24 / 49
怖くて見れません
しおりを挟む
「おにいちゃんはひなのおにいちゃんだよね?」
「うん、そうだな」
「みんなのおにいちゃんじゃないよね?」
「そうだな?日夏だけのお兄ちゃんだな?」
それがどうかしたのか?
泣いてちゃ分からないぞ日夏、とは言えるわけもなく辛抱強く待ってみると。
「おにいちゃんはひなのだもん!ほかのひとになんかあげないもん!」
「ん?」
どうしたんだ、いきなり。
周りにいる杉本を見れば何故か苦笑いを浮かべてるし、峯岸に関しては知らんぷりしてるし。
宮永に関しては視線を向けにくいのは何故だろう。
「ひながおにいちゃんのおよめさんになればほかのひとのものにならないよね?!」
「ん?!」
誰が誰のお嫁さんになるって?
もしかして、日夏がオレのお嫁さんになるって言ったのか?
いやぁ、それは様々な問題が発生するから無理だなぁ。
気持ちは凄く嬉しいけど。
そんなことよりも重要なことがあるのだよ!
それは何かを言うと、ズバリ宮永のことだ。
宮永君は日夏さんのことが好きなのよ、多分。
それなのに、好きな女の子の口から違う男の名前が出てきたら怒りますよね、普通。
いくらその女の子の実の兄の名前だったとしても。
うぁ、宮永の顔見れないわぁ。
「日夏の気持ちはすっごく嬉しいけど、日夏にはもっと格好良くて強くて日夏を幸せにしてくれる人のお嫁さんになった方が良いとお兄ちゃん思うなぁ」
成り行きとかさっぱり分からないけど、とりあえずそんな風に答えたら日夏がオレの袖をぎゅっと握り締めてきた。
え、オレの服触ってるけど大丈夫なのか?
「おにいちゃんがいちばんかっこいいもん!ひなのことしあわせにしてくれるもん!」
うん、何と言うか………。
子供に将来はお父さんのお嫁さんになる!って言われた親の気分ってこんな感じなのかなって思いを実感しちゃってる今日この頃。
じゃなくて、服は掴んでるけど特に泣いてる以外は大丈夫そうかな。
落ち着いたらどうなるか分からないけど。
「日夏ちゃん、周りに居た女の子たちに玖蕗栖君を取られちゃうって思ったみたいだね。試合中の応援の中に格好いいの他に付き合いたいとか、結婚したいとかって声もあったから、それをそのまま受け止めちゃって大好きな玖蕗栖君があの子達に取られちゃうかもって思ったみたい」
小声で杉本に状況説明をされたけど、そんなことをあの子達は応援最中に言ってたのか。
試合に集中していたから気付かなかった。
状況が分かったのは嬉しい。
オレの服を日夏が掴めたのも嬉しいよ。
嬉しいけどな、今の状況的に宮永は日夏が好き、日夏はオレが好きという状況が出来上がっちゃってるのよ。
誰かこの状況をどうにかしてくれないか?!
「うん、そうだな」
「みんなのおにいちゃんじゃないよね?」
「そうだな?日夏だけのお兄ちゃんだな?」
それがどうかしたのか?
泣いてちゃ分からないぞ日夏、とは言えるわけもなく辛抱強く待ってみると。
「おにいちゃんはひなのだもん!ほかのひとになんかあげないもん!」
「ん?」
どうしたんだ、いきなり。
周りにいる杉本を見れば何故か苦笑いを浮かべてるし、峯岸に関しては知らんぷりしてるし。
宮永に関しては視線を向けにくいのは何故だろう。
「ひながおにいちゃんのおよめさんになればほかのひとのものにならないよね?!」
「ん?!」
誰が誰のお嫁さんになるって?
もしかして、日夏がオレのお嫁さんになるって言ったのか?
いやぁ、それは様々な問題が発生するから無理だなぁ。
気持ちは凄く嬉しいけど。
そんなことよりも重要なことがあるのだよ!
それは何かを言うと、ズバリ宮永のことだ。
宮永君は日夏さんのことが好きなのよ、多分。
それなのに、好きな女の子の口から違う男の名前が出てきたら怒りますよね、普通。
いくらその女の子の実の兄の名前だったとしても。
うぁ、宮永の顔見れないわぁ。
「日夏の気持ちはすっごく嬉しいけど、日夏にはもっと格好良くて強くて日夏を幸せにしてくれる人のお嫁さんになった方が良いとお兄ちゃん思うなぁ」
成り行きとかさっぱり分からないけど、とりあえずそんな風に答えたら日夏がオレの袖をぎゅっと握り締めてきた。
え、オレの服触ってるけど大丈夫なのか?
「おにいちゃんがいちばんかっこいいもん!ひなのことしあわせにしてくれるもん!」
うん、何と言うか………。
子供に将来はお父さんのお嫁さんになる!って言われた親の気分ってこんな感じなのかなって思いを実感しちゃってる今日この頃。
じゃなくて、服は掴んでるけど特に泣いてる以外は大丈夫そうかな。
落ち着いたらどうなるか分からないけど。
「日夏ちゃん、周りに居た女の子たちに玖蕗栖君を取られちゃうって思ったみたいだね。試合中の応援の中に格好いいの他に付き合いたいとか、結婚したいとかって声もあったから、それをそのまま受け止めちゃって大好きな玖蕗栖君があの子達に取られちゃうかもって思ったみたい」
小声で杉本に状況説明をされたけど、そんなことをあの子達は応援最中に言ってたのか。
試合に集中していたから気付かなかった。
状況が分かったのは嬉しい。
オレの服を日夏が掴めたのも嬉しいよ。
嬉しいけどな、今の状況的に宮永は日夏が好き、日夏はオレが好きという状況が出来上がっちゃってるのよ。
誰かこの状況をどうにかしてくれないか?!
9
あなたにおすすめの小説
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する幼少中高大院までの一貫校だ。しかし学校の規模に見合わず生徒数は一学年300人程の少人数の学院で、他とは少し違う校風の学院でもある。
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語
劣等生の俺を、未来から来た学院一の優等生が「婚約者だ」と宣言し溺愛してくる
水凪しおん
BL
魔力制御ができず、常に暴発させては「劣等生」と蔑まれるアキト。彼の唯一の取り柄は、自分でも気づいていない規格外の魔力量だけだった。孤独と無力感に苛まれる日々のなか、彼の前に一人の男が現れる。学院一の秀才にして、全生徒の憧れの的であるカイだ。カイは衆目の前でアキトを「婚約者」だと宣言し、強引な同居生活を始める。
「君のすべては、俺が管理する」
戸惑いながらも、カイによる徹底的な管理生活の中で、アキトは自身の力が正しく使われる喜びと、誰かに必要とされる温かさを知っていく。しかし、なぜカイは自分にそこまで尽くすのか。彼の過保護な愛情の裏には、未来の世界の崩壊と、アキトを救えなかったという、痛切な後悔が隠されていた。
これは、絶望の運命に抗うため、未来から来た青年と、彼に愛されることで真の力に目覚める少年の、時を超えた愛と再生の物語。
【完結】俺とあの人の青い春
月城雪華
BL
高校一年の夏、龍冴(りょうが)は二つ上の先輩である椰一(やいち)と付き合った。
けれど、告白してくれたにしては制限があまりに多過ぎると思っていた。
ぼんやりとした不信感を抱いていたある日、見知らぬ相手と椰一がキスをしている場面を目撃してしまう。
けれど友人らと話しているうちに、心のどこかで『椰一はずっと前から裏切っていた』と理解していた。
それでも悲しさで熱い雫が溢れてきて、ひと気のない物陰に座り込んで泣いていると、ふと目の前に影が差す。
「大丈夫か?」
涙に濡れた瞳で見上げると、月曜日の朝──その数日前にも件の二人を見掛け、書籍を落としたのだがわざわざ教室まで届けてくれたのだ──にも会った、一学年上の大和(やまと)という男だった。
悪の策士のうまくいかなかった計画
迷路を跳ぶ狐
BL
いつか必ず返り咲く。それだけを目標に、俺はこの学園に戻ってきた。過去に、破壊と使役の魔法を研究したとして、退学になったこの学園に。
今こそ、復活の時だ。俺を切り捨てた者たちに目に物見せ、研究所を再興する。
そのために、王子と伯爵の息子を利用することを考えた俺は、長く温めた策を決行し、学園に潜り込んだ。
これから俺を陥れた連中を、騙して嵌めて蹂躙するっ! ……はず、だった……のに??
