記憶屋2

鷲宮@

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生徒会長

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「生徒会長…」

振り返ると何故かそこには佐藤さんが立っていた。

「どうしたんだい?」

「わからないですけど、ここに来れば生徒会長に会えると思って」

「そうなんだ。私も気付くとここに来ていた」

「何か大切な事を忘れてしまっているようで…」

「確かに…何だろう?」

しばしの間、沈黙の時間が流れた。

「Ақли ғамхорӣ дар бораи ду нафарро озод кунед」

呪文のような声が聞こえてきた。
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