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月季花
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春になったとはいえ、早朝の水はやはりまだ冷たい。井戸水を汲む手がかじかんで、何度も失敗を繰り返す。桶に水がなかなか溜まらなくて、焦るからよけいに失敗する。
亮はかじかむ手に息を吹きかけた。
桶の水に映る自分の影が、喬一の姿に摩り替わる。
はっきりと顔を見ることができなかったが、もし街ですれ違っても自分にはきっとわかる。そう、亮は断言できた。
しかし、彼を探しに街へ出る勇気はない。
喬一と出会ったあの日から燻っている、胸の奥の小さな火。今は小さくても、彼と会えばもっと大きなものになってしまいそうで怖いのだ。
ただの親切心で月季花まで連れてきてくれただけだと──。そう思い込もうとすればするほど想いが募る。
「いつまで水汲みをやってるんだい! 早く朝餉の準備にかかりな」
女将の叱責が二階の窓から飛んできた。
桶の水がまだ足りないと思ったものの、今はとりあえず朝餉の準備を最優先にすることにした。喬一のことを考えていただけに、女将の叱咤には心底驚いたのだ。
勝手口に入ると、何人かの娼妓が具合悪そうに座卓に突っ伏していた。
「あの、姐さんたち。どうかしたんですか?」
賄いの老婦に尋ねた。彼女は、ああ、と言って、
「最近性質の悪い風邪が流行ってるらしいからね? あの娘たちもそれを貰っちまったってヤツじゃないのかい」
「そうですか。それは大変ですね」
ちらりと娼妓たちの様子を見た。かなり辛そうである。
「まったく。どいつが貰ったのか知らないけどさ。あんたたちは稼ぐためにここにいるんだからね? それを忘れてもらっちゃ困るよ」
二階から下りてきた女将が、ぐったりとしている娼妓たちを足蹴にしながら文句を言っている。
「女将さん!」
亮は思わず止めに入った。
「姐さんたちはほんとうに辛いみたいだから、勘弁してあげてください」
それが癪に障ったようで、女将は怒りの矛先を亮に向けた。
「じゃあ、おまえが稼ぐのかい? 男のおまえが客を取るって言うのかい!」
「そんな……客を取れだなんて」
「できるのかい?」
亮はふるふると首を振った。
頭の中に喬一の姿が浮かんだものだから、更に強く首を振った。
「二度とそんな生意気な口を利いてごらん。酷い目に合わすから覚えておいで!」
激昂した女主人は手当たり次第に物を投げつける。亮は蹲り、ただひたすら謝った。
力なく自分を呼ぶ声に、亮は掃き掃除の手を止めて振り返った。
勝手口から出てきたのは、いつも自分を可愛がってくれる、しのぶだった。
彼女も例のインフルエンザというものに罹っていて、ここニ、三日とても辛そうにしていた。この病気は大変な高熱を出させるらしく、彼女は真っ赤に充血した目でこちらをみつめていた。
「しのぶ姐さん、横になっていなくちゃ」
慌てて駆け寄ると、娼妓はその身体を亮に支えてもらいながら、懐から財布を取り出し、お使いを頼まれてくれないかと言った。
「いいですよ。何をしたらいいんですか?」
「病院からお薬を貰ってきて欲しいの」
「お薬だけ? 医師に診てもらった方がいいと思いますよ?」
診察を勧める亮に、彼女は首を振って答えた。
「一昨日診察してもらっているからいいの。今日はお薬だけ」
辛そうに笑う仕草でそれが嘘であることがわかった。それでも薬だけでもあれば違うだろうと思った。
「どこの病院ですか?」
「田上クリニックっていうの」
聞き覚えのある名前にどきりとしたが、この街にはよくある苗字なのかもしれなかった。
「通りに大きな看板も出ているから、すぐにわかると思うわ」
「じゃあ、今からすぐに行ってきます。姐さんは早く休んでくださいね。お薬を貰ってきたら部屋まで持って行きますから」
しのぶから財布ごと預かると、箒を木戸のすぐ横に立てかけて駆け出した。
ここでいいと思うのだけど……。
しのぶが言ったとおり、病院の看板はみつけたが、どこにも病院らしき建物が見えなかった。
大きな看板が取り付けられた電柱の向こうには、立派な門柱とそこから始まる杉林。いったいどこに病院があるのだろうかと、亮は看板の下で右往左往していた。
ここで間違いはないはずなのに、建物がないだなんて。そんな可笑しなことがあるはずがない。
きょろきょろと辺りを見回す。やはり、この林の中を抜けるしか道はないようだ。
足早に杉林を抜けると、建物が現れた。病院と呼ぶには少し豪奢過ぎないかと思ったが、他に建物も見当たらない。
玄関口へ向かうと、確かに“田上クリニック”と書かれた洒落た表札が掲げられていて、ここで間違いないことがわかった。
中に入ると静まり返っていて、またも不安な気持ちにさせられる。
出直して来ようかと表へ出たが、辛そうな顔で見送ってくれたしのぶを思うと、できるだけ早く薬を持って帰ってあげたかった。
病院の入り口でうろうろしていると、声を掛けられた。
「患者さん? それともうちに用の人?」
亮は驚いて振り返った。声が少し喬一に似ている気がしたからだ。
「今、往診中だから診察はできないんだけど」
だが喬一ではなかった。
もう会うことはないでしょうと言っておきながら、心のどこかで会えることを期待していた。この病院の名前が田上だと知って、本当は心が躍っていた。
けれど目の前の青年は喬一ではない。
「診察なら午後からおいで」
その身を包む生成りのシャツの柔らかさにも似た笑顔を湛え、青年は優しく話しかけてきた。ふわりと香ってくる香水が、やはり喬一めいていて、思わず目の前の青年を凝視してしまう。
薄茶の色がついた眼鏡の向こうから、優しげな瞳がこちらをじっと見ていた。
あの、と亮はようやく声を出す。
「お薬を頼まれてきたんです。お願いできますか?」
青年は、ああそれなら、と言って亮を病院の中へと案内した。事情を話すと、奥で休憩していた薬剤師を呼び、薬の調合を頼んでくれた。
待っている間も、青年は寄り添うように傍らにいてくれた。
時折亮が見上げると、彼は必ず視線を合わせて微笑んだ。その視線が面映くて、亮はその度に俯く羽目になるのだが、なぜだか彼のその双眼が忘れられなかった。
優しくて温かで、見られているとなぜか安心するような不思議な感覚だった。
薬剤師から薬の調合が終わったことを告げられると、青年がそれを取りに行き、亮へと薬袋を手渡してくれた。
「はい、お薬。今度は診察においでって、必ず姐さんに伝えるんだよ、いいね?」
必ず伝えますと言って、頭を下げた。調合室にいる薬剤師にも同様だ。その丁寧さに青年が笑った。
亮が小首を傾げて不思議そうに訊く。
「なにか可笑しいですか?」
「いや。とても可愛らしいなと思って」
そう目を細めて笑う青年の視線に、思わず胸が鳴った。
「失礼します」
亮は急いで病院を出た。心臓の動きすら危うくする青年の視線は長く浴びるものではないと、心の奥が警鐘を鳴らし出した。
病院を出た今でも、扉越しに彼の視線を感じている。強いその視線は、押さえ込んでいた心の奥の小さな火に、油を注いでしまいそうで怖いと思った。
亮は駆け出していた。
早くしのぶに薬を持って行ってやりたいのもあったが、あんなに優しく感じていた青年の視線から逃れたかったからだ。心の疼きを青年の視線が煽る。喬一への募る想いを、彼の視線が淫靡で淫らな妄想へと駆り立てていく。
全身に鳥肌が立った──。
亮はかじかむ手に息を吹きかけた。
桶の水に映る自分の影が、喬一の姿に摩り替わる。
はっきりと顔を見ることができなかったが、もし街ですれ違っても自分にはきっとわかる。そう、亮は断言できた。
しかし、彼を探しに街へ出る勇気はない。
喬一と出会ったあの日から燻っている、胸の奥の小さな火。今は小さくても、彼と会えばもっと大きなものになってしまいそうで怖いのだ。
ただの親切心で月季花まで連れてきてくれただけだと──。そう思い込もうとすればするほど想いが募る。
「いつまで水汲みをやってるんだい! 早く朝餉の準備にかかりな」
女将の叱責が二階の窓から飛んできた。
桶の水がまだ足りないと思ったものの、今はとりあえず朝餉の準備を最優先にすることにした。喬一のことを考えていただけに、女将の叱咤には心底驚いたのだ。
勝手口に入ると、何人かの娼妓が具合悪そうに座卓に突っ伏していた。
「あの、姐さんたち。どうかしたんですか?」
賄いの老婦に尋ねた。彼女は、ああ、と言って、
「最近性質の悪い風邪が流行ってるらしいからね? あの娘たちもそれを貰っちまったってヤツじゃないのかい」
「そうですか。それは大変ですね」
ちらりと娼妓たちの様子を見た。かなり辛そうである。
「まったく。どいつが貰ったのか知らないけどさ。あんたたちは稼ぐためにここにいるんだからね? それを忘れてもらっちゃ困るよ」
二階から下りてきた女将が、ぐったりとしている娼妓たちを足蹴にしながら文句を言っている。
「女将さん!」
亮は思わず止めに入った。
「姐さんたちはほんとうに辛いみたいだから、勘弁してあげてください」
それが癪に障ったようで、女将は怒りの矛先を亮に向けた。
「じゃあ、おまえが稼ぐのかい? 男のおまえが客を取るって言うのかい!」
「そんな……客を取れだなんて」
「できるのかい?」
亮はふるふると首を振った。
頭の中に喬一の姿が浮かんだものだから、更に強く首を振った。
「二度とそんな生意気な口を利いてごらん。酷い目に合わすから覚えておいで!」
激昂した女主人は手当たり次第に物を投げつける。亮は蹲り、ただひたすら謝った。
力なく自分を呼ぶ声に、亮は掃き掃除の手を止めて振り返った。
勝手口から出てきたのは、いつも自分を可愛がってくれる、しのぶだった。
彼女も例のインフルエンザというものに罹っていて、ここニ、三日とても辛そうにしていた。この病気は大変な高熱を出させるらしく、彼女は真っ赤に充血した目でこちらをみつめていた。
「しのぶ姐さん、横になっていなくちゃ」
慌てて駆け寄ると、娼妓はその身体を亮に支えてもらいながら、懐から財布を取り出し、お使いを頼まれてくれないかと言った。
「いいですよ。何をしたらいいんですか?」
「病院からお薬を貰ってきて欲しいの」
「お薬だけ? 医師に診てもらった方がいいと思いますよ?」
診察を勧める亮に、彼女は首を振って答えた。
「一昨日診察してもらっているからいいの。今日はお薬だけ」
辛そうに笑う仕草でそれが嘘であることがわかった。それでも薬だけでもあれば違うだろうと思った。
「どこの病院ですか?」
「田上クリニックっていうの」
聞き覚えのある名前にどきりとしたが、この街にはよくある苗字なのかもしれなかった。
「通りに大きな看板も出ているから、すぐにわかると思うわ」
「じゃあ、今からすぐに行ってきます。姐さんは早く休んでくださいね。お薬を貰ってきたら部屋まで持って行きますから」
しのぶから財布ごと預かると、箒を木戸のすぐ横に立てかけて駆け出した。
ここでいいと思うのだけど……。
しのぶが言ったとおり、病院の看板はみつけたが、どこにも病院らしき建物が見えなかった。
大きな看板が取り付けられた電柱の向こうには、立派な門柱とそこから始まる杉林。いったいどこに病院があるのだろうかと、亮は看板の下で右往左往していた。
ここで間違いはないはずなのに、建物がないだなんて。そんな可笑しなことがあるはずがない。
きょろきょろと辺りを見回す。やはり、この林の中を抜けるしか道はないようだ。
足早に杉林を抜けると、建物が現れた。病院と呼ぶには少し豪奢過ぎないかと思ったが、他に建物も見当たらない。
玄関口へ向かうと、確かに“田上クリニック”と書かれた洒落た表札が掲げられていて、ここで間違いないことがわかった。
中に入ると静まり返っていて、またも不安な気持ちにさせられる。
出直して来ようかと表へ出たが、辛そうな顔で見送ってくれたしのぶを思うと、できるだけ早く薬を持って帰ってあげたかった。
病院の入り口でうろうろしていると、声を掛けられた。
「患者さん? それともうちに用の人?」
亮は驚いて振り返った。声が少し喬一に似ている気がしたからだ。
「今、往診中だから診察はできないんだけど」
だが喬一ではなかった。
もう会うことはないでしょうと言っておきながら、心のどこかで会えることを期待していた。この病院の名前が田上だと知って、本当は心が躍っていた。
けれど目の前の青年は喬一ではない。
「診察なら午後からおいで」
その身を包む生成りのシャツの柔らかさにも似た笑顔を湛え、青年は優しく話しかけてきた。ふわりと香ってくる香水が、やはり喬一めいていて、思わず目の前の青年を凝視してしまう。
薄茶の色がついた眼鏡の向こうから、優しげな瞳がこちらをじっと見ていた。
あの、と亮はようやく声を出す。
「お薬を頼まれてきたんです。お願いできますか?」
青年は、ああそれなら、と言って亮を病院の中へと案内した。事情を話すと、奥で休憩していた薬剤師を呼び、薬の調合を頼んでくれた。
待っている間も、青年は寄り添うように傍らにいてくれた。
時折亮が見上げると、彼は必ず視線を合わせて微笑んだ。その視線が面映くて、亮はその度に俯く羽目になるのだが、なぜだか彼のその双眼が忘れられなかった。
優しくて温かで、見られているとなぜか安心するような不思議な感覚だった。
薬剤師から薬の調合が終わったことを告げられると、青年がそれを取りに行き、亮へと薬袋を手渡してくれた。
「はい、お薬。今度は診察においでって、必ず姐さんに伝えるんだよ、いいね?」
必ず伝えますと言って、頭を下げた。調合室にいる薬剤師にも同様だ。その丁寧さに青年が笑った。
亮が小首を傾げて不思議そうに訊く。
「なにか可笑しいですか?」
「いや。とても可愛らしいなと思って」
そう目を細めて笑う青年の視線に、思わず胸が鳴った。
「失礼します」
亮は急いで病院を出た。心臓の動きすら危うくする青年の視線は長く浴びるものではないと、心の奥が警鐘を鳴らし出した。
病院を出た今でも、扉越しに彼の視線を感じている。強いその視線は、押さえ込んでいた心の奥の小さな火に、油を注いでしまいそうで怖いと思った。
亮は駆け出していた。
早くしのぶに薬を持って行ってやりたいのもあったが、あんなに優しく感じていた青年の視線から逃れたかったからだ。心の疼きを青年の視線が煽る。喬一への募る想いを、彼の視線が淫靡で淫らな妄想へと駆り立てていく。
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