55 / 183
第四章
第十五話 大和鮮赤の兄
しおりを挟む
レースが始まった瞬間、観客席内で響めきが起きた。
ゲートが開いた瞬間、ダイワメジャーの騎手が落馬し、ダイワメジャーは騎手が居ないままコースを走り出す。
「うそでしょう。どうして兄さんが落馬なんて」
目の前で起きた現実を受け止めきれないのか、大和鮮赤は立ち上がったまま呆然としていた。
「可憐なる貴族! おい、可憐なる貴族!」
周辺には観客の生徒たちがいるので、二つ名の方で彼女に呼びかける。
「ハッ! そうよ。こうしては居られないわ! 直ぐに向かわないと!」
大和鮮赤が我に返ると、彼女は観客席から出て行く。
『帝王、私たちも行こう!』
「いや、でも関係ない人間が向かったところで」
『良いから行くの! 私は追い掛けるよ!』
膝の上に座っていたハルウララが飛び降りると、大和鮮赤を追い掛ける。
このままこの場に留まるのも、なんだか居心地が悪い。仕方なく、俺もハルウララと共に大和鮮赤を追い掛けることにした。
競技場を出ると、担架に乗せられた男性が運び出される。
「兄さん!」
「この方のご家族ですか。今から隣の病院に運びますので、ご同行を願います」
「分かりました。兄さん! 兄さん! しっかりして!」
大和鮮赤が声をかけるも、担架に乗った男性は意識を失っているのか、返事をする素振りを見せない。
兄に声をかけ続けた大和鮮赤は、そのまま病院へと向かって行った。
「俺たちが向かったところで、何もしてやれることはない。ここは一旦帰ろうか」
『そうだね。心配で駆けつけたけれど、私たちでは今のところ声をかけてはあげられそうにないみたい』
馬からの落馬は本当に危険だ。騎手生命を絶たれることもあるし、最悪の場合はそのまま亡くなってしまうこともある。それは霊馬競馬となった今でも変わらない。
今、俺たちができることは、大和鮮赤の兄が無事に意識を取り戻してくれることを祈ることくらいだろう。
俺とハルウララは一度寮へと帰ることにした。
翌日、教室に大和鮮赤が来ることはなかった。きっと、病院に居るのだろう。
本日の授業が終わり、放課後となった。特に予定のなかった俺は、そのまま男子学生寮へと帰ろうとする。
椅子から立ち上がってカバンを持って教室から出て行こうとすると、扉が開いた。そして軽くパーマを当てられ、緩くウェーブがかけられている赤いロングヘアーの女の子が教室に入ってきた。
彼女は教室を見渡すと、俺のところにやって来る。
「可憐なる貴族、大丈夫か? お兄さんの容態は?」
「今朝目を覚ましたわ。午前中は検査とかあって、診断結果を待っていたから、戻って来るのが遅くなった。これから時間はあるかしら? 兄さんがあなたと話したがっているのよ」
「ああ、それは問題ない。だけど、本当に大丈夫なのか? 目が覚めたばかりで、安静にしておかなければならないだろう?」
「そうだけど、兄さんが会いたがっているのよ。会わないと病室を抜け出してでも、会いに行くとか言い出したから、仕方なく私が迎えに来たのよ」
『病室に抜け出してまで帝王に会いたいとは、これは私のファンだね。よし、今からサインの練習をしなくちゃ』
ハルウララの言葉に苦笑いを浮かべる。
必ずしもそうとは限らないのに、良くそんな発想が出てくるな。
