【ラスト・パラダイス】 一人ぼっちのダンジョン攻略 少年は命がけのゲームを、孤独に戦いぬく

猫野 にくきゅう

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ゴブリンの巣穴

第67話 ステータス B

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 部屋に入ると、中には、スキンヘッドの大男がいた。
 この人に、情報を聞くのは二回目だ。

「よく来たな、坊主! ────今日は、何が聞きたいんだ?」

 向こうも、覚えてくれていたようだ。


「あの、えっと……『ステータス』について、詳しく知りたいのですが……ステータスの数字は、どのくらいまで上げるのがオススメですか? ステータスについて、詳しく教えてください」

「ふむ、金貨25枚になるが、聞くかい────?」

 ……相変わらず、情報の値段は高い。
 だが、今はお金に余裕があるし、聞いておいた方が良いだろう。

「────お願いします」


「よし、教えることの出来る範囲で、教えてやる。────まずは、ボーナスポイントの割り振りからだな。────お勧めは100まで上げることだ。……能力が確実に向上するのは、100まで、となっている。────それ以上の数字にしても、能力が向上するかどうかは、運次第だ。」

 100まで、で、運次第……か。

 となると、『魔力』が『100』の数字の人と、『200』まで数字を上げた人が、ほぼ互角の魔力量になる。

 ────ということも、あり得る訳か。

 僕は『魔力』が800を超えていて、MPも多い……。

 魔力の扱いの上達も、早い方だろう。


 僕の場合は、運よく、数字が反映されている、と見るべきだな。
 





「そして、数字に関してだが……あくまで、この数字は、個人に対して適用されるものだ。ということは、覚えておけ」

 ……ん? 個人に……適用?

 どういうことだ?



「あー、つまりな。俺と坊主の『膂力』が、まったく同じ、50だったとする。その状態で力比べをすると、俺が勝つ────ということだが、解るか?」

 僕が説明を飲み込めていない様子を見て、情報屋が親切に追加で説明してくれた。

 ────その説明で、なんとなく理解できた。



 ステータスの数字は、%で捉えると解り易いだろう。

 僕と情報屋の大男では、体格も筋肉量も違う。
 お互いが、潜在能力の50パーセントを引き出した状態で、力比べをすれば、僕に勝ち目は無い……ということだろう。

 数字を100以上にすれば、限界を超えて成長する可能性もある。だが、目安としては100を上限に考えた方が良さそうだ。



「他に、聞きたいことはあるか?」

「あっ、その、ステータス関連なんですけど、『命中』の数字って、どのくらいが良いですか? 僕は『55』なんですけど……」

「それは、人によるな。────攻撃をミスることが多ければ、上げた方が良い」
 
 
 そうか、攻撃をミスるなら、上げた方が良い……。

 ────そう、考えれば良いんだ。

 僕たちは料金を支払い、情報屋を後にした。




 宿屋に帰り、ボーナスポイントを割り振ることにする。

 僕は『俊敏』を86まで上昇させた。
 前衛を担当する僕は、身体能力強化を重視した。

 心愛さんはボーナスポイントを割り振らず、温存したようだ。
 冒険を進めながら、必要な能力を見極めて取得することにしたそうだ。

 

 僕たちは宿屋を出て、道具屋でテントを買う。
 

 この村で、やれることは、全てやった。
 宿が一泊分残っているが、村を出ることにする。


 僕たちは、『レイゼイ』の町を目指して旅に出た。



 *************************

 名前    タナカ ジロウ           
 
 職業      冒険者Lv43 魔法使いLv40                       
 戦闘タイプ     特質系 時空間能力者
 魔力属性        闇  
 

 最大HP       140/140
 最大MP       670/670

 膂力         51
 体力        130
 魔力        830
 俊敏         86
 命中         55

 精神力       125
 運          70
 魅力        115       



 装備
 旅人の服 戦士のブーツ 戦士のマント 戦士の鎧 戦士の兜 戦士の盾 魔導士の指輪 勇者のネックレス 戦士の短剣


 スキル
 魔力操作 魔力属性変化 魔力具現化 魔力放出

 魔法
 なし

 特技
 ダークショット スロウ ワープ 回復力上昇 ダークキャノン 渾身の一撃 ブラックアーマー オートマッピング 縮地

 所持金
 金貨47枚 

 ボーナスポイント
        0  

 *************************

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