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78 義妹からの依頼
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週末になり、俺は家族団欒水入らずの待ち合わせのレストランに向かった。
俺が勝手に夜ご飯だと思っていただけなのだが、どうやら食事会は昼ご飯をみんなで食べるようだ。俺抜きでの三人の様子をこっそり見ようと俺はわざと遅刻して行くことにした。
俺以外の三人はこれから同居するから良いが俺は一緒に住まないので、部外者のようで少々気まずくはあるのだが、大賛成の意志を伝えねばならない。
レストランに着き、変に怪しまれないようにまず店員に理由を説明し案内を断った後、三人をこっそり観察した。父と田中さんはスーツを着ている。アオイはてっきり俺と初めて会ったときみたいに大人っぽい恰好をして来ているかとおもったのだが予想は外れ落ち着いた感じの上品なワンピースを着ていた。
俺もスーツを着てくれば良かったと少し後悔した。
先に着いて楽しそうに会話している三人の姿は、ほんのり温かな光に包まれているようで俺の想像する理想的な仲の良い家族に見えた。本当の家族の食事風景に見えた。三人の姿を見て、母が生きていればこの様な感じだったのだろうかと少し想像してしまった。
なんだかんだ言ってアオイも楽しそうに会話に参加しているようで俺は安心した。
三人を呆けたように見る俺に父が気がついてこちらに向かって手を上げた。俺は少し戸惑いながらも笑顔で三人に向かって歩き出した。田中 聡子さんとは以前会ったことがあるしアオイには何度も会っているので今更緊張する事などないのだが。
挨拶を済まして父の隣の席に着くと、聡子さんとアオイが笑顔で挨拶を返した。アオイを見ると左の眉尻をあげて、もう右側の眉を下げて俺を見ている。今日の食事会を上手にやれよと言う合図だろうか。
実は今日までに何度かアオイから連絡があったのだが、面倒だったので一度も電話に出なかった。どうせ食事会で会うのだから別に良いだろうと掛けなおさなかったので、少し後ろめたさもあったのだが。その事について怒っているかもと思っていたが、案外機嫌良さよそうにしていたので安心した。
なんだかんだアオイも母親の再婚を喜んでいるのだろう。そして俺の父も悪い人間では無い。俺が言うのも何だがどちらかと言えば良い部類の人間になると思う。俺の父親にも懐いてくれることだろう。
俺はこの会で自分の仕事を言う事が出来て良かったとつくづく思った。もう少し前にこの会が行われていたとしたら、アルバイト暮らしと言うしかなかった自分の境遇を呪っただろうが、今ちゃんと仕事が有る事に改めて感謝した。
食事会も滞りなく終え、田中さんには恐らく好印象を与えられた筈である。食事も大変美味しかった。大満足で鼻唄混じりに意気揚々とアパートに戻り部屋のドアノブに鍵を差し込んだ。
「へぇー、ここに住んでんだぁ」
後ろに邪神のような笑顔のアオイが立っていた。
「ふぉぉぁぁっ!!! 」
尾行されているなど夢にも思っていなかった俺は、まだ夕方前にも拘らず驚きで思いっきり叫んでしまった。
「許して下さい! 許して下さい! 」
気がつくと俺は必死に叫んでいた。
ストーカーにあった人の気持ちがよく分かった。
邪悪な者に自分の住処を知られるのがこれほど恐ろしい事だとは。
「なぁにビビってんのよ、ふふ、ふふふ、ふはは、あははは」
アオイはお腹を抱えて笑っている。
「ビビり過ぎだっつーの、あはははは」
アオイは間抜けな俺を指さしまだ笑い続けている。
「な、なにか用かい? 」
俺は怖がったことを少し恥ずかく思いながらも態勢を立て直し平静を装った。
「理由なんて要らないでしょ、妹が兄に会いに来るのに」
「分かった、分かった。もう許してくれ、ホント悪かった。ちょっと忙しくて電話に出られなかったんだ。次からちゃんと出るから」
「まあ、非を認めるなら許しましょう。これからはちゃんと電話に出ること」
「はい、申し訳ございませんでした」
「それにしてもまた安そうなアパートね。特別対策課って言ってたけど安月給なの? 」
「臨時雇用だからな」
「お父さんの家とこんなに近いのに別々に住む意味あるの? 」
「うん、まあ、色々と」
「まっ、取り敢えず可愛い妹が訪ねて来たんだから、お茶の一杯でも出すもんじゃないの? 」
アオイは薄ら笑いを浮かべている。
「正確には勝手に後を付けて来たんだけどな」
俺は呆れて言った。
「まぁまぁ、いいじゃない」
アオイは勝手にドアを開けてスタスタと部屋に上がり込んだ。
「ふーん、こんな感じかぁ」
アオイは俺のベッドに腰掛け狭い部屋をキョロキョロとニヤニヤしながら眺めている。
「おい、キモい義理の兄貴に付き纏われるの嫌だって言ってたのに何だよ! 勝手に人の部屋に侵入しやがって」
「はいはい、いいからいいから」
アオイは嬉しそうに俺をあしらう。
「で? 何か用かよ」
俺がコーヒーの用意をしながらぶっきら棒に訊ねると
「うん、まあね」
と言いながらアオイは笑っておもむろに髪をかきあげた。
「何格好つけてんだよ、早く言えよ! 」
「チッ! 私の友達がちょっと困っているんだけどね」
アオイは舌打ちしてから話し出した。
「うん」
「近所にちょっとした厄介者が越してきたんだって」
「またぁ? そう言うのばっかだな! 」
「そう言うの得意でしょ! てか、それが仕事でしょ! 」
「はあ? 俺の仕事は、いやまあそう言うのは俺の仕事だけれども…………。イヤイヤ俺、警備会社に勤めてはいるが警備員じゃないぞ」
「似たようなもんでしょ、ふふ」アオイが馬鹿にしたように笑う。
「だからって俺がご近所トラブルに首を突っ込むの? ワハハハ、町内の自警団気取りで? 」
「別に気取る必要はないんだけど」
「そこは揉め事がお得意のシンヤにでも頼んでよ」
「いやあ、頼みにくいでしょ、私に気が有るからあの人。それに大怪我させちゃったし、ホラ、ね、あの時」
「ぐむぅっ…………」
あの時絡んできたのはコイツらなのに、俺が悪くなっているような気がして言葉を飲み込んだ。
ただシンヤは今現在、歌川さんに絶賛メロメロ中だからアオイの事なんて眼中にないぞと言いかけたがそれも止めておいた。
「それに大勢でいって大事になりそうじゃない、アイツ要領悪そうだから。大事件に発展したりするかもしれないし」
「確かに……」
「そうだ! それに、良いところ見せたら私の友達に惚れられるかもよ。私の友達可愛いんだよ、私くらいに」
「そう言うのはいいんだよ! 」
「ああ、歌川さんがいるものね」
「言っておくが彼女は俺の同僚であって上司であって先輩であってそれ以外の何でもないぞ」
「お願い! お兄さま! 」
アオイは上目遣いで手を合わせている。
この先、義妹になる存在だから頼みを聞くのは当然なのだが、やる気は全く起きない。やる気が全く起きないが、仕方がない。仕方がないので頼みは聞くが面倒なので何としても今日中に解決してしまいたい。
「分かった、すぐ行こう」
「じゃ、詳しく説明するわね」
「いや、歩きながら聞くよ。早く行こうぜ」
「えっ? 今から? ちょっとまだ、コーヒーが残って……」
「いいから、いいから」
俺はコーヒーを飲み干そうとしているアオイを急かして表へ出た。
外に出て直ぐにアオイは困っているという友人の携帯に電話をした。
アオイが「解決出来る人間が見たかったんだけど、今から行っていい? 」と自信たっぷりに言うと友人は喜んで直ぐに来て欲しいと言うような返事だった。
隣りで会話を聞いていた俺はビックリして「おいおい、解決出来るなんて言ってないぞ、俺。いや、頑張るけれども」と話に割り込んだが、アオイは「大丈夫、大丈夫、ああ言ってるけど。うん、じゃあ、今から行くね」と俺の事を無視して電話を終えた。
「ちょ、おいぃー! まだなんも内容聞いて無いのに、何で確約すんだよ、なあ! おい! 」
「ハイハイ、頼りにしてるわよ。いいから早く行こうよ! 」
言いながらアオイはドンっと俺の肩を叩いた。
「たくっ、全然聞いてねーな」
友人宅へと向かう道すがらトラブルの内容を教えてもらった。
「数ヶ月前から友達の家の近所にタチの悪い輩が越して来たんだって。類は友を呼ぶってね。タチの悪い奴にはそういう仲間が集まるからね。割と平和だった町内は一気に地獄へと変わったんだって、大袈裟に纏めると」
「いや、大袈裟に言う必要ないだろ。そこは正確に言ってくれよ。て言うか話、端折り過ぎだろ! 」