安静状態なはずなのに、どうしてそこまでして俺に会いたがっているのだろうか? 疑問とちょっとした嫌な予感をしつつも、俺は大和鮮赤と一緒に教室から出て行くと、学園の隣にある総合病院へと向かった。
徒歩1分程で病院に辿り着き、大和鮮赤の隣を歩いて、彼女のお兄さんが入院している病室へと向かう。
大和鮮赤のお兄さんが居ると思われる病室の前に辿り着いたのか、彼女は足を止めた。
「先に私が入るわ。声をかけるから、その時に入って来て」
少し待つように言われ、俺とハルウララは廊下で待つ。彼女が入って数分後、扉越しに入室の許可を出す声が耳に入った。
なぜか鼓動が早鐘を打つ中、ゆっくりと扉を開けて病室へと足を踏み入れる。
「待っていたよ。奇跡の名馬君。いや、東海帝王君と呼ばせてもらおうか」
病室のベッドの上で、上体を起こした状態の男性が声をかけてきた。
ウルフヘアーの赤髪の男性だ。顔立ちが整っているイケメンで、上半身を見る限り、身長も俺と同じで180近くはありそうな高身長をしていることが分かる。
彼は赤い瞳でジッと俺のことを見つめてきた。
『ほほう。君が私のファンだね。サインが欲しいのなら特別にあげようか?』
「ありがたい申し出だが、今は遠慮しておこう。またの機会にお願いさせてもらう」
『サラッと遠回しに要らないと言われた! ショック!』
ショックを受けたハルウララは、落ち込んだようで頭を下げた。ヌイグルミでなければ涙の雫を落としていたかもしれない。
「わざわざ呼び付けてしまってすまないね。ベッドの上で申し訳ないが、挨拶をしよう。本来では二つ名で語るところだが、俺は君の真名を知っている。一方的というのはフェアではないので、こちらも真名を明かそう。俺の真名は大和主流。馬の方は種違いだが、正真正銘の大和鮮赤の兄だ」
大和主流と名乗った男は、表情を崩さないまま淡々と言葉を連ねる。
「本来であれば、レース後に話をするはずだったのだが、落馬してしまいって面会が遅くなった。そのことはまず詫びよう」
「別に俺は気にしていないので、頭を上げてください」
頭を下げる大和主流に戸惑いつつも、俺は頭を上げるように伝える。
「そうだわ。兄さんが目を覚ました時に聞こうと持っていたのだけど、いったい何が起きたの?」
「それは俺にも良く分かっていない。ゲートが開くまでは、ダイワメジャーは普通だった。しかしゲートが開いた瞬間に暴れ出したんだ」
『ふむふむ。それは怪しいですな。これは事件の匂いがします。灰色の脳細胞を持つ、シャーロックウララが、その怪事件を解決してみせましょう』
口にオモチャのパイポを加え、ハルウララは事故ではなく、事件であると言い出す。
「どこからそんな物を持って来たんだ。落ちている物を咥えたらだめだろうが。それに灰色の脳細胞は、シャーロックではなくって、エルキュールだ。それなら、エルキュールウララだろう?」
『私を犬のように扱うな! 私は馬だぞ! それに私はエルキュールよりもシャーロックホームズの方が好きだし、灰色の脳細胞のセリフも格好良いから好きだもん! だから、飽きるまではシャーロックウララでいく!』
注意をした瞬間、ハルウララは声を上げる。
別に俺は変なことは言っていないよな?
『とにかく、まずは事件の参考馬を呼びましょうか。大和主流、ダイワメジャーをここに呼んでください』
「分かった。姿を現せ、ダイワメジャー」
大和主流が愛馬を呼ぶと、病室に1頭の馬が顕現する。
黄褐色の体に額から鼻にかけて細長い白い模様、左前足の繋は白く、後ろ足の球節から蹄冠にかけて茶色と白が入り混じっている馬だ。
「ダイワメジャー、あの時、お前の身に何が起きたんだ? 話してくれ」
大和主流が愛馬に訊ねる。すると、ダイワメジャーはゆっくりと口を開いた。
ゲートが開いた瞬間、ダイワメジャーの騎手が落馬し、ダイワメジャーは騎手が居ないままコースを走り出す。
「うそでしょう。どうして兄さんが落馬なんて」
目の前で起きた現実を受け止めきれないのか、大和鮮赤は立ち上がったまま呆然としていた。
「可憐なる貴族! おい、可憐なる貴族!」
周辺には観客の生徒たちがいるので、二つ名の方で彼女に呼びかける。
「ハッ! そうよ。こうしては居られないわ! 直ぐに向かわないと!」
大和鮮赤が我に返ると、彼女は観客席から出て行く。
『帝王、私たちも行こう!』
「いや、でも関係ない人間が向かったところで」
『良いから行くの! 私は追い掛けるよ!』
膝の上に座っていたハルウララが飛び降りると、大和鮮赤を追い掛ける。
このままこの場に留まるのも、なんだか居心地が悪い。仕方なく、俺もハルウララと共に大和鮮赤を追い掛けることにした。
競技場を出ると、担架に乗せられた男性が運び出される。
「兄さん!」
「この方のご家族ですか。今から隣の病院に運びますので、ご同行を願います」
「分かりました。兄さん! 兄さん! しっかりして!」
大和鮮赤が声をかけるも、担架に乗った男性は意識を失っているのか、返事をする素振りを見せない。
兄に声をかけ続けた大和鮮赤は、そのまま病院へと向かって行った。
「俺たちが向かったところで、何もしてやれることはない。ここは一旦帰ろうか」
『そうだね。心配で駆けつけたけれど、私たちでは今のところ声をかけてはあげられそうにないみたい』
馬からの落馬は本当に危険だ。騎手生命を絶たれることもあるし、最悪の場合はそのまま亡くなってしまうこともある。それは霊馬競馬となった今でも変わらない。
今、俺たちができることは、大和鮮赤の兄が無事に意識を取り戻してくれることを祈ることくらいだろう。
俺とハルウララは一度寮へと帰ることにした。
翌日、教室に大和鮮赤が来ることはなかった。きっと、病院に居るのだろう。
本日の授業が終わり、放課後となった。特に予定のなかった俺は、そのまま男子学生寮へと帰ろうとする。
椅子から立ち上がってカバンを持って教室から出て行こうとすると、扉が開いた。そして軽くパーマを当てられ、緩くウェーブがかけられている赤いロングヘアーの女の子が教室に入ってきた。
彼女は教室を見渡すと、俺のところにやって来る。
「可憐なる貴族、大丈夫か? お兄さんの容態は?」
「今朝目を覚ましたわ。午前中は検査とかあって、診断結果を待っていたから、戻って来るのが遅くなった。これから時間はあるかしら? 兄さんがあなたと話したがっているのよ」
「ああ、それは問題ない。だけど、本当に大丈夫なのか? 目が覚めたばかりで、安静にしておかなければならないだろう?」
「そうだけど、兄さんが会いたがっているのよ。会わないと病室を抜け出してでも、会いに行くとか言い出したから、仕方なく私が迎えに来たのよ」
『病室に抜け出してまで帝王に会いたいとは、これは私のファンだね。よし、今からサインの練習をしなくちゃ』
ハルウララの言葉に苦笑いを浮かべる。
必ずしもそうとは限らないのに、良くそんな発想が出てくるな。
安静状態なはずなのに、どうしてそこまでして俺に会いたがっているのだろうか? 疑問とちょっとした嫌な予感をしつつも、俺は大和鮮赤と一緒に教室から出て行くと、学園の隣にある総合病院へと向かった。
徒歩1分程で病院に辿り着き、大和鮮赤の隣を歩いて、彼女のお兄さんが入院している病室へと向かう。
大和鮮赤のお兄さんが居ると思われる病室の前に辿り着いたのか、彼女は足を止めた。
「先に私が入るわ。声をかけるから、その時に入って来て」
少し待つように言われ、俺とハルウララは廊下で待つ。彼女が入って数分後、扉越しに入室の許可を出す声が耳に入った。
なぜか鼓動が早鐘を打つ中、ゆっくりと扉を開けて病室へと足を踏み入れる。
「待っていたよ。奇跡の名馬君。いや、東海帝王君と呼ばせてもらおうか」
病室のベッドの上で、上体を起こした状態の男性が声をかけてきた。
ウルフヘアーの赤髪の男性だ。顔立ちが整っているイケメンで、上半身を見る限り、身長も俺と同じで180近くはありそうな高身長をしていることが分かる。
彼は赤い瞳でジッと俺のことを見つめてきた。
『ほほう。君が私のファンだね。サインが欲しいのなら特別にあげようか?』
「ありがたい申し出だが、今は遠慮しておこう。またの機会にお願いさせてもらう」
『サラッと遠回しに要らないと言われた! ショック!』
ショックを受けたハルウララは、落ち込んだようで頭を下げた。ヌイグルミでなければ涙の雫を落としていたかもしれない。
「わざわざ呼び付けてしまってすまないね。ベッドの上で申し訳ないが、挨拶をしよう。本来では二つ名で語るところだが、俺は君の真名を知っている。一方的というのはフェアではないので、こちらも真名を明かそう。俺の真名は大和主流。馬の方は種違いだが、正真正銘の大和鮮赤の兄だ」
大和主流と名乗った男は、表情を崩さないまま淡々と言葉を連ねる。
「本来であれば、レース後に話をするはずだったのだが、落馬してしまいって面会が遅くなった。そのことはまず詫びよう」
「別に俺は気にしていないので、頭を上げてください」
頭を下げる大和主流に戸惑いつつも、俺は頭を上げるように伝える。
「そうだわ。兄さんが目を覚ました時に聞こうと持っていたのだけど、いったい何が起きたの?」
「それは俺にも良く分かっていない。ゲートが開くまでは、ダイワメジャーは普通だった。しかしゲートが開いた瞬間に暴れ出したんだ」
『ふむふむ。それは怪しいですな。これは事件の匂いがします。灰色の脳細胞を持つ、シャーロックウララが、その怪事件を解決してみせましょう』
口にオモチャのパイポを加え、ハルウララは事故ではなく、事件であると言い出す。
「どこからそんな物を持って来たんだ。落ちている物を咥えたらだめだろうが。それに灰色の脳細胞は、シャーロックではなくって、エルキュールだ。それなら、エルキュールウララだろう?」
『私を犬のように扱うな! 私は馬だぞ! それに私はエルキュールよりもシャーロックホームズの方が好きだし、灰色の脳細胞のセリフも格好良いから好きだもん! だから、飽きるまではシャーロックウララでいく!』
注意をした瞬間、ハルウララは声を上げる。
別に俺は変なことは言っていないよな?
『とにかく、まずは事件の参考馬を呼びましょうか。大和主流、ダイワメジャーをここに呼んでください』
「分かった。姿を現せ、ダイワメジャー」
大和主流が愛馬を呼ぶと、病室に1頭の馬が顕現する。
黄褐色の体に額から鼻にかけて細長い白い模様、左前足の繋は白く、後ろ足の球節から蹄冠にかけて茶色と白が入り混じっている馬だ。
「ダイワメジャー、あの時、お前の身に何が起きたんだ? 話してくれ」
大和主流が愛馬に訊ねる。すると、ダイワメジャーはゆっくりと口を開いた。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
追放された最強ヒーラーは、美少女令嬢たちとハーレム生活を送る ~公爵令嬢も義妹も幼馴染も俺のことを大好きらしいので一緒の風呂に入ります~
軽井広@北欧美少女 書籍化!
ファンタジー
白魔道師のクリスは、宮廷魔導師団の副団長として、王国の戦争での勝利に貢献してきた。だが、国王の非道な行いに批判的なクリスは、反逆の疑いをかけられ宮廷を追放されてしまう。
そんなクリスに与えられた国からの新たな命令は、逃亡した美少女公爵令嬢を捕らえ、処刑することだった。彼女は敵国との内通を疑われ、王太子との婚約を破棄されていた。だが、無実を訴える公爵令嬢のことを信じ、彼女を助けることに決めるクリス。
クリスは国のためではなく、自分のため、そして自分を頼る少女のために、自らの力を使うことにした。やがて、同じような境遇の少女たちを助け、クリスは彼女たちと暮らすことになる。
一方、クリスのいなくなった王国軍は、隣国との戦争に負けはじめた……。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる