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(3)恵理改造!

55.素体処理(5)

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 「なんでなのよ、やめてよ、ここから出してよ!」

 私はまるで幼稚園児のように泣いていた。もうどうしようもないと諦めないといけない状況だった。こんな姿じゃどこにも行けないし。

 「恵理さん、運命は受け入れなさい。私もあなたと同じように改造される時は泣き叫んだわ。でも良い気持ちいいわよ、この身体になって、はやくあなたもおなりなさい!」

 研究員七号はそういうと、これを見なさいといって、私の目の前にモニターを出す操作をした。そこにはこの施設にきたばかりの私が映っていた。背伸びして精一杯不良の恰好をしていた。その横に一体のロボットが映っていた。そのロボットは優雅な女性型で白く眩しかった。

 「これが私よ! こう見えても学生時代は競泳の選手だったのよ。ラボに出向するした際に機ぐるみ姿にされたけど、気持ちいいのよ! もう半年もこの姿なのよ!」

 「は、半年?」

 私は人間が半年もロボット姿になっていることに呆れた。でも私をどうしたという方が問題だった。その動画では研究員七号が私を着せ替え人形のように服を全部脱がしていた! いくら女性型とはいえロボット(内臓は女みたい)になされるがままだったのが許せなかった。そして私の眼窩にシールみたいなものを貼ってから、大きな水槽に投げ入れてしまった。
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