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24 noob
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とりあえず左の道から適当に歩き出す。マップを見ても「飛天」を使っても、マップ外だからか地図が出ない。怖いからあまり細かい道には入らないことにする。中はダンジョンに似ている。エネミーがちょいちょいいるが、温泉はないと思わないといけないだろうし、レベルももうちょっとやったくらいでは上がらないだろうから全部逃げる。
「タッチ!」
最奥の壁に着いてしまった。本当にただの壁。ハズレってこと?
またもと来た道を戻ってやり直さないといけない。次はどの道に行こうかな? 手当たり次第行ってみるしかないのか。でもサタンに会う前に「滅ぼす者」にエンカウントしたらやだな……。
「そういえばさ、『滅ぼす者』って何なの? この世界にエネミーをスポーンさせてるやつ、みたいな?」
[『滅ぼす者』は『滅ぼす者』です。何もかもを支配し消し去る者。勝てる者はいません]
「えー! 何それ! 『○修羅』的な?!」
[何ですかそれは。定期的に伏せないといけない話を混ぜるのをやめてください]
「とにかくラスボスなんだろ?」
[退けなければならないものです]
なるほど。倒せないから、いけにえを捧げて封印するとかそういう感じなんだな。そしてサタンが生贄だと。
分岐まで戻ってきた。ど真ん中……は怖いなあ。アタリ感半端ねえ。なんとなく左から二番目、「木」の字でいくと四画目の道に入る。こちらは少しエネミーのレベルが高い。ピュグマリオン様がいませんように……。
「あっ!」
進んでいくうちに、エネミーの傾向を見てわかった。岩場のエネミーばかり湧いている。思い返せば最初に入ったところは草原のフィールドで出てくる敵だった。五つの分岐は、うち四つがそれぞれのフィールドの再現になっているんだ。
だとすれば、そうなっていない道が続く先が「滅ぼす者」のいる道だ。やだなあ。
引き返して他の道をチラ見する。一番右に伸びているのが遺跡(この奥にきっとピュグマリオン様もいるよぉ~)、その一個手前が森のエネミーだった。
「『滅ぼす者』はこの真ん中の道の奥にいる!!」
[まあ、普通に考えると露骨にそうですよね。あなたも最初から避けてましたよね]
そしてサタンがいそうな道もわかった。森の道だ。森のエネミーは恐竜みたいなやつが多くて、素早い動きをするのがあまりいないので、倒し切るようなレベル上げをサタンとする時は森に行くことが多かったのだ。
「サタン! サタン様!!」
サタンの攻撃を考えれば、とろくて攻撃が単純なエネミーが湧くあたりにいそうだ。レベル20くらいのやつかなあ……。
しばらく進むと、何もいないところに出た。普通に考えればスポーンのディレイ中なんだろう。
「サタン様」
返事はない。でも隠れるところも大してない場所だ。出て来ざるを得ないだろう。
「来ちゃった⭐︎」
声が反響する。ふと、自分のやり方が完全にストーカーなことを自覚する。やばいやつだ。お巡りさん、俺です。
[来てますよ]
「何が? サタンが?」
[いえ]
エネミーが湧いたかな? エネミーへの攻撃力がほぼない俺にとっては面倒だ。
「『影下跳梁』」
とんと体が舞い上がる。眼下にうようよと他のプレイヤーがひしめいていた。
「はああああ??」
[来てますと]
主語をつけろよタマゴ野郎。付けられていた? いつからだ?
慌てて毒付き手裏剣を投げる。空から降る形になるので、気付くのが遅れた人にはさくさく当たる。ここは温泉がないからあれだけで戦意が削がれるはずだ。
プレイヤーたちの後ろに回り込んでさらに手裏剣。
「気づかれた! 『白夜』をかけろ!」
「待って! まだいけにえを見つけていない」
一気に大騒ぎになる。恐竜までスポーンしてきた。
「忍者以外はエネミーに対処して! 忍者は生贄の味方の忍者と生贄を殺すよ!」
あらら。さすがこのあいだのゴタゴタで学習なさったようだ。忍者は4人になっている。魔法使いが少し増えたかな? さて、どうするかと言うと……
「さらば!!」
逃げる!! 逃げるだろこれ。奥に行くほどにエネミーレベルは高い。先日のようにエネミーと共闘すれば少しは。がんがん手裏剣が飛んでくる。
「イヤアアア」
なるべく直線的にならないように、蛇行しながら走る。抜忍っぽいな! いやいや。笑ってる場合じゃない。
「いでっ」
びっと手裏剣がかすっていく。毒付き? やめて!
森のエネミー、ウッドバイトが出てくる。これが森フィールドの中で一番レベルが高くて面倒な敵になる。動く大木といった見た目。
「『影下跳梁』」
ウッドバイトの後ろに飛ぶと、ウッドバイトのヘイトは正面に走り込んできた忍者たちに行った。
「『影下……」
彼らが唱える前にウッドバイトが横殴りに丸太のような腕を振り抜いた。二人の忍者が跳ね飛ばされる。その隙に脇を走り抜け、安全なところへ……。
「待ってくださいよ」
とん、と目の前にルイが降り立ち、もう一人の忍者を手で制止する。あーやだやだ。
「生きておられたんですね」
「お陰様で」
「サクリ持ちはどこです? 言えばあなたは殺さないです。メリットないんで。むしろあなたにはメリットしかないですよね。言えば殺されない。ログアウトもできる」
「いやいや、そういう問題じゃないんで」
「ふん。偽善者が」
ルイは言い捨てて太刀を抜き、こちらに構えた。
「あんた、俺たちといた魔法使いの死体を埋めてたな? でもその後はどうだ? 一人でも埋めたかよ? お前が遺跡で殺した何人かの死体はどうなってる?」
「………」
「だから偽善者だって言うんだよ。ちょっとやっていい人のふりして後はほったらかしだ。今回だってそうだろ? レベルが一番高い忍者だって鼻高々であの小娘を守ってやってたつもりだったんだろ。でも実際はあんたよりレベルも低くて忍者になって間もない俺に殺されかけるNOOBだ。小娘にもどうせ置いていかれたんだろ?」
「まあ、置いていかれたのは事実だが」
俺も太刀を構える。こっちにだって言い分はある。
「その時できるだけのことをやる。それだけさ。遺体が一人だけなら埋めてやれる。花も摘める。でも自分も命が狙われてるところで悠長に何人もはできない」
「言い訳だろ」
「レベルが高いからサタンを守れると思ったわけでもない。俺には守ることなんかできない。あんたの言う通りさ。俺はnoobなんだ。センスも技術もない。俺はただサタンを一人で死なせたくないだけだ」
そう。その時できるだけのことを。力の限り。
「来いよ」
忍者たちが切り掛かってくる。ルイじゃない方はまだレベルも低いし忍者として動き慣れてないのが分かる。
「『影下跳梁』」
さっと後ろに回って手裏剣を投げる。背中に刺さった。
「早くこのダンジョンを抜けな。毒付きなんだ」
ルイの方は俺が『影下跳梁』を使うのを見越していたようで、流れるように太刀を振る。なんとか流す。だが、すれ違いざまに手裏剣がとんできた。着物が切れ、皮膚にさっと赤いラインが走る。
「俺のも毒付きだ」
傷口が緑に光る。ずきずきと痛みが走る。次の瞬間、太刀が嵐のように襲ってくる。
「くっ」
「『影下跳梁』」
ふっと目の前からルイが消える。すぐ後ろを振り向くと顔にパンチが飛んできた。よろめく。
「『影下跳梁』」
すかさず腹にキック。彼はディレイのない「影下跳梁」を使いこなしている。俺は完全にやられっぱなしだ。
「ふふっ。あんた、忍者を弱キャラだと思ってただろ。違うよ。あんたが使うから弱いんだ。強いだろ? 敵わないだろ? 俺には」
そんなのはわかってる。マゾキャラ使いだなんて言ってたけど、弱いのはキャラだけじゃない。
「さあ。サクリ持ちを差し出すか今死ぬか選べよ」
俺が自分の下手くそさを晒すのが嫌だったんだ。俺にはゲームの才能がない。他の人たちが強キャラで次々に敵を薙ぎ倒す中、俺は強キャラでもそうはできない自分に怯えていた。だから……。
弱いことをキャラ性能のせいにできるマゾキャラ使いになったんだ……。
「……そうか。忍者は充分強かったんだな……。最初から……」
「そうだ。あんたが弱いだけだ」
「『影下跳梁』」
でもマゾキャラを使うのが嫌になったことは一度もない。
ルイの後ろに着地した瞬間、さらに後ろに飛びずさる。ルイが振り向きざま振り回した太刀は空振りだ。そのまま逃げ出す。
「おい!」
さあ。追えるものなら追ってみろ。基本的な敏捷はどんな技術があったところで変わらない。俺の方が速い。マゾキャラにはマゾキャラの、下手くそには下手くそなりのやり方がある。
どこまで走る? こいつの仲間はどこに行った? ただ真っ直ぐ走る。サタンはまだ見つかってない? しくじったよな。俺がぼんやりしてたから、付けられてここに連れて来ちまったんだ。
「わっ!」
道の真ん中にサタンが立っていた。
「タッチ!」
最奥の壁に着いてしまった。本当にただの壁。ハズレってこと?
