繋がれた絆はどこまでも

mahiro

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「そんなの決まってるよ」


ライトが戻っても、あの二人が今と変わらずにいられる環境をライトが作ることが出来るというのなら国へ戻ろう、とライトは思った。


「帰るよ、国へ」


戻って、謝って、それでライトの望みや彼が築き上げたもの全てを継続させる、そのためにライトは国へ戻る決意をした。
それを見たイザヤは口角を器用に片方だけ上げて見せた。


「決まりだな。そうと決まればさっさと帰るぞ」


「あ、うん」


イザヤが呪文を唱えた所で、目の前に空間が生み出された。
そこを通り抜ければ国へ戻れるようだ。


「あ、そうそう。気付いてなさそうだから伝えておくが俺はイザヤじゃないからな」


突然振り返って何を言い出すのかと思ったライトが首を傾ければ、手首を掴まれそのまま引っ張られた。


「イザヤは俺の双子の弟で、俺は兄のアシルだからな」
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