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04 パーティプレイ
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「それで、何したらいいんだろう、このゲーム。レベル上げしたんだけどなかなかめんどくさくてさ。クソゲーだよな」
サタン様(何となく様を付けたくなる)は少し怒ったような顔をしてこちらを向いた。それでもかわいい。感心したくなるほど本当に綺麗な少女だ。ゲームキャラの仕様?
「お前、マニュアルを全く読んでいないのか?」
「まずちょっとやってみようと思ってやってみたらこんな感じになっちゃって。ログアウトもわかんないんでござるよ」
「ふうん。じゃあ少し教えてやろう」
サタンはさっと右手を空中で翳すと、よく通る声で「状態確認」と言った。そこ日本語かよ……。このゲーム「エデン エッジオブなんちゃら」だろ? なんでそこだけ日本語……。
ぱっと空中にA2版くらいの大きさのステータス画面が現れる。サタンの職業は「悪魔」になっている。さすがサタン様ですね!! 徹底しておられる!
「悪魔?? そんな選択肢なかったけどな」
「人によって選べる職業は変わる。体格や性別で」
魔力や魅力が高い。スキル欄に「妨げる者」「犠牲」とある。
「へえ! こんなの見れるんだなあ。俺も見てみよ! 『状態確認』」
同じようにステータス画面が開く。左側に自分の全身像、右側に体力や知力などの数値。ふと全身像の方に目が行く。現実の俺と同じ顔をした忍者……。
「えー! なんでコレ? 俺の顔だ!」
「それはそうだろう、お前がプレイヤーなんだから」
「えっ、じゃあ……」
通りで最初に忍者の顔を見た時、既視感があったはずだ。ぱっとサタンの顔を見る。こんな可愛い顔が現実世界でも……。胸はないけど……。
「何を見てるんだよ」
「何でもないですぅ」
改めてステータスを確認してみる。サタンのとはメニューから違う。体力はこっちがだいぶ多い。サタンのステータスには「敏捷」がないが、こっちには「魔力」がない。スキルは……
「影下跳梁だけ?」
[忍者とはそういうものです]
ニドが口を挟んだ。まずお前はこのステータス画面の開き方を教えろよ。
「このゲームの世界は、『滅ぼす者』と呼ばれる者に脅かされているという設定なんだ。『滅ぼす者』の侵攻をやめさせればゲームクリア」
「ふうん。サタンのさあ、『妨げる者』っていうのはどんなスキルなんだ? 俺のは敵の後ろに回り込むってだけの……あのな」
サタンはまた俯いてプルプルしながら笑っていた。
「うしろに……回り込むだけ……」
「しょうがないだろ! とりあえずで忍者にしちゃったんだから」
「ブフッ……職業は5レベルごとに選択し直せるはずだ。気に入らなければレベルを上げればいい」
「まあ、気に入らないわけじゃないんだけど……。とにかくレベルは上げないとなあ。パーティは組めないのかな? 一人だとマジ面倒でさ」
「では、手を」
サタンが白くて細い手を差し出した。こちらも手を出す。手のひらを重ねる。
「共闘」
また日本語かよ! コマンドが覚えられねえ! アクセシビリティよ! でも手を繋ぐって言うのはいいですね。良ゲーと思いまーす。
ぱっと手のひらが光り、サタンの頭の上に白い逆三角形のマークが現れた。たぶん俺の頭にも出たんだろう。
「これでパーティになった。ガイドに聞けば離れていてもパーティメンバーの状態や居場所がわかる」
「なるほど!」
「では早速始めようか。付いてくるがいい」
サタンは不敵に微笑んだ。
見た目が現実世界のままだとするなら、外見年齢からして俺より10歳以上年下であろうこの少女に頼るのもなんだが、まずはこの世界を理解するまで頼らせてもらおう。
カワイイ女の子で良かったな~っ! と思ってしまうのはどうしようもない。キモがられないようにだけ気をつけよう。手遅れか。ニンニン。
サタン様(何となく様を付けたくなる)は少し怒ったような顔をしてこちらを向いた。それでもかわいい。感心したくなるほど本当に綺麗な少女だ。ゲームキャラの仕様?
