37 / 55
37
しおりを挟む
たったひとりで現れた魔物を一掃したジル君は無傷のまま剣を返してきた。
「サンキュー」
「う、うん。ジル君は強いね」
「そうか?このくらい大したことないだろう。強い奴なんて山のようにいるしな」
そうなのかもしれないけど、十分すぎるほど強い。
それは魔物だからなのかもしれないけど、それを抜きにしても強すぎる。
「お前だって強いだろ」
「え?俺?」
「あぁ」
ジル君からしてみたら弱者だと思うんだけど。
だって、剣にしても魔物にしても敵わないと思うし。
「『魔王』だったお前に比べたら元『人間』の俺なんて弱者だろうよ」
………?
誰が『魔王』で誰が元『人間』だって?
「え?ジル君?何の話してるの?」
「はぁ?俺とお前の話をしてるに決まってるだろ」
つまり、俺が『魔王』でジル君が元『人間』ってこと?
え、どういうこと?
「サンキュー」
「う、うん。ジル君は強いね」
「そうか?このくらい大したことないだろう。強い奴なんて山のようにいるしな」
そうなのかもしれないけど、十分すぎるほど強い。
それは魔物だからなのかもしれないけど、それを抜きにしても強すぎる。
「お前だって強いだろ」
「え?俺?」
「あぁ」
ジル君からしてみたら弱者だと思うんだけど。
だって、剣にしても魔物にしても敵わないと思うし。
「『魔王』だったお前に比べたら元『人間』の俺なんて弱者だろうよ」
………?
誰が『魔王』で誰が元『人間』だって?
「え?ジル君?何の話してるの?」
「はぁ?俺とお前の話をしてるに決まってるだろ」
つまり、俺が『魔王』でジル君が元『人間』ってこと?
え、どういうこと?
応援ありがとうございます!
6
お気に入りに追加
15
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる