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王国騎士団篇
第10話 決着
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私、神撫・櫻井は7年の時を経て、両親を殺した宿敵の前にいた。奴は相変わらずの憎たらしい微笑を醜い顔に浮かべて郎党を連れていた。
「親を殺されただけで他人まで巻き込んで復讐に来るだなって、やってることが低俗ったらありませんね」
「お前に言われる筋合いはない。さっさと終わらせてやる」
「終わってしまうのはどっちが先か分からないぞ、小娘」
「さあ、かかってこい!!」
そして私たちは剣を力いっぱいにぶつけ合った。しかし、仲間を誰1人自分に連いて来させなかった私には後ろから敵方の郎党が。私は、敵を殺すことに対するためらいを捨てた。
「『既に屍なる貴様らに更なる死を与えよう。【残念だ、何も残らない】』!!」
敵方の郎党の返り血を浴びたが、それでも表情を変えずに平然としている私に、愚王は言い放った。
「よもや自分の欲を満たす為ならば誰の命も奪おうというのか。その残忍かつ極悪非道な行い、フェリエ国王として断罪してくれよう!」
「ならば問う。貴様はなぜ男尊女卑などといった下劣な思考を持っているのだ?」
「そ、それは…、せ、先代が悪いんだ!!」
「ならば、今までに先代が悪いと思ったことはあるか?もしあるのなら少しでも撤廃しようとしたはずだ!それに…、貴様自身が男尊女卑をやっているのは私の母が殺されたことで十分な証明になっている!」
「うるさい、うるさぁぁぁぁい!!!貴様らがどれほどに愚かしいか今この場で思い知らせてやる!『破壊神よ、今我に敵を殲滅する力与えたまえ。創造神よ、敵滅びし地に新たな生命の誕生を叶えたまえ。【敵勝無常】』!!!」
「もう、私たちは負けない。『【悪、桜吹雪とともに散れ】』」
私と愚王は互いに全力をぶつけた。視界では赤、緑、黄色、白などの様々な色が行き交った。
視界の激しい痛みを感じた頃、私は激しい痛みを感じて目を開けた。
左腕が無残なまでに削げ、鮮血が噴出していた
愚王の方は、右腕が完全に消し飛び、体中から大量出血し、顔は真っ赤に血塗られていた。
「何故だ!?何故貴様の方が軽傷なのだ!?解せぬ!」
「その理由は私にも分からない。ただ、貴様が殺した母が守ってくれたのかも知れない」
「そんなことは有り得ぬ!俺は信じないぞ」
「もしかしたら、近くに母がいるかもしれないぞ。見回してみろ」
すると、すぐに奴の顔は真っ青に変わった。私も周りを見回してみると、すぐにお母さんは見つかった。奴に憎悪を煮え滾らせ、怨念を体からあふれかえしているお母さんが。
「お母さん、止めをお願い」
お母さんはそのまま奴に近づいていった。
「ひ、ひぃぃぃぃ!?」
お母さんは奴に無駄な仕返しをするわけでもなく、奴の肩にポンと手を置いた。
奴は白目をひん剝いて口から泡を吹いて気絶した。いや、多分死んだ。
「お母さん…」
<神撫、ここまでしなくてもよかったのに。お母さん、神撫が死んじゃわないか心配だったんだからね?>
「お母さん…。会いたかった、会いたかったよぉ!!」
私は、久しぶりに泣いた。お母さんは霊体として完全な状態で顕現できているわけじゃないらしく、その透ける体で私を抱きしめてくれた。感触はなかったけど、その温かさは分かった。
「神撫、そっちも終わったみたいだね」
「幸那…。あれ?その横の女性は?」
「姉さんだよ。何か、催眠術かけられてこの国の女王に成り代わってたみたいなんだ」
「そっか。私も、お母さんが守ってくれたおかげでね…」
「あれ~?今までは母呼びだったのになぁ~?」
「い、いいじゃない、それくらい!」
「こっちも終わってんぞ」
「一件落着かな」
「人間って意外と弱いモンだね」
「本当に国の軍隊だったのかな?」
「リリー、藤九郎、マグネ、ティオール、それにみんなも。お疲れ様、そして、今まで私について来てくれてありがとう。これからは報酬だけ渡したら自由に…」
「神撫、これからも私は神撫について行くよ」
「オレも一応、お前の幼なじみだからな」
「儂も主がついて行くのならば将軍様にご同行致します」
「吾輩も未だ神撫にシンパシーを感じているからな!」
「私も、一族ともどもついて行きます!」
「ありがとう、みんな。なら、お願いがある。もう王が死んだこの国には治める者がいない。そこで、この国の新しい国家を立ち上げたいと思って…」
「人間の分際でそんなことをされては困る。我が名はリベセント。伝説の吸血鬼君主だ!跪け、そして怯えろ人間ども!!」
「君、ここは危ない。そんな冗談を言ってずにお母さんのところへ…」
「あー!!我の覇気が感じられるはずなのに何故そんなことが言えるのだ!?こうなったら、力で教えてやるるかない!!『鮮血の滾るこの大地――」
「待て!?その詠唱、本当にリベセントなのか!?」
「おっと、この詠唱を知っているのか?まぁ、知っていたところで消費する魔力量が膨大すぎて人間ごときでは使うことなど不可能だが…」
「『鮮血の滾るこの大地、呑み干せば快楽なり。【吸血剣スーゲルブロード】』。へぇ、これが実物のスーゲルブロードか。なかなか使いやすそうだな」
「何故人間ごときにそれが使える!?それは心臓が2つは無いと確実に失敗して死ぬはず…」
「何で私がこれを作れたかなんて知らない。きっと何かあるんだろう」
「なら1つ問う。貴様は粒子分解の魔法を受けたことがあるか?」
「あるけど、それが?」
「それで生きているということは、熾天使か吸血族のどちらかで確定だ」
「わ、私が、人間で無いだと!?虚言を吐くな!!」
「おいおい、切りかかってくるでない」
「お前はかつて、多くの人間を苦しませた!私が今お前を断罪する理由はそれだけで十分だ!」
「我も吸血族の早い復興を目指す為にはこの土地が必要だ。本気で相手してやろう。『蒼白たる炎輝きし天、燃え尽きれば苦なり。【蒼炎剣ブローフラム】』。さあ、決闘と行こうか!」
そして私は人間の代表として闘ったが、相手は桁違いの強さの上、こちらは片腕を負傷ぢていたから勝てるはずもなく蹴飛ばされた。
「貴様の様に強い人間…、いや、吸血族にむざむざと死なれては困る」
「何故だ?」
「我が部下を殺した堕天使ルシファーと72柱の魔神たちを討伐してもらいたいからだ」
「私は利用されるつもりは無い」
「まあ、どの道ルシファーは生きていく上で避けて通れないものと思え」
そう言い残すと、リベセントはどこかへ消えていった。
「よし、みんな。これからはこの国で新しい国家を立ち上げてこの世界を平和にしよう!」
「「「「「「「はい、国王!」」」」」」」
こうして、長い歴史を誇る帝国が滅び、新しい国が生まれたのであった。
続く 次回からは新章『日本神話篇』、お楽しみに!
※明日(12/29)までにキャラ紹介大量入荷
「親を殺されただけで他人まで巻き込んで復讐に来るだなって、やってることが低俗ったらありませんね」
「お前に言われる筋合いはない。さっさと終わらせてやる」
「終わってしまうのはどっちが先か分からないぞ、小娘」
「さあ、かかってこい!!」
そして私たちは剣を力いっぱいにぶつけ合った。しかし、仲間を誰1人自分に連いて来させなかった私には後ろから敵方の郎党が。私は、敵を殺すことに対するためらいを捨てた。
「『既に屍なる貴様らに更なる死を与えよう。【残念だ、何も残らない】』!!」
敵方の郎党の返り血を浴びたが、それでも表情を変えずに平然としている私に、愚王は言い放った。
「よもや自分の欲を満たす為ならば誰の命も奪おうというのか。その残忍かつ極悪非道な行い、フェリエ国王として断罪してくれよう!」
「ならば問う。貴様はなぜ男尊女卑などといった下劣な思考を持っているのだ?」
「そ、それは…、せ、先代が悪いんだ!!」
「ならば、今までに先代が悪いと思ったことはあるか?もしあるのなら少しでも撤廃しようとしたはずだ!それに…、貴様自身が男尊女卑をやっているのは私の母が殺されたことで十分な証明になっている!」
「うるさい、うるさぁぁぁぁい!!!貴様らがどれほどに愚かしいか今この場で思い知らせてやる!『破壊神よ、今我に敵を殲滅する力与えたまえ。創造神よ、敵滅びし地に新たな生命の誕生を叶えたまえ。【敵勝無常】』!!!」
「もう、私たちは負けない。『【悪、桜吹雪とともに散れ】』」
私と愚王は互いに全力をぶつけた。視界では赤、緑、黄色、白などの様々な色が行き交った。
視界の激しい痛みを感じた頃、私は激しい痛みを感じて目を開けた。
左腕が無残なまでに削げ、鮮血が噴出していた
愚王の方は、右腕が完全に消し飛び、体中から大量出血し、顔は真っ赤に血塗られていた。
「何故だ!?何故貴様の方が軽傷なのだ!?解せぬ!」
「その理由は私にも分からない。ただ、貴様が殺した母が守ってくれたのかも知れない」
「そんなことは有り得ぬ!俺は信じないぞ」
「もしかしたら、近くに母がいるかもしれないぞ。見回してみろ」
すると、すぐに奴の顔は真っ青に変わった。私も周りを見回してみると、すぐにお母さんは見つかった。奴に憎悪を煮え滾らせ、怨念を体からあふれかえしているお母さんが。
「お母さん、止めをお願い」
お母さんはそのまま奴に近づいていった。
「ひ、ひぃぃぃぃ!?」
お母さんは奴に無駄な仕返しをするわけでもなく、奴の肩にポンと手を置いた。
奴は白目をひん剝いて口から泡を吹いて気絶した。いや、多分死んだ。
「お母さん…」
<神撫、ここまでしなくてもよかったのに。お母さん、神撫が死んじゃわないか心配だったんだからね?>
「お母さん…。会いたかった、会いたかったよぉ!!」
私は、久しぶりに泣いた。お母さんは霊体として完全な状態で顕現できているわけじゃないらしく、その透ける体で私を抱きしめてくれた。感触はなかったけど、その温かさは分かった。
「神撫、そっちも終わったみたいだね」
「幸那…。あれ?その横の女性は?」
「姉さんだよ。何か、催眠術かけられてこの国の女王に成り代わってたみたいなんだ」
「そっか。私も、お母さんが守ってくれたおかげでね…」
「あれ~?今までは母呼びだったのになぁ~?」
「い、いいじゃない、それくらい!」
「こっちも終わってんぞ」
「一件落着かな」
「人間って意外と弱いモンだね」
「本当に国の軍隊だったのかな?」
「リリー、藤九郎、マグネ、ティオール、それにみんなも。お疲れ様、そして、今まで私について来てくれてありがとう。これからは報酬だけ渡したら自由に…」
「神撫、これからも私は神撫について行くよ」
「オレも一応、お前の幼なじみだからな」
「儂も主がついて行くのならば将軍様にご同行致します」
「吾輩も未だ神撫にシンパシーを感じているからな!」
「私も、一族ともどもついて行きます!」
「ありがとう、みんな。なら、お願いがある。もう王が死んだこの国には治める者がいない。そこで、この国の新しい国家を立ち上げたいと思って…」
「人間の分際でそんなことをされては困る。我が名はリベセント。伝説の吸血鬼君主だ!跪け、そして怯えろ人間ども!!」
「君、ここは危ない。そんな冗談を言ってずにお母さんのところへ…」
「あー!!我の覇気が感じられるはずなのに何故そんなことが言えるのだ!?こうなったら、力で教えてやるるかない!!『鮮血の滾るこの大地――」
「待て!?その詠唱、本当にリベセントなのか!?」
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「我も吸血族の早い復興を目指す為にはこの土地が必要だ。本気で相手してやろう。『蒼白たる炎輝きし天、燃え尽きれば苦なり。【蒼炎剣ブローフラム】』。さあ、決闘と行こうか!」
そして私は人間の代表として闘ったが、相手は桁違いの強さの上、こちらは片腕を負傷ぢていたから勝てるはずもなく蹴飛ばされた。
「貴様の様に強い人間…、いや、吸血族にむざむざと死なれては困る」
「何故だ?」
「我が部下を殺した堕天使ルシファーと72柱の魔神たちを討伐してもらいたいからだ」
「私は利用されるつもりは無い」
「まあ、どの道ルシファーは生きていく上で避けて通れないものと思え」
そう言い残すと、リベセントはどこかへ消えていった。
「よし、みんな。これからはこの国で新しい国家を立ち上げてこの世界を平和にしよう!」
「「「「「「「はい、国王!」」」」」」」
こうして、長い歴史を誇る帝国が滅び、新しい国が生まれたのであった。
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