「お前、マニュアルを全く読んでいないのか?」
「まずちょっとやってみようと思ってやってみたらこんな感じになっちゃって。ログアウトもわかんないんでござるよ」
「ふうん。じゃあ少し教えてやろう」
サタンはさっと右手を空中で翳すと、よく通る声で「状態確認」と言った。そこ日本語かよ……。このゲーム「エデン エッジオブなんちゃら」だろ? なんでそこだけ日本語……。
ぱっと空中にA2版くらいの大きさのステータス画面が現れる。サタンの職業は「悪魔」になっている。さすがサタン様ですね!! 徹底しておられる!
「悪魔?? そんな選択肢なかったけどな」
「人によって選べる職業は変わる。体格や性別で」
魔力や魅力が高い。スキル欄に「妨げる者」「犠牲」とある。
「へえ! こんなの見れるんだなあ。俺も見てみよ! 『状態確認』」
同じようにステータス画面が開く。左側に自分の全身像、右側に体力や知力などの数値。ふと全身像の方に目が行く。現実の俺と同じ顔をした忍者……。
「えー! なんでコレ? 俺の顔だ!」
「それはそうだろう、お前がプレイヤーなんだから」
「えっ、じゃあ……」
通りで最初に忍者の顔を見た時、既視感があったはずだ。ぱっとサタンの顔を見る。こんな可愛い顔が現実世界でも……。胸はないけど……。
「何を見てるんだよ」
「何でもないですぅ」
改めてステータスを確認してみる。サタンのとはメニューから違う。体力はこっちがだいぶ多い。サタンのステータスには「敏捷」がないが、こっちには「魔力」がない。スキルは……
「影下跳梁だけ?」
[忍者とはそういうものです]
ニドが口を挟んだ。まずお前はこのステータス画面の開き方を教えろよ。
「このゲームの世界は、『滅ぼす者』と呼ばれる者に脅かされているという設定なんだ。『滅ぼす者』の侵攻をやめさせればゲームクリア」
「ふうん。サタンのさあ、『妨げる者』っていうのはどんなスキルなんだ? 俺のは敵の後ろに回り込むってだけの……あのな」
サタンはまた俯いてプルプルしながら笑っていた。
「うしろに……回り込むだけ……」
「しょうがないだろ! とりあえずで忍者にしちゃったんだから」
「ブフッ……職業は5レベルごとに選択し直せるはずだ。気に入らなければレベルを上げればいい」
「まあ、気に入らないわけじゃないんだけど……。とにかくレベルは上げないとなあ。パーティは組めないのかな? 一人だとマジ面倒でさ」
「では、手を」
サタンが白くて細い手を差し出した。こちらも手を出す。手のひらを重ねる。
「共闘」
また日本語かよ! コマンドが覚えられねえ! アクセシビリティよ! でも手を繋ぐって言うのはいいですね。良ゲーと思いまーす。
ぱっと手のひらが光り、サタンの頭の上に白い逆三角形のマークが現れた。たぶん俺の頭にも出たんだろう。
「これでパーティになった。ガイドに聞けば離れていてもパーティメンバーの状態や居場所がわかる」
「なるほど!」
「では早速始めようか。付いてくるがいい」
サタンは不敵に微笑んだ。
見た目が現実世界のままだとするなら、外見年齢からして俺より10歳以上年下であろうこの少女に頼るのもなんだが、まずはこの世界を理解するまで頼らせてもらおう。
カワイイ女の子で良かったな~っ! と思ってしまうのはどうしようもない。キモがられないようにだけ気をつけよう。手遅れか。ニンニン。
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