僕が僕を許せる日まで

星夜るな

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「ねえねえ、君って外部生だよね。僕は、白鳥、藍(しらとり らん)よろくしね。こっちは、双子の弟の慎(しん)だよ。呼び捨てでいいからね。」
 と話しかけてくれた。藍は、金髪で髪を左に上げている。目は茶色だった。慎は茶髪で眼鏡をかけている。目は、黄色ぽい目できれいだと思った。話を聞くと二人の父の方がイギリス人だと教えてくれた。藍はスポーツができそうで、慎は勉強ができそうだと勝手に思った。慎は一言『よろしく。』と挨拶してくれた。こんなに早く話しかけてくれんなんて思わなかったからビックリと嬉しさで胸がいっぱいになった。
 「えっと、よろしく?僕の名前は、星川せ‥。じゃなくて天川清です。はじめましてです。」
 と慌ててしまったので変な自己紹介になってしまった。すると、藍が笑いながら、
 「なんで、疑問系に、敬語。ため口でいいよ。というか清って天川家なんだね。すごい名家の生まれじゃん。」
 「そうなんですか。じゃなくて、そうなんだ。」
 そう答えると、慎が、
 「知らないのか。天川家というと、権力、財産地位が確立している名家だぞ。ちなみに、天川家に並ぶ家が俺たちの家、白鳥家ともう一つしかない。だから、もしかするとクラスの中にも、利用しようとする奴がいるかもしれないから気をつけろよ。」
 と言ってくれた。嬉しかった。心配してくれる人ができたことが…。
 「うん。」
 と元気よく返事をすると、今度は、慎も一緒に笑った。
 「素直すぎない。心配になってきたよ。」
 「俺も同じ気持ちになってきた。」
 「ところで、清。一緒に帰らない。」
 と藍が誘ってくれた。ハッとして時計を見た。
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