要領を得ないアオイの話を真剣に訊く事は諦め、向こうに着いてからアオイの友人に詳しく話を訊く事にした。
俺が勝手に夜ご飯だと思っていただけなのだが、どうやら食事会は昼ご飯をみんなで食べるようだ。俺抜きでの三人の様子をこっそり見ようと俺はわざと遅刻して行くことにした。
俺以外の三人はこれから同居するから良いが俺は一緒に住まないので、部外者のようで少々気まずくはあるのだが、大賛成の意志を伝えねばならない。
レストランに着き、変に怪しまれないようにまず店員に理由を説明し案内を断った後、三人をこっそり観察した。父と田中さんはスーツを着ている。アオイはてっきり俺と初めて会ったときみたいに大人っぽい恰好をして来ているかとおもったのだが予想は外れ落ち着いた感じの上品なワンピースを着ていた。
俺もスーツを着てくれば良かったと少し後悔した。
先に着いて楽しそうに会話している三人の姿は、ほんのり温かな光に包まれているようで俺の想像する理想的な仲の良い家族に見えた。本当の家族の食事風景に見えた。三人の姿を見て、母が生きていればこの様な感じだったのだろうかと少し想像してしまった。
なんだかんだ言ってアオイも楽しそうに会話に参加しているようで俺は安心した。
三人を呆けたように見る俺に父が気がついてこちらに向かって手を上げた。俺は少し戸惑いながらも笑顔で三人に向かって歩き出した。田中 聡子さんとは以前会ったことがあるしアオイには何度も会っているので今更緊張する事などないのだが。
挨拶を済まして父の隣の席に着くと、聡子さんとアオイが笑顔で挨拶を返した。アオイを見ると左の眉尻をあげて、もう右側の眉を下げて俺を見ている。今日の食事会を上手にやれよと言う合図だろうか。
実は今日までに何度かアオイから連絡があったのだが、面倒だったので一度も電話に出なかった。どうせ食事会で会うのだから別に良いだろうと掛けなおさなかったので、少し後ろめたさもあったのだが。その事について怒っているかもと思っていたが、案外機嫌良さよそうにしていたので安心した。
なんだかんだアオイも母親の再婚を喜んでいるのだろう。そして俺の父も悪い人間では無い。俺が言うのも何だがどちらかと言えば良い部類の人間になると思う。俺の父親にも懐いてくれることだろう。
俺はこの会で自分の仕事を言う事が出来て良かったとつくづく思った。もう少し前にこの会が行われていたとしたら、アルバイト暮らしと言うしかなかった自分の境遇を呪っただろうが、今ちゃんと仕事が有る事に改めて感謝した。
食事会も滞りなく終え、田中さんには恐らく好印象を与えられた筈である。食事も大変美味しかった。大満足で鼻唄混じりに意気揚々とアパートに戻り部屋のドアノブに鍵を差し込んだ。
「へぇー、ここに住んでんだぁ」
後ろに邪神のような笑顔のアオイが立っていた。
「ふぉぉぁぁっ!!! 」
尾行されているなど夢にも思っていなかった俺は、まだ夕方前にも拘らず驚きで思いっきり叫んでしまった。
「許して下さい! 許して下さい! 」
気がつくと俺は必死に叫んでいた。
ストーカーにあった人の気持ちがよく分かった。
邪悪な者に自分の住処を知られるのがこれほど恐ろしい事だとは。
「なぁにビビってんのよ、ふふ、ふふふ、ふはは、あははは」
アオイはお腹を抱えて笑っている。
「ビビり過ぎだっつーの、あはははは」
アオイは間抜けな俺を指さしまだ笑い続けている。
「な、なにか用かい? 」
俺は怖がったことを少し恥ずかく思いながらも態勢を立て直し平静を装った。
「理由なんて要らないでしょ、妹が兄に会いに来るのに」
「分かった、分かった。もう許してくれ、ホント悪かった。ちょっと忙しくて電話に出られなかったんだ。次からちゃんと出るから」
「まあ、非を認めるなら許しましょう。これからはちゃんと電話に出ること」
「はい、申し訳ございませんでした」
「それにしてもまた安そうなアパートね。特別対策課って言ってたけど安月給なの? 」
「臨時雇用だからな」
「お父さんの家とこんなに近いのに別々に住む意味あるの? 」
「うん、まあ、色々と」
「まっ、取り敢えず可愛い妹が訪ねて来たんだから、お茶の一杯でも出すもんじゃないの? 」
アオイは薄ら笑いを浮かべている。
「正確には勝手に後を付けて来たんだけどな」
俺は呆れて言った。
「まぁまぁ、いいじゃない」
アオイは勝手にドアを開けてスタスタと部屋に上がり込んだ。
「ふーん、こんな感じかぁ」
アオイは俺のベッドに腰掛け狭い部屋をキョロキョロとニヤニヤしながら眺めている。
「おい、キモい義理の兄貴に付き纏われるの嫌だって言ってたのに何だよ! 勝手に人の部屋に侵入しやがって」
「はいはい、いいからいいから」
アオイは嬉しそうに俺をあしらう。
「で? 何か用かよ」
俺がコーヒーの用意をしながらぶっきら棒に訊ねると
「うん、まあね」
と言いながらアオイは笑っておもむろに髪をかきあげた。
「何格好つけてんだよ、早く言えよ! 」
「チッ! 私の友達がちょっと困っているんだけどね」
アオイは舌打ちしてから話し出した。
「うん」
「近所にちょっとした厄介者が越してきたんだって」
「またぁ? そう言うのばっかだな! 」
「そう言うの得意でしょ! てか、それが仕事でしょ! 」
「はあ? 俺の仕事は、いやまあそう言うのは俺の仕事だけれども…………。イヤイヤ俺、警備会社に勤めてはいるが警備員じゃないぞ」
「似たようなもんでしょ、ふふ」アオイが馬鹿にしたように笑う。
「だからって俺がご近所トラブルに首を突っ込むの? ワハハハ、町内の自警団気取りで? 」
「別に気取る必要はないんだけど」
「そこは揉め事がお得意のシンヤにでも頼んでよ」
「いやあ、頼みにくいでしょ、私に気が有るからあの人。それに大怪我させちゃったし、ホラ、ね、あの時」
「ぐむぅっ…………」
あの時絡んできたのはコイツらなのに、俺が悪くなっているような気がして言葉を飲み込んだ。
ただシンヤは今現在、歌川さんに絶賛メロメロ中だからアオイの事なんて眼中にないぞと言いかけたがそれも止めておいた。
「それに大勢でいって大事になりそうじゃない、アイツ要領悪そうだから。大事件に発展したりするかもしれないし」
「確かに……」
「そうだ! それに、良いところ見せたら私の友達に惚れられるかもよ。私の友達可愛いんだよ、私くらいに」
「そう言うのはいいんだよ! 」
「ああ、歌川さんがいるものね」
「言っておくが彼女は俺の同僚であって上司であって先輩であってそれ以外の何でもないぞ」
「お願い! お兄さま! 」
アオイは上目遣いで手を合わせている。
この先、義妹になる存在だから頼みを聞くのは当然なのだが、やる気は全く起きない。やる気が全く起きないが、仕方がない。仕方がないので頼みは聞くが面倒なので何としても今日中に解決してしまいたい。
「分かった、すぐ行こう」
「じゃ、詳しく説明するわね」
「いや、歩きながら聞くよ。早く行こうぜ」
「えっ? 今から? ちょっとまだ、コーヒーが残って……」
「いいから、いいから」
俺はコーヒーを飲み干そうとしているアオイを急かして表へ出た。
外に出て直ぐにアオイは困っているという友人の携帯に電話をした。
アオイが「解決出来る人間が見たかったんだけど、今から行っていい? 」と自信たっぷりに言うと友人は喜んで直ぐに来て欲しいと言うような返事だった。
隣りで会話を聞いていた俺はビックリして「おいおい、解決出来るなんて言ってないぞ、俺。いや、頑張るけれども」と話に割り込んだが、アオイは「大丈夫、大丈夫、ああ言ってるけど。うん、じゃあ、今から行くね」と俺の事を無視して電話を終えた。
「ちょ、おいぃー! まだなんも内容聞いて無いのに、何で確約すんだよ、なあ! おい! 」
「ハイハイ、頼りにしてるわよ。いいから早く行こうよ! 」
言いながらアオイはドンっと俺の肩を叩いた。
「たくっ、全然聞いてねーな」
友人宅へと向かう道すがらトラブルの内容を教えてもらった。
「数ヶ月前から友達の家の近所にタチの悪い輩が越して来たんだって。類は友を呼ぶってね。タチの悪い奴にはそういう仲間が集まるからね。割と平和だった町内は一気に地獄へと変わったんだって、大袈裟に纏めると」
「いや、大袈裟に言う必要ないだろ。そこは正確に言ってくれよ。て言うか話、端折り過ぎだろ! 」
要領を得ないアオイの話を真剣に訊く事は諦め、向こうに着いてからアオイの友人に詳しく話を訊く事にした。
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