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プロローグ・人を隠しモノとなれ!
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不良少女の希実の心は荒んでいた。家族だけでなく社会に対しても反抗していた。政府は貧困も戦争も克服したと宣伝していても、それは彼女からすれば欺瞞な大人の言い分でしかなかった。ありとあらゆるところが監視され、ありとあらゆる行動に干渉され、そして治安維持という目的のための不自由さ。それが真実の世界だと希美は思い込んでいた。だから、仲間と一緒に反体制的な行動をしてきた。しかし、そんな彼女は当局によって拘束されてしまった。
「てめえ! おいらをどうするっていうんだよ! この政府のポチ野郎が!」
ピンクに染めた長髪とど派手なメイクをした希美は、拘束された身体を前のめりにして目の前にいる統括官に虚勢を張っていた。この統括官、青少年の教育のためと称して、触法行為をした少年少女の処遇を決めていた・
「阿須瀬希美、17歳か。あと一週間で成人だったわけだな。司法警察部も一週間遅く拘束すれば、わざわざ私の所に連れてこなくてもよかったのになあ、こんなジャジャ馬娘なんぞ!
それはともかく、お前さんこれから何をしたいか? 一応希望を聞いてやるぞ。なんなら優しい担当者と交代してもいいんだぞ。お前さんらのチームがやったことは、一昔前ならテロリストとしてその場で抹殺されていてもおかしくないぞ! 感謝するなら・・・」
統括官は白髪の少し太った男だった。整った髪型、きっちり着込んだスーツ。それらは体制側の人間にしか希美は見えなかった。
「感謝しろって? あんな機械じかけのプログラムのかよ! 感謝しねえぞ、お前ら大人たちにはなあ! それよりもおいらをどおするんだ? 頭に弾丸でも打ち込むのか? それとも大人の女にでもするのか? さっさと決めやがれ、その禿げ散らかした親父!」
希美は唾を統括官に吐き出した! その唾は彼の頬にかかったが、表情を一切変えずにハンカチで拭ってしまった。
「やれやれ、家畜並みかとおもったが野獣ですか、お前さんは。こんな可愛らしい顔をしているっていうのに、心はまるで前時代の・・・まあ、そんな例えを言ってもわからねえだろうからね。
本来なら検察に送致して処遇を決定すべきだが、お前さんらのやったことを不問にしろというのが政府からの指示だからな。だから刑事処分のかわりに、お前さんには保安処分を受けてもらうからな」
刑事処分じゃなく保安処分? 希美はそんな難しい事を言われてもピンとこなかった。それっていったいぜんたいなんなんだ? てっきり牢屋に行かされると思っていたのに、思ってもいない言葉であった。
「なんやそれ? 分かるように言いやがれ! クソ親父!」
希美は唾を飛ばそうとしたが、監察官は背後に回ってしまった。そして背後から耳元に唇を近づけてささやきはじめた。
「阿須瀬くん。君には再教育プログラムを受けてもらう。ここで選ばせてあげよう。農村と辺境と都会、そのみっつのどこに行きたいか?」
希美はどれもロクでもないと思ったが、どうせならと都会を選んだ。すると監察官は不気味な事を言い始めた。
「そうか。でも都会にお前さんのような野獣みたいな連中は置いとけないからな。だから人を隠しモノとなれ!」
そういうと監察官はタブレットで何かを打ち込んでいた、希美は一切教えてもらえない事に不安を感じていた。
「てめえ、どうするんだよ? モノになれってどんな意味なんだよ!」
監察官は答えなかったが、しばらくすると部屋にメタリックな輝きを放つ者が入ってきた。それは女性型ロボットだった。
「阿須瀬希美! これから君は人間ではなく機械として扱う事で再教育を行う! ここにいるヒューマロイドの姿になってもらう! 以上」
「それって、おいらを・・・ロボットにするっていうんかよ!」
希美は怒鳴ったが監察官は一切表情を変えなかった、その怒鳴り声にこたえたのは目の前のロボットだった。
「希美さん、あなたはこれから私たちの仲間になるのですわよ。それは気持ちいいのですよ。逃れられないですわよ」
そういうと、物凄い力で希美の身体を持ち上げてしまった。希美はモノにされる恐怖に支配され始めていた。
「てめえ! おいらをどうするっていうんだよ! この政府のポチ野郎が!」
ピンクに染めた長髪とど派手なメイクをした希美は、拘束された身体を前のめりにして目の前にいる統括官に虚勢を張っていた。この統括官、青少年の教育のためと称して、触法行為をした少年少女の処遇を決めていた・
「阿須瀬希美、17歳か。あと一週間で成人だったわけだな。司法警察部も一週間遅く拘束すれば、わざわざ私の所に連れてこなくてもよかったのになあ、こんなジャジャ馬娘なんぞ!
