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「あー、もう!」
頭を抱え出したルネさんは叫び出し、赤らめた顔を私に向けました。
長年ルネさんとはやり取りしてきましたが、こんな表情は初めて見ました。
「俺の大切な人って目の前にいるジルなんだけど?!俺、先から本人目の前にして鈍感とか恋愛的に好きとか言ってたんだけど?!」
これ以上恥ずかしいことあるか?!と続けて叫ばれたルネさんは両手で顔を覆ってしまいました。
「………ルネさん、私、男ですよ?身長は高い方ですし、体格も良いです。女性のような柔らかさはないですし、顔も凶悪面とよく言われます」
「そんなことは昔からよーく分かってる。風呂だって一緒に入ったし。俺もまさか、男のお前にこんな感情を抱くなんて思いもしなかったというか、全く気付いてなかったというか」
あー、やうー、など言葉にならない声を上げるルネさんの姿に思わず私まで顔に熱が集まり出しました。
そんな、まさか、と私まで呟いてしまいました。
「指摘されるまで気付かなかった俺が悪いし、今までの行いからして簡単に信じて貰えるとも思ってなかったけど、これ以上、勘違いとかして欲しくないし、俺の気持ちも知ってて欲しかった」
頭を抱え出したルネさんは叫び出し、赤らめた顔を私に向けました。
長年ルネさんとはやり取りしてきましたが、こんな表情は初めて見ました。
「俺の大切な人って目の前にいるジルなんだけど?!俺、先から本人目の前にして鈍感とか恋愛的に好きとか言ってたんだけど?!」
これ以上恥ずかしいことあるか?!と続けて叫ばれたルネさんは両手で顔を覆ってしまいました。
「………ルネさん、私、男ですよ?身長は高い方ですし、体格も良いです。女性のような柔らかさはないですし、顔も凶悪面とよく言われます」
「そんなことは昔からよーく分かってる。風呂だって一緒に入ったし。俺もまさか、男のお前にこんな感情を抱くなんて思いもしなかったというか、全く気付いてなかったというか」
あー、やうー、など言葉にならない声を上げるルネさんの姿に思わず私まで顔に熱が集まり出しました。
そんな、まさか、と私まで呟いてしまいました。
「指摘されるまで気付かなかった俺が悪いし、今までの行いからして簡単に信じて貰えるとも思ってなかったけど、これ以上、勘違いとかして欲しくないし、俺の気持ちも知ってて欲しかった」
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