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引きこもり娘はメイドロボとして成長する?
07・引いてしまう宏美
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宏美は佳奈美とは何となく波長が合って友人になった。それは引きこもりになって学校に行かなくなってからも一緒だった。宏美と一緒なら外出するのは平気だった。だから彼女の事を一番理解できると思っていたけど、今は引いていた。早くロボット(の内臓)になりたいという事に。
どんなに憧れていても機ぐるみを着用する段階になって拒否するのは珍しくないのに、彼女は真逆だった。早くなりたいロボットにと!
「本当にいいの? 説明は受けているよね? ロボットになったらいろんな人の相手をしなくちゃいけないし、モノ扱いなのよ。それに一度装着すると自分で脱ぐことは出来なくなるし、二週間は元に戻れないし」
普段ならリースロボの中の人に初めてなる人に思いとどめる事をしない宏美であったが、佳奈美に対して不安しかなかった。対人恐怖症で何年も引きこもりしていた彼女が、いくらAIのフォローがあっても大丈夫かと。
「いいのよ、あたしも変わりたいとおもっていたところだしね。宏美のおじいさんがいじっていた機ぐるみを着たら変わるかもしれないって、思ったんだ。ロボットだったら表情変わらないし、いいわ。早くして!」
そういう彼女に対して説得は無理だった。不安であったけど・・・宏美は一緒にロボットになるしかなかった。
どんなに憧れていても機ぐるみを着用する段階になって拒否するのは珍しくないのに、彼女は真逆だった。早くなりたいロボットにと!
「本当にいいの? 説明は受けているよね? ロボットになったらいろんな人の相手をしなくちゃいけないし、モノ扱いなのよ。それに一度装着すると自分で脱ぐことは出来なくなるし、二週間は元に戻れないし」
普段ならリースロボの中の人に初めてなる人に思いとどめる事をしない宏美であったが、佳奈美に対して不安しかなかった。対人恐怖症で何年も引きこもりしていた彼女が、いくらAIのフォローがあっても大丈夫かと。
「いいのよ、あたしも変わりたいとおもっていたところだしね。宏美のおじいさんがいじっていた機ぐるみを着たら変わるかもしれないって、思ったんだ。ロボットだったら表情変わらないし、いいわ。早くして!」
そういう彼女に対して説得は無理だった。不安であったけど・・・宏美は一緒にロボットになるしかなかった。
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