【日曜更新】ライク・アン・エクリプス【完結】

幻奏堂

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SIDE.SAKI 間奏 A

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 ずっと、何かが足りなかった。
 その何かは見つけられなかったけど、紛らわすことはできた。
 紛らわしていく内にそれが本当の自分になった。
 満たされることはなかったが、不足感もなくなった。
 本当の本当はもうわからない。
 そんなのないのかもしれない。
 ただ、この最期に、俺は後悔している。
 何を?
 わかるわけがない。全部壊してしまったから。
 全部、全部。
 俺も壊れていく。
 この身体みたいに、全部なかったことになるなら
 それでいい。





「おっせーぞ盈貴えいき! ちゃんとやれ!!」

 縁側の雑巾掛けをしていた俺は後ろから蹴られ、前のめりに倒れ込んだ。床で頬を擦り、燃えるような痛みが走る。

「ギャハハハだっせー!!」

 俺を蹴った少年の背後から、嫌味な笑い声が聞こえた。
 俺は呻きながら上体を起こし、乱れた着物の襟を直す。

「次どうする? 覇魄はたくくん」

 少年が振り返りながら問う。

覇魄はたく「ん~じゃ、こいつを雑巾にして床磨け。水持ってこい」

「いいね笑、今持ってくる!」

 少年がいなくなり、覇魄はたくが俺を見下ろした。月明かりがその風貌を照らし出す。
 坊主頭、勝色の瞳。同じ子供とは思えないほどの図体のデカさ。態度もデカく、俺はいつも虐められていた。

覇魄「⋯⋯なんだその目。オメーがよえーからわりぃんだろーが!!」

 半ば踏むように脇腹を蹴られ、俺は激しく咳き込んだ。

 非力な俺には反撃するという選択肢はなかった。
 悔しいとも思えず、ただただ怖くて、悲しかった。

「水、持ってきた⋯⋯っ」

 両手で持った木桶から水をこぼしながら、少年が現れる。

覇魄「かけろ」

盈貴えいき「えっやめ⋯⋯」

——!!

 容赦なく桶ごと投げ付けられ、俺はずぶ濡れになった。真冬の寒さが倍増し、震えながら体を丸める。

覇魄「よし、足持って引きずれ」

「どうされましたか」

 平坦な、しかしよく響く声がして、俺の足を持ち上げようとしていた少年の動きが止まる。

覇魄「あ、住職。いや盈貴えいきが水こぼしちゃったみたいで、手伝ってたところです。な?」

「は、はい!」

 慌てて俺から手を離し、姿勢を正す少年。
 住職は「そうですか」とだけ返すと、僅かに微笑んだ。真紅の瞳の奥は、深く陰っている。

覇魄「じゃあ俺はこれで。あんま気にすんなよ」

 覇魄は白々しく俺の肩を叩くと、足早にその場を立ち去った。「俺もこれで!」と、少年も続く。



盈貴「ありがとうございます、瞰貴みき住職」

 本堂に導かれ、手ぬぐいを渡された俺は手早く体を拭う。
 まだらになった黒衣も叩くようにして拭いてみるが、焼け石に水だ。

 江戸時代中期。VAMPの住まう寺である源冥庵げんめいあんで、俺は僧侶として生活している。
 表向きは夜間営業の寺として、意外と重宝されている。

瞰貴みき「⋯⋯彼の発言は尤もだと思いますよ」

 美しく雪化粧した庭園が切り取られた、四角い窓の前に住職は正座した。
 住職は葬儀の有無に関わらず、いつも礼装である緋の色衣に身を包んでいる。

盈貴「え⋯⋯」

瞰貴みき「なぜ抵抗しないのですか」

 そう言われて、住職がもっと前から聞き耳を立てていたことを知る。

盈貴「俺は、力が弱いから⋯⋯」

瞰貴「方法はいくらでもあるでしょう。弱いのは力ではなく、心です。己次第である心の弱さは甘えであり、大罪です。恥ずべきことですよ」

盈貴「っごめんなさい」

 俺は手ぬぐいを握り締め、深々と頭を下げた。濡れた衣服の重みが増した気がした。

 その通りだと思った。
 俺が弱いのはきっと、物心ついた時から感じている、この漠然とした不安のせいだ。
 それはあらゆる恐怖に繋がる。
 薄々わかっていたが、それをどうにかしようと思ったことはなかった。
 俺は、不快感にただ泣き喚くだけの赤ん坊だった。

