11 / 29
改造中!
1-10
人形娘体操をすることで動作に問題ない事が確認された。私は「女の子」入りのラブドールに生まれ変わったのだ。この姿から人間に戻る手段はラボに戻るしかなかった。だから派遣されたら回収してもらわないとならなかった。聞いた話では、派遣先の男があまりにも気に入ってしまい延長に次ぐ延長で半月も人形にされたままの女の子もいたというから恐ろしい話である。
「58! ではクライアントの所に行くぞ!」
そう言われ私は移動用ケースの中へ入った。このケースに入る事で私は完全に人形娘になった。移動中はいつも眠る事にしていた。もうやることがないからだ。個人用の携帯なんて所持できないし、もう人間ではないから当然だった。人形が自分の意志で動き回るなんてありえないことだし。
そしてとある場所につくと、私を入れたケースはカートに乗せられてワゴンから降りた。今日の派遣先はエントランスが開く様な音がしてエレベーターに乗ったので、たぶんどこかのマンションに向っているようだ。私を送り届けるために。
「お世話になります。キジネコ・サービスです」
今日の「職場」に到着したようだ。ここでケースから出る事が出来た。ただ、まど稼働許可が出ていないので動けなかったけど。
「それでは署名をここにお願いします。それとお支払いはクレジットですか、それとも電子マネーですか?」
私の目の前で、男たちがタブレットで契約手続きが行なわれていた。ここでは私は商品なのだ。
「お客様に最終確認です、このラブドールのレンタル期間は24時間です。24時間経過しましたら回収しにやってきます、注意事項ですが、中身については詮索しない! また物理的破壊は厳禁です。もし守っていただけない場合には違約金として料金の10倍を請求します、それと細かい事についてはスクロールして確認してください」
いまタブレットを操作している男は今日の私のマスターのようだ。今日の客は割合ハンサムな男で安心した。
「それじゃあ、僕が24時間この娘と何をしてもかまわないということですね?」
「ええ、そうですよ。でも優しくしてくださいね。この娘は生きているのですから。大事に楽しんでくださいね!」
私、58の服装はメイド服であったが、何故かスベスベのペイル・ピンクのタイツが着せられていた。今の私は着ぐるみ美少女だ。
「取り扱いですが・・・まあ傷んだり壊れたりしない程度で御願いします。いま初期設定でスリープモードにしておりますが、そのままスリープモードで楽しまれても、起動させても構いませんが、楽しみ方についてはこの娘に話しかけてください。可能な限り答えるはずですから」
そう説明している間に私を人形にしている統括システムがあの男をマスターとして認識し、指示に従うようにとプログラムしていた。そして私はあの男の専属ラブドールになった。
帰る時に私を運んできた男が耳元で「いやかもしれないけど頑張れよ」とささやいで帰っていった。というのは、生身の女でなくリアル・ラブドールをデリバリーする男は一癖も二癖もあるような連中が多いからだ。
この部屋にはラブドールの私と男だけになった。すると男はこういった。
「名前は・・・マリアンナにしよう。僕の好きな女優の名前だからな。それとモードは・・・とりあえず起きてくれたまえ!」
マリアンナと名付けられた私ははすくっと立ち上がった。そしてプログラム通りに人工音声でこう応答した。
「おはようございます! なにから始めましょうか?」
「それじゃあ・・・とりあえず部屋の掃除をしてくれないか?」
マリアンナとなった私は内心あっけにとられていた。大抵の客はエッチな事を最初に要求することが多いからだ。まあ、こんな客もいるんだと思って部屋の掃除を始めたけど、その男のイヤラシイ視線を感じていた。
「58! ではクライアントの所に行くぞ!」
そう言われ私は移動用ケースの中へ入った。このケースに入る事で私は完全に人形娘になった。移動中はいつも眠る事にしていた。もうやることがないからだ。個人用の携帯なんて所持できないし、もう人間ではないから当然だった。人形が自分の意志で動き回るなんてありえないことだし。
そしてとある場所につくと、私を入れたケースはカートに乗せられてワゴンから降りた。今日の派遣先はエントランスが開く様な音がしてエレベーターに乗ったので、たぶんどこかのマンションに向っているようだ。私を送り届けるために。
「お世話になります。キジネコ・サービスです」
今日の「職場」に到着したようだ。ここでケースから出る事が出来た。ただ、まど稼働許可が出ていないので動けなかったけど。
「それでは署名をここにお願いします。それとお支払いはクレジットですか、それとも電子マネーですか?」
私の目の前で、男たちがタブレットで契約手続きが行なわれていた。ここでは私は商品なのだ。
「お客様に最終確認です、このラブドールのレンタル期間は24時間です。24時間経過しましたら回収しにやってきます、注意事項ですが、中身については詮索しない! また物理的破壊は厳禁です。もし守っていただけない場合には違約金として料金の10倍を請求します、それと細かい事についてはスクロールして確認してください」
いまタブレットを操作している男は今日の私のマスターのようだ。今日の客は割合ハンサムな男で安心した。
「それじゃあ、僕が24時間この娘と何をしてもかまわないということですね?」
「ええ、そうですよ。でも優しくしてくださいね。この娘は生きているのですから。大事に楽しんでくださいね!」
私、58の服装はメイド服であったが、何故かスベスベのペイル・ピンクのタイツが着せられていた。今の私は着ぐるみ美少女だ。
「取り扱いですが・・・まあ傷んだり壊れたりしない程度で御願いします。いま初期設定でスリープモードにしておりますが、そのままスリープモードで楽しまれても、起動させても構いませんが、楽しみ方についてはこの娘に話しかけてください。可能な限り答えるはずですから」
そう説明している間に私を人形にしている統括システムがあの男をマスターとして認識し、指示に従うようにとプログラムしていた。そして私はあの男の専属ラブドールになった。
帰る時に私を運んできた男が耳元で「いやかもしれないけど頑張れよ」とささやいで帰っていった。というのは、生身の女でなくリアル・ラブドールをデリバリーする男は一癖も二癖もあるような連中が多いからだ。
この部屋にはラブドールの私と男だけになった。すると男はこういった。
「名前は・・・マリアンナにしよう。僕の好きな女優の名前だからな。それとモードは・・・とりあえず起きてくれたまえ!」
マリアンナと名付けられた私ははすくっと立ち上がった。そしてプログラム通りに人工音声でこう応答した。
「おはようございます! なにから始めましょうか?」
「それじゃあ・・・とりあえず部屋の掃除をしてくれないか?」
マリアンナとなった私は内心あっけにとられていた。大抵の客はエッチな事を最初に要求することが多いからだ。まあ、こんな客もいるんだと思って部屋の掃除を始めたけど、その男のイヤラシイ視線を感じていた。
あなたにおすすめの小説
【SF短編集】機械娘たちの憂鬱
ジャン・幸田
SF
何らかの事情で人間の姿を捨て、ロボットのようにされた女の子の運命を描く作品集。
過去の作品のアーカイブになりますが、新作も追加していきます。
どちらかといえば、長編を構想していて最初の部分を掲載しています。もし評判がよかったり要望があれば、続編ないしリブート作品を書きたいなあ、と思います。
【短編集】こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
If太平洋戦争 日本が懸命な判断をしていたら
みにみ
歴史・時代
もし、あの戦争で日本が異なる選択をしていたら?
国力の差を直視し、無謀な拡大を避け、戦略と外交で活路を開く。
真珠湾、ミッドウェー、ガダルカナル…そして終戦工作 分水嶺で下された「if」の決断。
破滅回避し、国家存続をかけたもう一つの終戦
そしてそこから繋がる新たな近代史へ
二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)
MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。
かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。
44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。
小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。
一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。
ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?