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第九章
第七話 変異したモンスター
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「このピッグコングは通常のやつではない! 突然変異した変異種だ!」
目の前のモンスターは通常ではない。何らかの理由で突然変異を起こした変異種であることを知り、額から冷や汗が流れる。
こいつは危険だ。絶対に討伐しないと様々なモンスターに影響を与えるかもしれない。
思考を巡らせていると、やつは俺に背を向ける。
モンスターのモーションを見て、後方に跳躍する。
間隔を開けてピッグコングが放屁をした瞬間に風を巻き起こそう。
対策を考えていると、やつは尻からガスを噴き出す。そして直ぐに身を翻して口から炎を吐き出した。
その瞬間、ガスに引火して爆発が発生した。
爆風が俺を襲い、吹き飛ばされる。
地面に激突する前に受身を取り、直撃を避けた。
「リュシアンさん大丈夫ですか!」
「リュシアン返事して!」
二人の心配する声が聞こえる。だけどエリーザ姫の声だけは聞こえない。彼女は無事なのか。
「俺は大丈夫だ! それよりもエリーザ姫は!」
「だ、大丈夫……ですわ。少々煙を吸ってしまっただけ……ですので。ゴホッゴホッ」
エリーザ姫が煙を吸ってしまった。早くこいつの討伐を終えて医者に診て貰わないと。
風の属性玉の力を使い、周辺に風を起こして煙を吹き飛ばす。
『ブホホ、ブホホ、ブホホ』
攻撃を受けた俺たちを見て調子に乗っているのか、やつは両手を上げて頭の上で手を叩く。
モンスターのくせに挑発しやがって。
ピッグコングを睨むも、ここで頭に血を昇らせる訳にはいかない。ここは冷静になってやつを倒す方法を考えよう。
一番危険なのは、やつが放屁をした直後に炎を吐いて引火させることだ。さすがに尻に得物を突き刺して栓をするようなことはしたくない。そんなことをしては、この太刀は二度と使わなくなるだろう。
そうなると火炎を吐く前に口を封じる必要があるな。
氷の属性玉を持っていれば、簡単にやつの口を封じることができる。だけどそんなものは持っていない。
色々と思考を巡らせてみるも、いいアイディアが思いつかない。
こうなっては、別の方法を用いるしかないな。一応俺の持つ属性玉で何とかなりそうだけど、うまく行くかは蓋を開けてのお楽しみだ。
作戦を考えているとピッグコングは四足歩行で走り、俺に接近して来る。
だが、スタミナ切れを起こしていたからか途中で転んでしまった。
攻撃のチャンスだ。
そう判断したが、俺の思うような展開にはならなかった。やつは転んだまま横になって転がってくる。
転倒を利用して次の攻撃に繋げてくるとはな。モンスターのくせに少しは知能がありやがる。
やつが接近する中、横に跳躍して躱す。
ピッグコングはそのまま転がり続け、五番エリアに移動した。
「リュシアンさん!」
ユリヤが声をかけ、みんなが集まって来る。
「やつは五番エリアに移動した。急いで追いかけよう」
俺たちはモンスターを追いかける。
五番エリアは洞窟になっており、周辺にはガラクタが散乱していた。
ピッグコングを見つけるが、やつは首を左右に振って周辺を警戒していた。
そして周辺に敵がいないことを確認すると、やつは仰向けの状態で地面に横になる。
どうやらここがあのモンスターの塒のようだな。
「寝やがったか」
「リュシアンさん。体力を回復される前に早く叩き起こさないと!」
「分かっている。だけど普通に攻撃しても倒すことはできない」
普通に叩き切って起こしたとしても、睡眠を邪魔されたモンスターは暴れ出す。エリーザ姫のことを考えても、一撃で仕留める方法を模索するべきだ。
何かないか。一撃で大ダメージを与えそうなものは。
思考を巡らせて過去の記憶を頼りに、ヒントを得ようとする。するとピッグコングが放屁と炎を組み合わせて爆発を起こした映像が蘇った。
そうだ。もしあそこにあるガラクタの中に材料があれば、あれが作れる。
「今から作戦を言う。協力してくれ」
三人に作戦を言うと彼女たちは無言で頷く。そして手分けして素材になるものを探した。
ガラクタの山の中から必要なものを探す。すると細い糸に木箱と火薬を発見することができた。
やった! 今日の俺は付いているみたいだ。こんなに都合良く爆弾の材料が落ちているなんて。
「みんな! 必要な素材は見つかった! 今からクラフト作業に入る! やつが起きそうになったら教えてくれ」
彼女たちに素材となるアイテムが見つかったことを告げ、俺は爆弾を生み出す。
木箱爆弾はハンターの訓練生の時に、嫌になるほど作らされたからな。作るのは簡単だ。
素早く複数の爆弾を作ると、三人にも協力してもらってモンスターの周辺に設置する。
これでよし。あとは導火線に火を付けて安全圏にまで避難するだけだ。
ポーチから火炎棒を取り出し、地面に擦り付ける。摩擦により赤く膨らんだ部分から火が付くと、素早く導火線に点火した。
「みんな離れてくれ」
安全圏まで避難したその時、後方から爆発音が響く。
振り返ると、ピッグコングが炎に包まれて苦しそうに踠き、地面に転がる姿が見えた。
しばらく様子を窺うと、やつは地面に倒れたまま動かなくなった。
「倒したのか」
指一本すら動かないモンスターに近づくも、やつは起き上がろうとはしない。
「ピッグコング変異種、討伐完了だ!」
「くそう! どうしてこうなってしまう! 予定と全然違うじゃないか!」
モンスターを討伐した瞬間、聞き覚えのある男が嘆く声が聞こえた。そちらに顔を向けると、金髪のマッシュヘアーの男が頭に手を置き、悔しそうに涙を流している。
「ゴッドヒルフ、討伐対象のモンスターは俺たちが倒した。お前の負けだ」
目の前のモンスターは通常ではない。何らかの理由で突然変異を起こした変異種であることを知り、額から冷や汗が流れる。
こいつは危険だ。絶対に討伐しないと様々なモンスターに影響を与えるかもしれない。
思考を巡らせていると、やつは俺に背を向ける。
モンスターのモーションを見て、後方に跳躍する。
間隔を開けてピッグコングが放屁をした瞬間に風を巻き起こそう。
対策を考えていると、やつは尻からガスを噴き出す。そして直ぐに身を翻して口から炎を吐き出した。
その瞬間、ガスに引火して爆発が発生した。
爆風が俺を襲い、吹き飛ばされる。
地面に激突する前に受身を取り、直撃を避けた。
「リュシアンさん大丈夫ですか!」
「リュシアン返事して!」
二人の心配する声が聞こえる。だけどエリーザ姫の声だけは聞こえない。彼女は無事なのか。
「俺は大丈夫だ! それよりもエリーザ姫は!」
「だ、大丈夫……ですわ。少々煙を吸ってしまっただけ……ですので。ゴホッゴホッ」
エリーザ姫が煙を吸ってしまった。早くこいつの討伐を終えて医者に診て貰わないと。
風の属性玉の力を使い、周辺に風を起こして煙を吹き飛ばす。
『ブホホ、ブホホ、ブホホ』
攻撃を受けた俺たちを見て調子に乗っているのか、やつは両手を上げて頭の上で手を叩く。
モンスターのくせに挑発しやがって。
ピッグコングを睨むも、ここで頭に血を昇らせる訳にはいかない。ここは冷静になってやつを倒す方法を考えよう。
一番危険なのは、やつが放屁をした直後に炎を吐いて引火させることだ。さすがに尻に得物を突き刺して栓をするようなことはしたくない。そんなことをしては、この太刀は二度と使わなくなるだろう。
そうなると火炎を吐く前に口を封じる必要があるな。
氷の属性玉を持っていれば、簡単にやつの口を封じることができる。だけどそんなものは持っていない。
色々と思考を巡らせてみるも、いいアイディアが思いつかない。
こうなっては、別の方法を用いるしかないな。一応俺の持つ属性玉で何とかなりそうだけど、うまく行くかは蓋を開けてのお楽しみだ。
作戦を考えているとピッグコングは四足歩行で走り、俺に接近して来る。
だが、スタミナ切れを起こしていたからか途中で転んでしまった。
攻撃のチャンスだ。
そう判断したが、俺の思うような展開にはならなかった。やつは転んだまま横になって転がってくる。
転倒を利用して次の攻撃に繋げてくるとはな。モンスターのくせに少しは知能がありやがる。
やつが接近する中、横に跳躍して躱す。
ピッグコングはそのまま転がり続け、五番エリアに移動した。
「リュシアンさん!」
ユリヤが声をかけ、みんなが集まって来る。
「やつは五番エリアに移動した。急いで追いかけよう」
俺たちはモンスターを追いかける。
五番エリアは洞窟になっており、周辺にはガラクタが散乱していた。
ピッグコングを見つけるが、やつは首を左右に振って周辺を警戒していた。
そして周辺に敵がいないことを確認すると、やつは仰向けの状態で地面に横になる。
どうやらここがあのモンスターの塒のようだな。
「寝やがったか」
「リュシアンさん。体力を回復される前に早く叩き起こさないと!」
「分かっている。だけど普通に攻撃しても倒すことはできない」
普通に叩き切って起こしたとしても、睡眠を邪魔されたモンスターは暴れ出す。エリーザ姫のことを考えても、一撃で仕留める方法を模索するべきだ。
何かないか。一撃で大ダメージを与えそうなものは。
思考を巡らせて過去の記憶を頼りに、ヒントを得ようとする。するとピッグコングが放屁と炎を組み合わせて爆発を起こした映像が蘇った。
そうだ。もしあそこにあるガラクタの中に材料があれば、あれが作れる。
「今から作戦を言う。協力してくれ」
三人に作戦を言うと彼女たちは無言で頷く。そして手分けして素材になるものを探した。
ガラクタの山の中から必要なものを探す。すると細い糸に木箱と火薬を発見することができた。
やった! 今日の俺は付いているみたいだ。こんなに都合良く爆弾の材料が落ちているなんて。
「みんな! 必要な素材は見つかった! 今からクラフト作業に入る! やつが起きそうになったら教えてくれ」
彼女たちに素材となるアイテムが見つかったことを告げ、俺は爆弾を生み出す。
木箱爆弾はハンターの訓練生の時に、嫌になるほど作らされたからな。作るのは簡単だ。
素早く複数の爆弾を作ると、三人にも協力してもらってモンスターの周辺に設置する。
これでよし。あとは導火線に火を付けて安全圏にまで避難するだけだ。
ポーチから火炎棒を取り出し、地面に擦り付ける。摩擦により赤く膨らんだ部分から火が付くと、素早く導火線に点火した。
「みんな離れてくれ」
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振り返ると、ピッグコングが炎に包まれて苦しそうに踠き、地面に転がる姿が見えた。
しばらく様子を窺うと、やつは地面に倒れたまま動かなくなった。
「倒したのか」
指一本すら動かないモンスターに近づくも、やつは起き上がろうとはしない。
「ピッグコング変異種、討伐完了だ!」
「くそう! どうしてこうなってしまう! 予定と全然違うじゃないか!」
モンスターを討伐した瞬間、聞き覚えのある男が嘆く声が聞こえた。そちらに顔を向けると、金髪のマッシュヘアーの男が頭に手を置き、悔しそうに涙を流している。
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