それはともかく、お前さんこれから何をしたいか? 一応希望を聞いてやるぞ。なんなら優しい担当者と交代してもいいんだぞ。お前さんらのチームがやったことは、一昔前ならテロリストとしてその場で抹殺されていてもおかしくないぞ! 感謝するなら・・・」
統括官は白髪の少し太った男だった。整った髪型、きっちり着込んだスーツ。それらは体制側の人間にしか希美は見えなかった。
「感謝しろって? あんな機械じかけのプログラムのかよ! 感謝しねえぞ、お前ら大人たちにはなあ! それよりもおいらをどおするんだ? 頭に弾丸でも打ち込むのか? それとも大人の女にでもするのか? さっさと決めやがれ、その禿げ散らかした親父!」
希美は唾を統括官に吐き出した! その唾は彼の頬にかかったが、表情を一切変えずにハンカチで拭ってしまった。
「やれやれ、家畜並みかとおもったが野獣ですか、お前さんは。こんな可愛らしい顔をしているっていうのに、心はまるで前時代の・・・まあ、そんな例えを言ってもわからねえだろうからね。
本来なら検察に送致して処遇を決定すべきだが、お前さんらのやったことを不問にしろというのが政府からの指示だからな。だから刑事処分のかわりに、お前さんには保安処分を受けてもらうからな」
刑事処分じゃなく保安処分? 希美はそんな難しい事を言われてもピンとこなかった。それっていったいぜんたいなんなんだ? てっきり牢屋に行かされると思っていたのに、思ってもいない言葉であった。
「なんやそれ? 分かるように言いやがれ! クソ親父!」
希美は唾を飛ばそうとしたが、監察官は背後に回ってしまった。そして背後から耳元に唇を近づけてささやきはじめた。
「阿須瀬くん。君には再教育プログラムを受けてもらう。ここで選ばせてあげよう。農村と辺境と都会、そのみっつのどこに行きたいか?」
希美はどれもロクでもないと思ったが、どうせならと都会を選んだ。すると監察官は不気味な事を言い始めた。
「そうか。でも都会にお前さんのような野獣みたいな連中は置いとけないからな。だから人を隠しモノとなれ!」
そういうと監察官はタブレットで何かを打ち込んでいた、希美は一切教えてもらえない事に不安を感じていた。
「てめえ、どうするんだよ? モノになれってどんな意味なんだよ!」
監察官は答えなかったが、しばらくすると部屋にメタリックな輝きを放つ者が入ってきた。それは女性型ロボットだった。
「阿須瀬希美! これから君は人間ではなく機械として扱う事で再教育を行う! ここにいるヒューマロイドの姿になってもらう! 以上」
「それって、おいらを・・・ロボットにするっていうんかよ!」
希美は怒鳴ったが監察官は一切表情を変えなかった、その怒鳴り声にこたえたのは目の前のロボットだった。
「希美さん、あなたはこれから私たちの仲間になるのですわよ。それは気持ちいいのですよ。逃れられないですわよ」
そういうと、物凄い力で希美の身体を持ち上げてしまった。希美はモノにされる恐怖に支配され始めていた。
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