7 / 11
序章・メイコンな彼女
死んだ理由
しおりを挟む
美齢をみるほど慎司は本当に幽霊なのか?幽霊だったら勿体ないと思った。そもそもこんな風に女の子と話をするのも思い出せないぐらい長い事した覚えがなかった。
「ほ、本当に死んだわけなの? よかったら教えてくれないか死んだ理由を」
本当は聞いていいのか分からなかったが、聞かずにいられなかった。
「理由? そうねえ、教えないわけにいかないわね、だって旦那様なんだからね」
そういうと美齢は紙に何かを書き始めた。どうも軽いモノなら生きている人間と同じように扱えるらしかった。すると悪魔のような絵を描いた。
「これは?」
「これはね、わたしを殺した奴よ! 聞いてくれる? こんな可愛い娘なのに生きたまま焼き殺したのよ! 本当に死ぬほど痛かったわ! まあ、死んでいるけどね。本当ならすぐ転生するところなんだけど、こいつと相打ちに出来なかったから事態は急を要するのよ!
だから危険はあるけど、この世に戻ってきたわけよ。左法(邪法)を無添道士様が使われてね。骨になるまで焼かれたから肉体の再生は無理だけど取りあえず劉美齢としての霊魂を再現したわけなの」
焼き殺された? この世に戻った? 慎司は何の事なのかよくわからなかったが、尋常でないことに遭遇したようだ。でも自分となんの関係があるのかよくわからなかった。
「なんだか、すごいけど・・・どうして僕なの、冥婚の相手って」
そういうと、美齢はこんなことを言った。
「それはね、わたしが死ぬ前に与えた打撃を癒すために日本に逃亡したのよ! わたしの霊魂は地に縛られているから、それよりも深い絆で日本に行くには日本人と結婚するのが手っ取り早くていいのよ!」
そういって美齢は慎司に抱きついて来た! でも、彼女には体温はなかった・・・
「ほ、本当に死んだわけなの? よかったら教えてくれないか死んだ理由を」
本当は聞いていいのか分からなかったが、聞かずにいられなかった。
「理由? そうねえ、教えないわけにいかないわね、だって旦那様なんだからね」
そういうと美齢は紙に何かを書き始めた。どうも軽いモノなら生きている人間と同じように扱えるらしかった。すると悪魔のような絵を描いた。
「これは?」
「これはね、わたしを殺した奴よ! 聞いてくれる? こんな可愛い娘なのに生きたまま焼き殺したのよ! 本当に死ぬほど痛かったわ! まあ、死んでいるけどね。本当ならすぐ転生するところなんだけど、こいつと相打ちに出来なかったから事態は急を要するのよ!
だから危険はあるけど、この世に戻ってきたわけよ。左法(邪法)を無添道士様が使われてね。骨になるまで焼かれたから肉体の再生は無理だけど取りあえず劉美齢としての霊魂を再現したわけなの」
焼き殺された? この世に戻った? 慎司は何の事なのかよくわからなかったが、尋常でないことに遭遇したようだ。でも自分となんの関係があるのかよくわからなかった。
「なんだか、すごいけど・・・どうして僕なの、冥婚の相手って」
そういうと、美齢はこんなことを言った。
「それはね、わたしが死ぬ前に与えた打撃を癒すために日本に逃亡したのよ! わたしの霊魂は地に縛られているから、それよりも深い絆で日本に行くには日本人と結婚するのが手っ取り早くていいのよ!」
そういって美齢は慎司に抱きついて来た! でも、彼女には体温はなかった・・・
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
5
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる