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水の国編
灼熱の魔拳
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ロールはセシリアに促され、燃え盛る診療所へ向かった。
アルフィスを助けなければと涙目で直線距離を走る。
診療所にたどり着いたロールはとにかく早くこの炎を消さんと水の魔法の詠唱を始めた。
「み、水よ……癒しの雨を……」
詠唱が完了する瞬間だった。
燃える診療所の入り口からアルフィスが気絶している医者のマルスを脇に抱えて歩いて出て来た。
「ア、アルフィス……な、なんで燃えてないんだ?」
「あのクソ野郎……」
唖然としているロール。
アルフィスはロールの横に抱えていたマルスを落とした。
アルフィスは完全キレているのか、全くロールの言葉が耳に入ってこない。
「複合魔法・下級魔法強化……」
その言葉と同時にアルフィスが立つ場所に魔法陣が出て、すぐに消える。
いつもならこれで補助魔法付与は完了しているが、今回は様子が違った。
アルフィスが手につけたグローブが診療所を包んでいた炎を吸収していた。
診療所の火事は収まり、アルフィスのグローブに描かれた魔法陣が赤くなる。
それと同時にアルフィスの髪と目の色が赤くなり、体全体からオーラを放ち始めた。
そのオーラは炎のようで、グローブからはハッキリとした炎が上がっていた。
「総帥から貰ったグローブ……一体どういう仕組みなんだ……?」
ロールは戸惑っていた。
炎を吸収する魔法具なんて聞いたことがない。
さらにアルフィスは周りで燃え盛っていた民家の炎も吸収し、さらに大きい炎のオーラを放った。
その瞬間、アルフィスはその場から消え、ジレンマまで一直線の距離を走る。
そのスピードは目には見えず、ただ地面には一本の炎が走るだけだった。
ほんの数秒でジレンマに辿り着くと、炎を身に纏ったアルフィスはジャンプ右ストレートを打った。
ジレンマもそれに反応して右ストレートを打ち、"拳"と"拳"がぶつかった。
その衝撃はジレンマが立つ地面を割り、さらに熱波が広がったことで周りの家屋の窓ガラスが次々に割れた。
「こいつ、なんという闘気……!!」
「なめてんじゃねぇぞ!!てめぇ!!」
アルフィスの炎を纏った高温の拳はジレンマの拳をジリジリと上腕全て焼いた。
そしてアルフィスはその拳を振り抜くと、ジレンマは後ろに仰け反った。
アルフィスは着地した瞬間、一気にゼロ距離まで間合いを詰め、今度は左のストレートをジレンマの胸に打ち込んだ。
ズドンという轟音が周りに響き、さらに熱波が周囲に広がる。
その左手のグローブも炎を纏い、ジレンマの胸を一気に燃やした。
「これで死んどけ!!」
「ぐぅ!!」
アルフィスが左手を振り抜くとジレンマは10メートルほど吹き飛ばされ地面に転がった。
倒れるジレンマの体からは炎が上がる。
「ハァハァハァ……」
アルフィスは息切れ寸前だったが、全く苦しくはなかった。
テンペストの状態は何秒かで解除しないと倒れるはずが、まだ余裕だ。
アルフィスは炎で包まれた漆黒のグローブを見る。
「余裕でテンペストの状態でいれる……このグローブは一体なんなんだ……?」
アルフィスはグローブに気を取られていたが、数メートル先でもぞもぞと動くものがあった。
それは燃えるジレンマだった。
燃えながら立ち上がり、ジーンズの右ポケットに手を入れ何かを取り出し、それを握りつぶした。
するとジレンマの頭上からバケツをこぼしたような大量の水が一気に降り体の炎を消した。
ジレンマの体は所々火傷を負っているが、平然としている。
その姿にアルフィスは驚く。
今のパンチは完全にクリーンヒットしていた。
骨も砕いたし、さらに火炎のおまけつきだ。
「な、なんだと……あれを食らって起き上がるなんて……補助魔法でも入れてるのか?」
ジレンマはアルフィスを見て笑みをこぼした。
「お前、魔法使いか?インファイターの魔法使いとは戦ったことがないな。それにそのグローブは"黒獅子のグローブ"か」
「黒獅子のグローブだと?」
「何も知らずに使ってたのか?戦いにおいての天賦の才か……そのグローブは百年ほど前に、大賢者シリウスと聖騎士リューネが討伐した大魔獣・黒獅子の皮と竜骨の粉末で作られたグローブ」
リヴォルグからはグローブについては何の説明も無く、まさか敵から教わるとは思ってなかったアルフィスは困惑していた。
「別名エレメント・イーター。使い手の属性、地水火風のいずれかの四大元素を喰らい、それを纏って力にするアーティファクト。まさかこんなガキが使い手とは……」
アルフィスはなんか凄いものをもらったのではないかと再度、困惑する。
さらにアルフィスはこのグローブの能力は恐らくそれだけではないだろとも思った。
「まぁ、俺が持ってても意味はないからどうでもいい。おっと、そろそろ時間だな……ここで帰らせてもらうよ」
そう言って、ジレンマはロングコートの右ポケットとジーンズの左ポケットに手を入れて何かを取り出した。
右手に持っていたのは緑色の石、左手に持っているのは茶色の石だった。
「てめぇ!逃すか!」
アルフィスは瞬間移動でジレンマとの距離を一気に縮めた。
アルフィスが右ストレートモーションに入っている時だった、ジレンマが左拳で地面を殴ると目の前に畳ほどの土壁が現れた。
アルフィスの拳はその土壁を殴っていた。
拳の衝撃と熱は土壁に伝わるが、右腕が伸び切る前に殴ったためかヒビが入る程度だった。
ジレンマは右ストレートで土壁をアルフィスの逆側から殴ると、土壁が割れて一気に暴風が吹き荒れ、アルフィスは吹き飛ばされる。
さらに土壁のが粉々になったことで砂嵐を起こしていた。
「お前とはまた会える気がするな少年。今度会ったら死ぬまでやろう」
視界が遮られた状態でアルフィスはジレンマを
完全に見失ってしまった。
砂嵐が止んだと同時にアルフィスは魔法を解除した。
アルフィスの体には異常は無かった。
髪と目の色が黒く戻り、全身のオーラとグローブに纏っていた炎が消える。
グローブに描かれた魔法陣は白に戻っていた。
その後すぐに水の国の軍がこの村に救援に来た。
アルフィスを助けなければと涙目で直線距離を走る。
診療所にたどり着いたロールはとにかく早くこの炎を消さんと水の魔法の詠唱を始めた。
「み、水よ……癒しの雨を……」
詠唱が完了する瞬間だった。
燃える診療所の入り口からアルフィスが気絶している医者のマルスを脇に抱えて歩いて出て来た。
「ア、アルフィス……な、なんで燃えてないんだ?」
「あのクソ野郎……」
唖然としているロール。
アルフィスはロールの横に抱えていたマルスを落とした。
アルフィスは完全キレているのか、全くロールの言葉が耳に入ってこない。
「複合魔法・下級魔法強化……」
その言葉と同時にアルフィスが立つ場所に魔法陣が出て、すぐに消える。
いつもならこれで補助魔法付与は完了しているが、今回は様子が違った。
アルフィスが手につけたグローブが診療所を包んでいた炎を吸収していた。
診療所の火事は収まり、アルフィスのグローブに描かれた魔法陣が赤くなる。
それと同時にアルフィスの髪と目の色が赤くなり、体全体からオーラを放ち始めた。
そのオーラは炎のようで、グローブからはハッキリとした炎が上がっていた。
「総帥から貰ったグローブ……一体どういう仕組みなんだ……?」
ロールは戸惑っていた。
炎を吸収する魔法具なんて聞いたことがない。
さらにアルフィスは周りで燃え盛っていた民家の炎も吸収し、さらに大きい炎のオーラを放った。
その瞬間、アルフィスはその場から消え、ジレンマまで一直線の距離を走る。
そのスピードは目には見えず、ただ地面には一本の炎が走るだけだった。
ほんの数秒でジレンマに辿り着くと、炎を身に纏ったアルフィスはジャンプ右ストレートを打った。
ジレンマもそれに反応して右ストレートを打ち、"拳"と"拳"がぶつかった。
その衝撃はジレンマが立つ地面を割り、さらに熱波が広がったことで周りの家屋の窓ガラスが次々に割れた。
「こいつ、なんという闘気……!!」
「なめてんじゃねぇぞ!!てめぇ!!」
アルフィスの炎を纏った高温の拳はジレンマの拳をジリジリと上腕全て焼いた。
そしてアルフィスはその拳を振り抜くと、ジレンマは後ろに仰け反った。
アルフィスは着地した瞬間、一気にゼロ距離まで間合いを詰め、今度は左のストレートをジレンマの胸に打ち込んだ。
ズドンという轟音が周りに響き、さらに熱波が周囲に広がる。
その左手のグローブも炎を纏い、ジレンマの胸を一気に燃やした。
「これで死んどけ!!」
「ぐぅ!!」
アルフィスが左手を振り抜くとジレンマは10メートルほど吹き飛ばされ地面に転がった。
倒れるジレンマの体からは炎が上がる。
「ハァハァハァ……」
アルフィスは息切れ寸前だったが、全く苦しくはなかった。
テンペストの状態は何秒かで解除しないと倒れるはずが、まだ余裕だ。
アルフィスは炎で包まれた漆黒のグローブを見る。
「余裕でテンペストの状態でいれる……このグローブは一体なんなんだ……?」
アルフィスはグローブに気を取られていたが、数メートル先でもぞもぞと動くものがあった。
それは燃えるジレンマだった。
燃えながら立ち上がり、ジーンズの右ポケットに手を入れ何かを取り出し、それを握りつぶした。
するとジレンマの頭上からバケツをこぼしたような大量の水が一気に降り体の炎を消した。
ジレンマの体は所々火傷を負っているが、平然としている。
その姿にアルフィスは驚く。
今のパンチは完全にクリーンヒットしていた。
骨も砕いたし、さらに火炎のおまけつきだ。
「な、なんだと……あれを食らって起き上がるなんて……補助魔法でも入れてるのか?」
ジレンマはアルフィスを見て笑みをこぼした。
「お前、魔法使いか?インファイターの魔法使いとは戦ったことがないな。それにそのグローブは"黒獅子のグローブ"か」
「黒獅子のグローブだと?」
「何も知らずに使ってたのか?戦いにおいての天賦の才か……そのグローブは百年ほど前に、大賢者シリウスと聖騎士リューネが討伐した大魔獣・黒獅子の皮と竜骨の粉末で作られたグローブ」
リヴォルグからはグローブについては何の説明も無く、まさか敵から教わるとは思ってなかったアルフィスは困惑していた。
「別名エレメント・イーター。使い手の属性、地水火風のいずれかの四大元素を喰らい、それを纏って力にするアーティファクト。まさかこんなガキが使い手とは……」
アルフィスはなんか凄いものをもらったのではないかと再度、困惑する。
さらにアルフィスはこのグローブの能力は恐らくそれだけではないだろとも思った。
「まぁ、俺が持ってても意味はないからどうでもいい。おっと、そろそろ時間だな……ここで帰らせてもらうよ」
そう言って、ジレンマはロングコートの右ポケットとジーンズの左ポケットに手を入れて何かを取り出した。
右手に持っていたのは緑色の石、左手に持っているのは茶色の石だった。
「てめぇ!逃すか!」
アルフィスは瞬間移動でジレンマとの距離を一気に縮めた。
アルフィスが右ストレートモーションに入っている時だった、ジレンマが左拳で地面を殴ると目の前に畳ほどの土壁が現れた。
アルフィスの拳はその土壁を殴っていた。
拳の衝撃と熱は土壁に伝わるが、右腕が伸び切る前に殴ったためかヒビが入る程度だった。
ジレンマは右ストレートで土壁をアルフィスの逆側から殴ると、土壁が割れて一気に暴風が吹き荒れ、アルフィスは吹き飛ばされる。
さらに土壁のが粉々になったことで砂嵐を起こしていた。
「お前とはまた会える気がするな少年。今度会ったら死ぬまでやろう」
視界が遮られた状態でアルフィスはジレンマを
完全に見失ってしまった。
砂嵐が止んだと同時にアルフィスは魔法を解除した。
アルフィスの体には異常は無かった。
髪と目の色が黒く戻り、全身のオーラとグローブに纏っていた炎が消える。
グローブに描かれた魔法陣は白に戻っていた。
その後すぐに水の国の軍がこの村に救援に来た。
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