3 / 269
第一章
第二話 魔力回路のズレ
しおりを挟む
「ここは……どこだ?」
目が覚めると、俺は再び見知らぬ場所にいた。
どうやら俺は、ソファーの上で寝ていたようだ。眼球を動かして、もう少し周辺の情報を集めようとする。すると、何かの優勝トロフィーが数多く飾られてある棚が視界に入った。
あれは魔競走の優勝トロフィーか? トロフィーの台に書かれてあるのは『テイオー賞』『マキョウダービー』『KINNG賞』の三つ。つまりこの部屋は、クラウン路線の三冠達成者の部屋と言うことになる。
三冠達成は、努力と実力と豪運の三つを持っていなければ達成できない偉業だ。確かこの国では、これを達成できた人は、長い歴史の中でも数人しかいないとか。
どうしてそんな実力者の部屋で寝ているのかは分からないが、今は他の情報も集めた方が良いだろうな。
「おや? 目が覚めたみたいだね? 気分はどうだい? 体に違和感があったりしないか?」
上体を起こしてソファーに座り直すと、低い女性の声が聞こえてきた。
この声は聞き覚えがある。俺をハクギンロウから助けてくれたあの女性だ。
声の聞こえた方に顔を向けると、白銀の長い髪の女性が、机に座って赤い瞳で俺のことを見ている。
「俺を連れ込んで、一体何をした?」
魔法で強制的に眠らされ、わざわざ魔の森から連れ出されたんだ。何かの裏があると思っていた方が良い。
「君から話しを振ってくれて助かるよ。前置きをせずに済む。実は、君の体を少し弄らせてもらった。魔力回路のズレを直し、魔法やスキルが発動できるようにね」
「魔法を……使えるようにした……だと」
衝撃的な話しだが、俄かには信じられなかった。今まで散々薬を投与され続けても、魔法を発動することができなかった。俺の生まれ持った体は、簡単には魔法が発動できない。
「その顔は疑っているね。まぁ、無理もないだろう。では、実験と行こうじゃないか? 君がこれまでの実験をさせられた時みたいに、体内で魔力を循環させ、イメージを膨らませて発動してみるが良い」
今まで何度試してもできなかったんだ。体を弄られた程度で、魔法やスキルが使えるようになっている訳がない。
どうせ失敗するに決まっている。失敗をした途端に罵倒してやるぜ。
今までのように、体内の魔力を循環させ、頭の中でイメージを膨らませる。
「ファイヤー」
魔法名を口走ると、人差し指から小さい炎が現れた。
「嘘だろう。本当に魔法が使えるようになった」
驚きつつも女性に顔を向けると、彼女はドヤ顔で俺のことを見ていた。
「どうだ? 凄いだろう? 君の体内に張り巡らされている魔力回路は、生まれながらにズレがあった。だから完全に魔力の循環を行うことができずに、魔法を発生させるための条件を満たせなかった。だから今まで魔法を使えなかったんだ。そのずれが治った以上、君は魔法が使い放題となった」
どうして魔法が発動できなかったのか、その説明を女性がしてくれた。だが、心からは喜べない。
「俺の魔力回路を直して魔法が使えるようにして、一体俺に何をさせたい! 俺に何を望む! 当然親切心なんかではないのだろう?」
彼女を睨み付けながら言葉を連ねる。すると、女性は意外そうな顔で俺のことを見ていた。
「ほう、ここまで察しが良いとは、知力も高いようだね。もちろんタダと言う訳にはいかない。報酬として、君にはワタシが経営する魔走学園の生徒として、様々なレースに出てもらう」
「断る! そもそも、俺はアンタに魔力回路のずれを直してほしいと頼んではいない。こちらの意思なく勝手にやっている。それは言い換えれば自己満足だ。自己満足に対価を支払う義理はない」
声を上げ、彼女に人差し指を向ける。
「ほう、確かにワタシが勝手にやっているのであれば、自己満足だ。だが、君自身が望んだと言ったらどうする?」
彼女の言葉を聞いた瞬間、背筋に寒気を覚える。
俺が望んで魔力回路のズレを直してもらった? そんな馬鹿な! 俺にはそんな記憶がないぞ!