王子は跪き、俺に向かって言った。
「あなたの破壊の魔法をどうか教えてください。教えるまでこの部屋から出しません」と。
そして、伯爵の息子は俺の手をとって言った。
「ずっと好きだった」と。
…………どうなってるんだ?
【完結】毎日きみに恋してる
藤吉めぐみ
BL
青春BLカップ1次選考通過しておりました!
応援ありがとうございました!
*******************
その日、澤下壱月は王子様に恋をした――
高校の頃、王子と異名をとっていた楽(がく)に恋した壱月(いづき)。
見ているだけでいいと思っていたのに、ちょっとしたきっかけから友人になり、大学進学と同時にルームメイトになる。
けれど、恋愛模様が派手な楽の傍で暮らすのは、あまりにも辛い。
けれど離れられない。傍にいたい。特別でありたい。たくさんの行きずりの一人にはなりたくない。けれど――
このまま親友でいるか、勇気を持つかで揺れる壱月の切ない同居ライフ。
【完結】I adore you
ひつじのめい
BL
幼馴染みの蒼はルックスはモテる要素しかないのに、性格まで良くて羨ましく思いながらも夏樹は蒼の事を1番の友達だと思っていた。
そんな時、夏樹に彼女が出来た事が引き金となり2人の関係に変化が訪れる。
※小説家になろうさんでも公開しているものを修正しています。
【完結】口遊むのはいつもブルージー 〜双子の兄に惚れている後輩から、弟の俺が迫られています〜
星寝むぎ
BL
お気に入りやハートを押してくださって本当にありがとうございます! 心から嬉しいです( ; ; )
――ただ幸せを願うことが美しい愛なら、これはみっともない恋だ――
“隠しごとありの年下イケメン攻め×双子の兄に劣等感を持つ年上受け”
音楽が好きで、SNSにひっそりと歌ってみた動画を投稿している桃輔。ある日、新入生から唐突な告白を受ける。学校説明会の時に一目惚れされたらしいが、出席した覚えはない。なるほど双子の兄のことか。人違いだと一蹴したが、その新入生・瀬名はめげずに毎日桃輔の元へやってくる。
イタズラ心で兄のことを隠した桃輔は、次第に瀬名と過ごす時間が楽しくなっていく――
初恋ミントラヴァーズ
卯藤ローレン
BL
私立の中高一貫校に通う八坂シオンは、乗り物酔いの激しい体質だ。
飛行機もバスも船も人力車もダメ、時々通学で使う電車でも酔う。
ある朝、学校の最寄り駅でしゃがみこんでいた彼は金髪の男子生徒に助けられる。
眼鏡をぶん投げていたため気がつかなかったし何なら存在自体も知らなかったのだが、それは学校一モテる男子、上森藍央だった(らしい)。
知り合いになれば不思議なもので、それまで面識がなかったことが嘘のように急速に距離を縮めるふたり。
藍央の優しいところに惹かれるシオンだけれど、優しいからこそその本心が掴みきれなくて。
でも想いは勝手に加速して……。
彩り豊かな学校生活と夏休みのイベントを通して、恋心は芽生え、弾んで、時にじれる。
果たしてふたりは、恋人になれるのか――?
/金髪顔整い×黒髪元気時々病弱/
じれたり悩んだりもするけれど、王道満載のウキウキハッピハッピハッピーBLです。
集まると『動物園』と称されるハイテンションな友人たちも登場して、基本騒がしい。
◆毎日2回更新。11時と20時◆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる