。小さな少年を不良達が囲んでいる。
「お前は黙って俺たちの言う通りにすればいいんだよぉぉ!」
「でっ、でも...これ以上お金を持ってないし....」
少年は、怖くて下を向いている。しかし、リーダーの不良は自分の胸元から拳銃を出し、少年に向けた。
「じゃあお前はもう用済みだ。地獄に落としてやる」
リーダーの不良がトリガーを引いたその時...
「待ってやれよ」
その一言で不良チームのメンバー全員と少年が一斉に声の主の方を向いた。するとそこに立っていたのは、一人の男性だった。
「あぁ?誰だおっさん」
リーダーの不良が銃を下へ下ろした。
「通りすがりの『オジさん』だよ。さぁ、とっとと家に帰れ」
男性は冷たい目線で不良達を睨んだ。男性は、年齢が30代後半くらいで、身長がそれなりに高い....約180センチと言った所だ。そして体はかなり鍛えられていて、腰には銃が一丁。シグザウエルP226だ。
「うっせぇんだよ。ぶち殺すぞ」
リーダーの不良は銃口を男性へ向けた。しかし!
「おぉ。物騒なもの持ってるね~。...しかし、それは没収だ」
男性は腰にある銃を素早く取り、リーダーの不良の手にある銃に向かって...発泡した。
「何⁈」
見事にリーダー不良の銃に当たり、銃が下へ落ちた。それを男性
が拾った。
「はい、没収な」
「うわぁぁぁ!!」
不良達は悲鳴をあげて夜の暗闇へと逃げていった。
「はぁ、やはりニューヨークは物騒だ。....おい、お前大丈夫か?」
男性が地面に座っている少年に手を差し伸べる。その手を少年が掴み立ち上がった。
「はい。ありがとうございます。おかげで助かりました」
少年が男性に向かって深いお辞儀をした。それを見て男性は「ふふっ」と笑った。
「それは良かった。お前、名前なんていうんだ?」
「デリーです。デリー・ホーネストと言います」
「デリー...か。俺の名前はガイだ。ガイ・フリニアだ」
2人が自己紹介を終えた後...ガイもまた夜の暗闇へと消えていった
。
「フリニアさん..。本当にありがとうございました!」
デリーはガイの背中に向かって大きな声でお礼をした。
カンカンカン。廃墟になった工場の屋上に誰かが上がって行く。二人.....いや三人だ。屋上に着くと三人の足音がピタッと止まった。
「はぁ、はぁ。やっと追い詰めた」
二組のリーダーらしき男が息を切らしながら言う。
「はぁ、はぁ。.....くそっ!」
「さぁ、『あれ』の在り処を言え!」
リーダーが追われていた男に怒鳴る。とても焦っているようだ。
「ふっ。だれが言うか!あんな物がこの世の地に立ったらどうなると思う!暴走してこの国...いや、この世界が滅びるだけさ!」
「そんなことなるはずがない!さぁ、早く!」
男は、ジリジリと一歩ずつ後退りする。しかし追っている方もジリジリと男に迫る。追われていた男が屋上の端に立ち下を見る。そして笑った。
「....ふっ。俺をこんなの所に追い込んだのが悪かったな....。責めるなら自分を責めろよ」
そして男は地に背を向けて落ちた。大粒の涙をこぼしながら.....。
ー2050年 アメリカ ニューヨークー
「ガキが舐めた口きいてんじゃねぇぞゴラァァァ!」
深夜の路地裏に大きな声が響き渡る。小さな少年を不良達が囲んでいる。
「お前は黙って俺たちの言う通りにすればいいんだよぉぉ!」
「でっ、でも...これ以上お金を持ってないし....」
少年は、怖くて下を向いている。しかし、リーダーの不良は自分の胸元から拳銃を出し、少年に向けた。
「じゃあお前はもう用済みだ。地獄に落としてやる」
リーダーの不良がトリガーを引いたその時...
「待ってやれよ」
その一言で不良チームのメンバー全員と少年が一斉に声の主の方を向いた。するとそこに立っていたのは、一人の男性だった。
「あぁ?誰だおっさん」
リーダーの不良が銃を下へ下ろした。
「通りすがりの『オジさん』だよ。さぁ、とっとと家に帰れ」
男性は冷たい目線で不良達を睨んだ。男性は、年齢が30代後半くらいで、身長がそれなりに高い....約180センチと言った所だ。そして体はかなり鍛えられていて、腰には銃が一丁。シグザウエルP226だ。
「うっせぇんだよ。ぶち殺すぞ」
リーダーの不良は銃口を男性へ向けた。しかし!
「おぉ。物騒なもの持ってるね~。...しかし、それは没収だ」
男性は腰にある銃を素早く取り、リーダーの不良の手にある銃に向かって...発泡した。
「何⁈」
見事にリーダー不良の銃に当たり、銃が下へ落ちた。それを男性
が拾った。
「はい、没収な」
「うわぁぁぁ!!」
不良達は悲鳴をあげて夜の暗闇へと逃げていった。
「はぁ、やはりニューヨークは物騒だ。....おい、お前大丈夫か?」
男性が地面に座っている少年に手を差し伸べる。その手を少年が掴み立ち上がった。
「はい。ありがとうございます。おかげで助かりました」
少年が男性に向かって深いお辞儀をした。それを見て男性は「ふふっ」と笑った。
「それは良かった。お前、名前なんていうんだ?」
「デリーです。デリー・ホーネストと言います」
「デリー...か。俺の名前はガイだ。ガイ・フリニアだ」
2人が自己紹介を終えた後...ガイもまた夜の暗闇へと消えていった
。
「フリニアさん..。本当にありがとうございました!」
デリーはガイの背中に向かって大きな声でお礼をした。
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