「もちろん正式な書類に君の母印もしてある」
これが証拠だと言いたげに、彼女は一枚の紙を持ち上げて見せてきた。
「ふざけるな! どうせ俺が眠っている間に、無理やり押させたんだろうが! そんなものは無効だ!」
「これは困ったものだ。では、最終手段と行くか。これが証拠だよ」
女性が机の上に置いてあった水晶玉を、机の中央に持っていく。
「これは、この部屋で起きたことを記憶する水晶だ。この部屋で何が起きたのか、それを見せようじゃないか」
女性が水晶玉に手を翳す。すると球体内部から、映像と音声出て来る。
その内容を見て衝撃を覚えた。彼女の言う通り、自分の意志で紙に母印を押している。
「さぁ、これで理解しただろう。君は自分の意志でこの書類に母印を押したんだ」
「そんな訳がない。俺はその記憶がないんだ。きっとその映像も作られたものに決まっている!」
そうだ。俺に記憶がない以上、事実な訳がない。
「本当に困った子だ。分かった。なら勝負をしよう。もし、君が勝てば自由にするが良い。だけど、ワタシが勝てば、生徒の一員となってもらうよ」
「勝負をして俺が勝てば、これ以上俺に関わらないんだな」
「ああ、神に誓って約束を守ろう」
この女との勝負に勝てば、俺は自由になる。勝負は面倒臭いが、考えようには俺が得することになる。
「分かった。承諾しよう」
「言質取ったからね。もう言い逃れはできない。勝負方法はもちろん決まっている。ワタシと走りでレースをしてもらい、1着を取れたなら、君は自由だ。さて、無敗の三冠王コレクターと呼ばれたこのワタシ、ルーナ・タキオンに勝てるかな?」
「ルーナ・タキオン……だと」
ルーナ・タキオンって確か、神族の走者で、今までの正式なレースで一度も負けたことない最強走者。春夏秋冬に行われるGIレースの全ての三冠を取った実力者だ。
はっきり言って負けイベントだ。俺が勝てる見込みがない。だけど、やるしかない。彼女に勝てば、大穴もいいところだ。
「ほう、いい顔付きになったじゃないか。臆してしまうかと思ったが、やる気充分のようで何よりだ。さぁ、レース会場に移動しようじゃないか。付いて来てくれたまえ」
ルーナが座っていた椅子から立ち上がると、扉の前に移動する。俺もソファーから立ち上がって彼女に続いた。
目が覚めると、俺は再び見知らぬ場所にいた。
どうやら俺は、ソファーの上で寝ていたようだ。眼球を動かして、もう少し周辺の情報を集めようとする。すると、何かの優勝トロフィーが数多く飾られてある棚が視界に入った。
あれは魔競走の優勝トロフィーか? トロフィーの台に書かれてあるのは『テイオー賞』『マキョウダービー』『KINNG賞』の三つ。つまりこの部屋は、クラウン路線の三冠達成者の部屋と言うことになる。
三冠達成は、努力と実力と豪運の三つを持っていなければ達成できない偉業だ。確かこの国では、これを達成できた人は、長い歴史の中でも数人しかいないとか。
どうしてそんな実力者の部屋で寝ているのかは分からないが、今は他の情報も集めた方が良いだろうな。
「おや? 目が覚めたみたいだね? 気分はどうだい? 体に違和感があったりしないか?」
上体を起こしてソファーに座り直すと、低い女性の声が聞こえてきた。
この声は聞き覚えがある。俺をハクギンロウから助けてくれたあの女性だ。
声の聞こえた方に顔を向けると、白銀の長い髪の女性が、机に座って赤い瞳で俺のことを見ている。
「俺を連れ込んで、一体何をした?」
魔法で強制的に眠らされ、わざわざ魔の森から連れ出されたんだ。何かの裏があると思っていた方が良い。
「君から話しを振ってくれて助かるよ。前置きをせずに済む。実は、君の体を少し弄らせてもらった。魔力回路のズレを直し、魔法やスキルが発動できるようにね」
「魔法を……使えるようにした……だと」
衝撃的な話しだが、俄かには信じられなかった。今まで散々薬を投与され続けても、魔法を発動することができなかった。俺の生まれ持った体は、簡単には魔法が発動できない。
「その顔は疑っているね。まぁ、無理もないだろう。では、実験と行こうじゃないか? 君がこれまでの実験をさせられた時みたいに、体内で魔力を循環させ、イメージを膨らませて発動してみるが良い」
今まで何度試してもできなかったんだ。体を弄られた程度で、魔法やスキルが使えるようになっている訳がない。
どうせ失敗するに決まっている。失敗をした途端に罵倒してやるぜ。
今までのように、体内の魔力を循環させ、頭の中でイメージを膨らませる。
「ファイヤー」
魔法名を口走ると、人差し指から小さい炎が現れた。
「嘘だろう。本当に魔法が使えるようになった」
驚きつつも女性に顔を向けると、彼女はドヤ顔で俺のことを見ていた。
「どうだ? 凄いだろう? 君の体内に張り巡らされている魔力回路は、生まれながらにズレがあった。だから完全に魔力の循環を行うことができずに、魔法を発生させるための条件を満たせなかった。だから今まで魔法を使えなかったんだ。そのずれが治った以上、君は魔法が使い放題となった」
どうして魔法が発動できなかったのか、その説明を女性がしてくれた。だが、心からは喜べない。
「俺の魔力回路を直して魔法が使えるようにして、一体俺に何をさせたい! 俺に何を望む! 当然親切心なんかではないのだろう?」
彼女を睨み付けながら言葉を連ねる。すると、女性は意外そうな顔で俺のことを見ていた。
「ほう、ここまで察しが良いとは、知力も高いようだね。もちろんタダと言う訳にはいかない。報酬として、君にはワタシが経営する魔走学園の生徒として、様々なレースに出てもらう」
「断る! そもそも、俺はアンタに魔力回路のずれを直してほしいと頼んではいない。こちらの意思なく勝手にやっている。それは言い換えれば自己満足だ。自己満足に対価を支払う義理はない」
声を上げ、彼女に人差し指を向ける。
「ほう、確かにワタシが勝手にやっているのであれば、自己満足だ。だが、君自身が望んだと言ったらどうする?」
彼女の言葉を聞いた瞬間、背筋に寒気を覚える。
俺が望んで魔力回路のズレを直してもらった? そんな馬鹿な! 俺にはそんな記憶がないぞ!
「もちろん正式な書類に君の母印もしてある」
これが証拠だと言いたげに、彼女は一枚の紙を持ち上げて見せてきた。
「ふざけるな! どうせ俺が眠っている間に、無理やり押させたんだろうが! そんなものは無効だ!」
「これは困ったものだ。では、最終手段と行くか。これが証拠だよ」
女性が机の上に置いてあった水晶玉を、机の中央に持っていく。
「これは、この部屋で起きたことを記憶する水晶だ。この部屋で何が起きたのか、それを見せようじゃないか」
女性が水晶玉に手を翳す。すると球体内部から、映像と音声出て来る。
その内容を見て衝撃を覚えた。彼女の言う通り、自分の意志で紙に母印を押している。
「さぁ、これで理解しただろう。君は自分の意志でこの書類に母印を押したんだ」
「そんな訳がない。俺はその記憶がないんだ。きっとその映像も作られたものに決まっている!」
そうだ。俺に記憶がない以上、事実な訳がない。
「本当に困った子だ。分かった。なら勝負をしよう。もし、君が勝てば自由にするが良い。だけど、ワタシが勝てば、生徒の一員となってもらうよ」
「勝負をして俺が勝てば、これ以上俺に関わらないんだな」
「ああ、神に誓って約束を守ろう」
この女との勝負に勝てば、俺は自由になる。勝負は面倒臭いが、考えようには俺が得することになる。
「分かった。承諾しよう」
「言質取ったからね。もう言い逃れはできない。勝負方法はもちろん決まっている。ワタシと走りでレースをしてもらい、1着を取れたなら、君は自由だ。さて、無敗の三冠王コレクターと呼ばれたこのワタシ、ルーナ・タキオンに勝てるかな?」
「ルーナ・タキオン……だと」
ルーナ・タキオンって確か、神族の走者で、今までの正式なレースで一度も負けたことない最強走者。春夏秋冬に行われるGIレースの全ての三冠を取った実力者だ。
はっきり言って負けイベントだ。俺が勝てる見込みがない。だけど、やるしかない。彼女に勝てば、大穴もいいところだ。
「ほう、いい顔付きになったじゃないか。臆してしまうかと思ったが、やる気充分のようで何よりだ。さぁ、レース会場に移動しようじゃないか。付いて来てくれたまえ」
ルーナが座っていた椅子から立ち上がると、扉の前に移動する。俺もソファーから立ち上がって彼女に続いた。
0
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
チート無しっ!?黒髪の少女の異世界冒険記
ノン・タロー
ファンタジー
ごく普通の女子高生である「武久 佳奈」は、通学途中に突然異世界へと飛ばされてしまう。
これは何の特殊な能力もチートなスキルも持たない、ただごく普通の女子高生が、自力で会得した魔法やスキルを駆使し、元の世界へと帰る方法を探すべく見ず知らずの異世界で様々な人々や、様々な仲間たちとの出会いと別れを繰り返し、成長していく記録である……。
設定
この世界は人間、エルフ、妖怪、獣人、ドワーフ、魔物等が共存する世界となっています。
その為か男性だけでなく、女性も性に対する抵抗がわりと低くなっております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる