不貞の濡れ衣を着せられて婚約破棄されましたがお陰で素敵な恋人ができました

ゆうゆう

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晴れた疑い

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「あなたから見てアンダーソン子爵はダートン伯爵家の事は知らなかったと言うのですね?」

「はい、会長はもともと商会の仕事中心の生活のためこの国の貴族との付き合いは最低限で、しかも片寄ったものだったと思います。
それは本人も言っていました。
私から見てもむしろ他国の貴族との付き合いの方が多かった様に思います」

娘から見てもお父様は隣国や他の国に行っている事が多かったものね。
この国の貴族としての付き合いなんて商会を通して付き合いのある貴族家だけだったんじゃないかしら。

「もうひとつ、あなたから見て子爵が亡くなられた事故の事はどう思っていますか?」

私はアルフォンス様の質問にハッとしました。

私が気にしていた疑問を解消してくれる為にニコルを呼んでくれたんだと分かりました。
アルフォンス様を見ると優しく微笑まれました。
大丈夫だよ。そう言ってくれているみたいです。


「会長の事故直後はショックとそれでも商会をしっかり守らなければと言う気持ちで、私達は事故そのものを疑ったりする余裕はありませんでした。
しかし葬儀が終わった後しばらくして、子爵夫人が商会にやって来て、事業に口を出そうとしてきました。
今まで全く商会の事など気にした事のない方が我が物顔でやって来た時につい疑ってしまいました。
私は遺言公開の一週間前からもう一度会長の事故の事を調べ直させました。
しかし会長の事故に何ら不審な所はありませんでした。
偶然が重なった不慮の事故でそこは間違いありませんでした」

それを聞いたアルフォンス様も頷き、私を見ました。

「ステラ、今ニコル氏が言った事は私の調べた事と一致している。
お父上の死は事故で間違いないよ」

「そうですか、お父様の事故を良かったって言うのも変ですが、誰かに陥れられたのでなかった事は良かった。
義母を疑わなくて済んで良かった」
私は1つ悩みが減った事は素直に嬉しかった。









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