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真面目そうなお父さんと幸せそうな顔で笑っているロイとお母さんとの家族写真だ。
「ロイは父親に似たんだな」
「うん、おとうさんににてるってよくいわれるの!」
ニコニコと笑いながら答えるロイの姿を見ながら、自分は誰に似ているのかと考えても分からないことを考えてしまった。
「グレイ」
そこへ隣でそれを覗き込んでいたティメオから名前を呼ばれ、そちらに顔を向けると、何やら難しそうな顔でそれを見ていたティメオと目が合った。
「どうした?」
「………アルメリアに確認したいことが出来たんだが少し席を外していいか?すぐに戻る」
「それはいいけど、どうやって確認を取るんだ?」
「そこで見張ってる鳥、あいつの式だろ。そいつにコンタクト取れるように頼み込む」
そこ、と示された場所は玄関のドアのすぐ横にある窓のことで、見張ってる鳥とはその奥にいる白い鳥のことで間違えないだろう。
何で見てすぐに分かるんだ。
「よく分かったな、アルメリアの式だって」
「よく俺の家を出入りしていた鳥だからな」
なるほど、それじゃあよく知っているわけだ。
「それじゃあ、行ってくる」
「あぁ」
そう言って玄関に向かったティメオを見送り、ロイと話をしながらロイのお母さんを待った。
「ロイは父親に似たんだな」
「うん、おとうさんににてるってよくいわれるの!」
ニコニコと笑いながら答えるロイの姿を見ながら、自分は誰に似ているのかと考えても分からないことを考えてしまった。
「グレイ」
そこへ隣でそれを覗き込んでいたティメオから名前を呼ばれ、そちらに顔を向けると、何やら難しそうな顔でそれを見ていたティメオと目が合った。
「どうした?」
「………アルメリアに確認したいことが出来たんだが少し席を外していいか?すぐに戻る」
「それはいいけど、どうやって確認を取るんだ?」
「そこで見張ってる鳥、あいつの式だろ。そいつにコンタクト取れるように頼み込む」
そこ、と示された場所は玄関のドアのすぐ横にある窓のことで、見張ってる鳥とはその奥にいる白い鳥のことで間違えないだろう。
何で見てすぐに分かるんだ。
「よく分かったな、アルメリアの式だって」
「よく俺の家を出入りしていた鳥だからな」
なるほど、それじゃあよく知っているわけだ。
「それじゃあ、行ってくる」
「あぁ」
そう言って玄関に向かったティメオを見送り、ロイと話をしながらロイのお母さんを待った。
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