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その手紙は反政府勢力からの「無条件全面降伏勧告」であった。この俺が摂政をしている国は腐りきっているとして、政権を譲渡せよというものだが、その手書きの文字に見覚えがあった。マリアンヌだ。奴は王妃になれないと確定したから自分で権力を取りに来たようだ。
「摂政陛下、どうやら改革派勢力が国外の非友好国の援助を受けているようです」
戻ってきたリヒテンベルガーはそう報告した。閣僚のなかには寝返った者も出始めているとのことだ。どうやらマリアンヌ派の貴族だという。俺の政治力はもはや期待できないということだ。
「陛下! どうしてマリアンヌ様を婚約破棄したのですか? こんなことになるのなら投獄するかすればよかったはずではありませんか?」
俺は残り少なくなった閣僚たちから閣議で追及された。女性としてもマリアンヌは嫌いであったが、政治力に優れているのに嫉妬したから婚約破棄して追い出したが、まさか追放されてから反政府勢力を組織するなど想像できなかった。悔しいが俺は無能で奴は恐ろしい人間だった。
「そうだな・・・でも、おかしいだろ。追い出して三ヶ月程度で俺たちを追い込めるなんて・・・準備していたんじゃないのか?」
そう、マリアンヌは手際が良すぎるのだ。裸一貫で追放したのに追い出された国を滅ぼそうとするまで勢力を持つのは、常識外れだ。
「その件ですが、陛下に指摘される前に調査したのですが、調査に向かわした者が殺されるか寝返るかしておりまして、はっきりしないのですが・・・限られた情報によればマリアンヌ様に横恋慕していたさる他国のお方が援助したのは間違いないようです。おそらく東の大国のチャイスタン帝国が関与しているようで」
チャイスタン帝国! その固有名詞に俺は愕然とした。
「摂政陛下、どうやら改革派勢力が国外の非友好国の援助を受けているようです」
戻ってきたリヒテンベルガーはそう報告した。閣僚のなかには寝返った者も出始めているとのことだ。どうやらマリアンヌ派の貴族だという。俺の政治力はもはや期待できないということだ。
「陛下! どうしてマリアンヌ様を婚約破棄したのですか? こんなことになるのなら投獄するかすればよかったはずではありませんか?」
俺は残り少なくなった閣僚たちから閣議で追及された。女性としてもマリアンヌは嫌いであったが、政治力に優れているのに嫉妬したから婚約破棄して追い出したが、まさか追放されてから反政府勢力を組織するなど想像できなかった。悔しいが俺は無能で奴は恐ろしい人間だった。
「そうだな・・・でも、おかしいだろ。追い出して三ヶ月程度で俺たちを追い込めるなんて・・・準備していたんじゃないのか?」
そう、マリアンヌは手際が良すぎるのだ。裸一貫で追放したのに追い出された国を滅ぼそうとするまで勢力を持つのは、常識外れだ。
「その件ですが、陛下に指摘される前に調査したのですが、調査に向かわした者が殺されるか寝返るかしておりまして、はっきりしないのですが・・・限られた情報によればマリアンヌ様に横恋慕していたさる他国のお方が援助したのは間違いないようです。おそらく東の大国のチャイスタン帝国が関与しているようで」
チャイスタン帝国! その固有名詞に俺は愕然とした。
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