漫画みたいな恋がしたい!

mahiro

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メニューが分からないよ!

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慶二さんに案内されたお店はとても僕やお母さんだけでは入ろうとも思わないお店で、家族で来るというよりカップルで来て今から告白だとかプロポーズでもするときのようなレストランに見える。
ホテルの最上階にあるから景色が綺麗だし店にあるテーブルだとか椅子、小物全てが高級感溢れてる。
ドレスコードが必要っていうのも頷けるかな、これは。
漫画だとかドラマだとかで描かれそうなお店だけど一体コースとか頼むといくらするんだろう。


「璃生は少し遅れるみたいだから先に席についていようか」


慶二さんはこういう店に慣れているのか、自然体のままどんどん中に入っていきお母さんも緊張しながらそのあとを歩いているんだけど、まさか慣れてないのって僕だけなのかな。
あまりキョロキョロ見渡すのも良くないだろうから周囲を見渡せないけど、見える範囲ではやっぱりカップルの人たちが多い気がする。
お友だち同士できゃっきゃっでするような雰囲気ではないね。
席についてからも僕だけが落ち着かなくてメニューを渡されても書かれてるものが何かさっぱり分からなくて泣きたくなっちゃったよ。
僕にはこんな高級店よりお友だちと楽しく話せるようなお店で十分な気がする。
そんなことを思っていたら、後ろから。


「ごめん、遅れた」


耳触りの良い声が聞こえてきて、ゆっくりと振り返ったらそこには慶二さんそっくりな峯岸君が立っていた。
制服姿ではなく、カジュアルなスーツ姿で現れた峯岸君はお父さんである慶二さんと同じように髪をセットされていて整った顔立ちを全面に出してた。
こんなイケメン度倍増した姿を学校の女の子たちが見たら鼻血出して倒れる人もいるだろうし、ファンが増えそう。
クラスに女の子という女の子が集まりそう。


「いや、大丈夫だよ。それより悪かったね、急に呼び出したりしちゃって」


慶二さんの隣の椅子に腰掛けたことにより僕の正面に峯岸君が座ったんだけど、この二人の顔面偏差値どうなってるんだろう。
お母さんも高いけど、この二人も十分高いと思う。


「いつか呼ばれると思ってたし良いよ」


「そうかい?そう言って貰えると助かるな。それじゃあ、皆集まったことだし乾杯をしたあとに挨拶から始めようかな」


慶二さんにそう言われて峯岸君もお母さんも頷いてスラスラと注文するものを決めたんだけど、僕、ここにあるメニュー何一つ分からないよ。
でも、急いで決めないと迷惑かかっちゃうし。
そう思ってメニューを見て恐い顔をしてたら、峯岸君に鼻で笑われました。
え、笑われた?
何で?
僕がこういう店に慣れてないから?
僕の今の顔が面白かったから?
どっちにしろバカにされたような笑いだったような。
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