またもと来た道を戻ってやり直さないといけない。次はどの道に行こうかな? 手当たり次第行ってみるしかないのか。でもサタンに会う前に「滅ぼす者」にエンカウントしたらやだな……。
「そういえばさ、『滅ぼす者』って何なの? この世界にエネミーをスポーンさせてるやつ、みたいな?」
[『滅ぼす者』は『滅ぼす者』です。何もかもを支配し消し去る者。勝てる者はいません]
「えー! 何それ! 『○修羅』的な?!」
[何ですかそれは。定期的に伏せないといけない話を混ぜるのをやめてください]
「とにかくラスボスなんだろ?」
[退けなければならないものです]
なるほど。倒せないから、いけにえを捧げて封印するとかそういう感じなんだな。そしてサタンが生贄だと。
分岐まで戻ってきた。ど真ん中……は怖いなあ。アタリ感半端ねえ。なんとなく左から二番目、「木」の字でいくと四画目の道に入る。こちらは少しエネミーのレベルが高い。ピュグマリオン様がいませんように……。
「あっ!」
進んでいくうちに、エネミーの傾向を見てわかった。岩場のエネミーばかり湧いている。思い返せば最初に入ったところは草原のフィールドで出てくる敵だった。五つの分岐は、うち四つがそれぞれのフィールドの再現になっているんだ。
だとすれば、そうなっていない道が続く先が「滅ぼす者」のいる道だ。やだなあ。
引き返して他の道をチラ見する。一番右に伸びているのが遺跡(この奥にきっとピュグマリオン様もいるよぉ~)、その一個手前が森のエネミーだった。
「『滅ぼす者』はこの真ん中の道の奥にいる!!」
[まあ、普通に考えると露骨にそうですよね。あなたも最初から避けてましたよね]
そしてサタンがいそうな道もわかった。森の道だ。森のエネミーは恐竜みたいなやつが多くて、素早い動きをするのがあまりいないので、倒し切るようなレベル上げをサタンとする時は森に行くことが多かったのだ。
「サタン! サタン様!!」
サタンの攻撃を考えれば、とろくて攻撃が単純なエネミーが湧くあたりにいそうだ。レベル20くらいのやつかなあ……。
しばらく進むと、何もいないところに出た。普通に考えればスポーンのディレイ中なんだろう。
「サタン様」
返事はない。でも隠れるところも大してない場所だ。出て来ざるを得ないだろう。
「来ちゃった⭐︎」
声が反響する。ふと、自分のやり方が完全にストーカーなことを自覚する。やばいやつだ。お巡りさん、俺です。
[来てますよ]
「何が? サタンが?」
[いえ]
エネミーが湧いたかな? エネミーへの攻撃力がほぼない俺にとっては面倒だ。
「『影下跳梁』」
とんと体が舞い上がる。眼下にうようよと他のプレイヤーがひしめいていた。
「はああああ??」
[来てますと]
主語をつけろよタマゴ野郎。付けられていた? いつからだ?
慌てて毒付き手裏剣を投げる。空から降る形になるので、気付くのが遅れた人にはさくさく当たる。ここは温泉がないからあれだけで戦意が削がれるはずだ。
プレイヤーたちの後ろに回り込んでさらに手裏剣。
「気づかれた! 『白夜』をかけろ!」
「待って! まだいけにえを見つけていない」
一気に大騒ぎになる。恐竜までスポーンしてきた。
「忍者以外はエネミーに対処して! 忍者は生贄の味方の忍者と生贄を殺すよ!」
あらら。さすがこのあいだのゴタゴタで学習なさったようだ。忍者は4人になっている。魔法使いが少し増えたかな? さて、どうするかと言うと……
「さらば!!」
逃げる!! 逃げるだろこれ。奥に行くほどにエネミーレベルは高い。先日のようにエネミーと共闘すれば少しは。がんがん手裏剣が飛んでくる。
「イヤアアア」
なるべく直線的にならないように、蛇行しながら走る。抜忍っぽいな! いやいや。笑ってる場合じゃない。
「いでっ」
びっと手裏剣がかすっていく。毒付き? やめて!
森のエネミー、ウッドバイトが出てくる。これが森フィールドの中で一番レベルが高くて面倒な敵になる。動く大木といった見た目。
「『影下跳梁』」
ウッドバイトの後ろに飛ぶと、ウッドバイトのヘイトは正面に走り込んできた忍者たちに行った。
「『影下……」
彼らが唱える前にウッドバイトが横殴りに丸太のような腕を振り抜いた。二人の忍者が跳ね飛ばされる。その隙に脇を走り抜け、安全なところへ……。
「待ってくださいよ」
とん、と目の前にルイが降り立ち、もう一人の忍者を手で制止する。あーやだやだ。
「生きておられたんですね」
「お陰様で」
「サクリ持ちはどこです? 言えばあなたは殺さないです。メリットないんで。むしろあなたにはメリットしかないですよね。言えば殺されない。ログアウトもできる」
「いやいや、そういう問題じゃないんで」
「ふん。偽善者が」
ルイは言い捨てて太刀を抜き、こちらに構えた。
「あんた、俺たちといた魔法使いの死体を埋めてたな? でもその後はどうだ? 一人でも埋めたかよ? お前が遺跡で殺した何人かの死体はどうなってる?」
「………」
「だから偽善者だって言うんだよ。ちょっとやっていい人のふりして後はほったらかしだ。今回だってそうだろ? レベルが一番高い忍者だって鼻高々であの小娘を守ってやってたつもりだったんだろ。でも実際はあんたよりレベルも低くて忍者になって間もない俺に殺されかけるNOOBだ。小娘にもどうせ置いていかれたんだろ?」
「まあ、置いていかれたのは事実だが」
俺も太刀を構える。こっちにだって言い分はある。
「その時できるだけのことをやる。それだけさ。遺体が一人だけなら埋めてやれる。花も摘める。でも自分も命が狙われてるところで悠長に何人もはできない」
「言い訳だろ」
「レベルが高いからサタンを守れると思ったわけでもない。俺には守ることなんかできない。あんたの言う通りさ。俺はnoobなんだ。センスも技術もない。俺はただサタンを一人で死なせたくないだけだ」
そう。その時できるだけのことを。力の限り。
「来いよ」
忍者たちが切り掛かってくる。ルイじゃない方はまだレベルも低いし忍者として動き慣れてないのが分かる。
「『影下跳梁』」
さっと後ろに回って手裏剣を投げる。背中に刺さった。
「早くこのダンジョンを抜けな。毒付きなんだ」
ルイの方は俺が『影下跳梁』を使うのを見越していたようで、流れるように太刀を振る。なんとか流す。だが、すれ違いざまに手裏剣がとんできた。着物が切れ、皮膚にさっと赤いラインが走る。
「俺のも毒付きだ」
傷口が緑に光る。ずきずきと痛みが走る。次の瞬間、太刀が嵐のように襲ってくる。
「くっ」
「『影下跳梁』」
ふっと目の前からルイが消える。すぐ後ろを振り向くと顔にパンチが飛んできた。よろめく。
「『影下跳梁』」
すかさず腹にキック。彼はディレイのない「影下跳梁」を使いこなしている。俺は完全にやられっぱなしだ。
「ふふっ。あんた、忍者を弱キャラだと思ってただろ。違うよ。あんたが使うから弱いんだ。強いだろ? 敵わないだろ? 俺には」
そんなのはわかってる。マゾキャラ使いだなんて言ってたけど、弱いのはキャラだけじゃない。
「さあ。サクリ持ちを差し出すか今死ぬか選べよ」
俺が自分の下手くそさを晒すのが嫌だったんだ。俺にはゲームの才能がない。他の人たちが強キャラで次々に敵を薙ぎ倒す中、俺は強キャラでもそうはできない自分に怯えていた。だから……。
弱いことをキャラ性能のせいにできるマゾキャラ使いになったんだ……。
「……そうか。忍者は充分強かったんだな……。最初から……」
「そうだ。あんたが弱いだけだ」
「『影下跳梁』」
でもマゾキャラを使うのが嫌になったことは一度もない。
ルイの後ろに着地した瞬間、さらに後ろに飛びずさる。ルイが振り向きざま振り回した太刀は空振りだ。そのまま逃げ出す。
「おい!」
さあ。追えるものなら追ってみろ。基本的な敏捷はどんな技術があったところで変わらない。俺の方が速い。マゾキャラにはマゾキャラの、下手くそには下手くそなりのやり方がある。
どこまで走る? こいつの仲間はどこに行った? ただ真っ直ぐ走る。サタンはまだ見つかってない? しくじったよな。俺がぼんやりしてたから、付けられてここに連れて来ちまったんだ。
「わっ!」
道の真ん中にサタンが立っていた。
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