瞰貴「謝罪もまた甘えです。謝って許されることなどありません。そもそも贖罪は有り得ず、過去からは逃れられない。それ以上罪を重ねぬよう、改善する他ありません」

盈貴「はい⋯⋯!」

 俺は勢いよく顔を上げ、住職の目を真っ直ぐに見据えた。
 俺の決意が伝わったのか、住職の表情が少し和らいだ。

瞰貴「これでも期待しているのですよ。私と同じく弦月であり、皆既生まれの貴方には。父上も、貴方を気にかけていました」

盈貴「っ本当ですか?! 次はいつ会えますか!」

 俺の父親はVAMPの当主であり、唯一の純血種だ。西洋人で来日することは滅多になく、一度しか会ったことがない。
 弦月とはハーフを意味する。当主への拝謁が叶うのはハーフのみだ。
 また皆既日食生まれのVAMPは偉業を成すといわれている。

 住職は答えず、代わりに短く嘆息した。瞳の奥で蠢く影が俺に手を伸ばす。
 かつての惨状を記憶する天井の染みが濃く、鮮明になった気がした。

瞰貴「⋯⋯くれぐれも秩序を乱すような行為は慎んでくださいね。制裁に例外はありませんから」

 俺は思わず目を逸らし、ぎこちなく頷いた。



 翌日。昨日と同じように雑巾掛けをしていた俺は、背後の気配に動きを緩めた。

覇魄「やれ」

 覇魄の指示に応え、少年が足を振り上げたのを横目にした俺は——身をひるがえし、攻撃を避けた。
 と同時に、空振って着地した少年の足に、隠し持っていた錐を力いっぱい突き刺す。

「っい!!!」

 白い足袋が赤く染まり、少年は片足を抱えて仰向けに転がった。
 俺は間髪を入れずに少年に覆いかぶさり、その右目に向かって錐を振り下ろす。

「うぁぁあぁあぁぁ!!!!!」

 少年は断末魔のような叫び声を上げて激しく転げ回り、やがて動かなくなった。ショックで気絶したのだろう。

 俺は震える手を押さえながら、勝利を噛み締めた。
 簡単だった。もっと早くこうしていればよかった。

覇魄「へえ、悪くねえ」

 その日から、俺は少年の代わりになった。





 齢十六を過ぎ、吸血衝動を覚え、外出が許されるようになってからは、夜ごとに覇魄と町に繰り出した。
 浮浪者や無法者を見つけては、渇きを癒やして殺した。

 町人には手を出してはいけない決まりだった。
『人間は脆いがゴミのように多い、ゴミも積み重なれば脅威になり得る』
 それが父上の方針らしく、表立った行動は禁じられていた。

 覇魄は傍若無人だったが、揺るぎない強さには素直に憧れた。面倒見の良いところもあり、俺は少しずつ気を許していった。
 やがて覇魄は俺を『相棒』と呼ぶようになった。必要とされるのが嬉しくて、心の穴が埋まるような気がした。


 その日、いつものように大通りを練り歩いていると、女とすれ違った。
 この時分に珍しい。木戸門は既に閉まっている。
 灯も持たず、足早に通り過ぎる。やむを得ず、といったところだろう。
 艶のある黒髪、雪のように白い肌、控えめながら整った顔立ち。
 一瞬だったが俺は目を奪われ、振り返ってまで女の後ろ姿を眺めた。

覇魄「あ? 気になるか?」

盈貴「えっいや、べつに笑」

 覇魄の目が怪しく光るのを見て、俺は努めて冷静に否定する。

覇魄「へえ? じゃ、今夜の獲物にするか」

盈貴「っ待てよ、そもそも町人は駄目だろ」

覇魄「いいだろ、一回くらい。男ばかりで飽きた、不味い。女は美味えぞ。お前も飲んでみてえだろ?」

盈貴「それは⋯⋯、」

 思わず生唾を飲み込む。「決まりだな」と、覇魄が大股で女に近付いていく。俺は躊躇いながらもその後を追った。


「嫌!! 離して!!」

 女は暴れた。

覇魄「っるせえ」

きく!」

 騒ぎを聞きつけ、近くの民家から男が出てくる。女の旦那だろう。

「和尚さん⋯⋯?!」

 町を歩く際は武士風の格好をしているというのに、なぜか俺達を知っている様子の男。覇魄を止めるべきか俺は逡巡する。
 しかし覇魄は構わず女の後ろ襟を鷲掴みにすると、軽々と持ち上げ、そのまま男に投げ付けた。家の中へと倒れ込む二人。
 そこに悠々と覇魄が歩み寄る。俺は気圧され、立ち尽くした——もう後戻りはできない。

覇魄「どうした相棒。こいつを押さえとけ」

 俺は弾かれたように土間に入り、起き上がろうとしていた男をうつ伏せにさせると、体重をかけて押さえ付ける。

「やめろ!! やめてくれ頼む!!!」

盈貴「黙れ」

 拳で男の後頭部を強打する。気を失ったのか、男は脱力した。

 覇魄は仰向けになった女に覆い被さり、首筋に噛み付いた。女は顎を鷲掴みにされ、声にならない悲鳴を上げる。
 俺は思わず目を逸らした。失敗したと思った。血を吸いたかったわけではない。
 ただそれならなぜこの女が気になったのか、わからなかった。

 不安と焦燥を紛らわすように、俺はしばらく居間の暗がりを眺めていた。二人暮らしにしては、物が多い。
 ふと、女が暴れる物音が聞こえなくなっていることに気付き、視線を戻す。

盈貴「っおい、それ以上は死ぬぞ!」

覇魄「⋯⋯もう遅い」

 ため息混じりに顔を上げる覇魄——頬から顎にかけて血にまみれ、恍惚とした笑みを浮かべるその姿は、鬼そのものに見えた。

覇魄「悪い、美味すぎてお前に残せなかった」

盈貴「死んだのか⋯⋯?」

 女は目を見開いたまま、微動だにしない。

覇魄「だからどうした。いつもそうだろ」

盈貴「いや⋯⋯なんでもない」

覇魄「そうか? じゃ、次いくぞ」

 俺は地に伏したままの男から離れ、屋外へと向かう覇魄の後に続く。
 その時だった。

「うぇぇえぇぇん!!」

 赤子の泣き声が奥の座敷から聞こえた。まずい、なぜか俺は戦慄した。

覇魄「⋯⋯そういえば飲んだことねえな笑」

 不穏な一言を発し、踵を返す覇魄。土足で居間に上がり、声の方へと歩いていく。

「っこの化け物がぁぁ!!!」

 いつの間に起き上がっていたのか、包丁を握り締めた男が覇魄に襲いかかった。
 しかし覇魄は振り返りもせずに抜刀すると、容赦なく男を斬り捨てた。覇の字を模った鍔が血に濡れ光る。

覇魄「まずお前に味見させてやるから来いよ。元々の量が少ねえからなぁ」

盈貴「あ、あぁ⋯⋯」

 血を振り落とし、刀を収める覇魄。男は動かない。事切れている。
 俺はぎこちない足取りで、覇魄と供に座敷へと足を踏み入れた。

覇魄「おい、それを渡せ」

 部屋の隅で、赤子を抱いた少年がうずくまっていた。憎々しげにこちらを睨んでいる。

覇魄「その目、苛つくなぁ。まずお前からにするか?」

「⋯⋯罪人は必ず報いを受ける。逃げられると思うな、化け物」

 子供とは思えないほど、落ち着き払った低い声だった。
 少年の言葉を理解しているかのように赤子が泣き止み、二人の鋭い視線が覇魄に注がれる。

覇魄「調子に乗るなガキ」

 覇魄は静かにそう言うと——次の瞬間、少年の右腕が吹き飛んだ。

「うぅ⋯⋯っ」

 痛みに悶絶しながらも赤子を離さない少年を、刀を手に見下ろす覇魄。表情はない。
 再び泣き出した赤子の声が鼓膜を震わせ、俺は目眩を覚えた。

盈貴「っまずい、誰か来る。騒ぎになる前に逃げないと」

 気付けば、嘘をついていた。
 自分がわからなくなる。人間を助けて何になる。これもまだ、心が弱いからなのか。

 覇魄は「間が悪い」と舌打ちしながらも、刀をしまい玄関へと引き返す。
 俺は暗澹たる気分でそれに続いた。



 一週間後。俺は源冥庵げんめいあんの庭に自生する山茶花サザンカの木の下で、坐禅を組んでいた。
 山茶花は冬に咲く珍しい花だ。その逞しさが気に入り、住職と供に行う坐禅とは別に、一人でする時はここですると決めている。

 坐禅は好きだ。全部が、自分さえも遠ざかって、楽になる。
 今夜は天満月。瞼越しにも月光を感じられる。

 今日はこれくらいにしておくかと目を開けた俺は、頭上で白い花を咲かせている山茶花を見上げた。雪景色によく合う。

盈貴「⋯⋯?!」

 その時、激しい物音と男の叫び声が静寂を破った——本堂の方からだ。

 俺は強烈な胸騒ぎを覚えながら、小走りで現場へと向かった。


 本堂は、血の海だった。
 俺が辿り着いた時には全てが終わっていて、重い静寂の中、一人立ち尽くす住職の後ろ姿がまず目に入った。
 七尺はあるだろうか、古びた長太刀を手にしている。

 周りには、十一人の男の屍体。一人の男の顔に見覚えがあった。
 きくの夫、覇魄に斬り殺されたはずの男だ。生きていたのか。

瞰貴「どうやらゴロツキを雇ったようですね。とすれば、詳しくは話していないか相手にされなかったか⋯⋯ひとまず静観していて問題ないでしょう」

 なぜ知っている。覇魄が話したのか。

瞰貴「奥方が怪死したと巷で騒ぎになっている檀家様から一向に知らせがないのでね、探りを入れてみたんですよ」

 俺の思考を読んだかのように、住職がそう答える。
 そうか、檀家なら俺達のことを知っていたのも頷ける。

瞰貴「⋯⋯彼は貴方の独断に付き合わされた、と言っています」

 衝撃が走った。

盈貴「そんな!! 違います、あいつが全部⋯⋯っ」

 そういえばあれから覇魄はどことなく素っ気なく、俺を避けているようだった。
 俺も覇魄といると嫌でもあの夜のことを思い出すから、むしろ好都合で気に留めていなかった。
 まさか、俺を裏切っていたなんて。

瞰貴「まあ正直なところ、どちらでも構いません。ただ⋯⋯見せしめが必要なのです。秩序を乱した者の残骸が。貴方の方が、容易い」

 そう言って住職は初めて振り返った——返り血で真っ赤に染まった顔、法衣。
 微笑んでいるのに、まるで赤鬼が怒りに燃えているかのようだ。

 口の周りの血を舐め取り、刀を半ば引きずりながら俺へと近付く住職。血濡れの瞳。

盈貴「待って、待ってください⋯⋯俺は、本当に⋯⋯!」

 ショックだった。住職のことは心から尊敬していた。住職も俺に期待していると言ったじゃないか。
 それが今や容易いからというだけで、俺を殺そうとしている。

 新たな血痕で汚れた天井。俺もあの一部になるのだろうか。

瞰貴「弱い、弱い弱い弱い弱い!!! その血を以て償いなさい!!」

盈貴「っ⋯⋯!」

 俺は住職の重い一振りをかろうじて避けると、足をもつれさせながら逃げ出した。
 山門に向かって、裸足で駆け抜ける。

 逃げる途中で覇魄を見かけた——笑っていた。
 心臓が握り潰されるような痛み。まだどこかで信じていた、信じたくなかった。
 全部、嘘だったのか?



盈貴「なんで俺が⋯⋯っ」

 どれほど走っただろう。気付けば見知らぬ森の中にいた。追手の気配はない。
 俺は一番近くの木の幹にもたれかかり、そのままズルズルと崩れ落ちた。涙が溢れた。

 なにもかも奪われた。いや、初めから無かったのだ。
 そう、初めから。
 生まれてからずっと、俺は誰にも必要とされなかった。

 ふときくの顔がよぎる。
 なんだか懐かしいような、寂しいような、この感情は何だ。

 穴を埋めようとしたら、もっと穴だらけになってしまった。



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