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第一章:気が付いたらネコになっていたアサミ
007.帳が降りてきてから
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タクヤはホームレスなりに働くこともなくニートのようになにもしなかったのは、自分の病気は養生すればそのうち治るかもと、ずっと無理をしないようにしていた。もっとも、傍目から見れば怠けているようにしかみえなかったが。しかし状況は悪くなっていった。公園に行くのもやっとのような状態になっていった。
そんな事を続けていたある日、いつものようにアサミを公園に連れて行ったタクヤが寝床にしているガード下に戻ろうとせず、公園のベンチで眠ってしまっていたことがあった。タクヤは死んだように眠っていたが、公園に来ている者はだれも、いつものホームレスが眠っているだけだと思って気にしてない様子だった。要は関心など持たれなかったのだ。
夕方になって夜の帳が降りてくる時間になってもタクヤは起き上がれなかった。どうも体調が悪化している様子だった。いくら夏とはいえ蚊がいっぱいよってくるので、そのままではいけないとアサミはニャアニャアと鳴いて起こそうとしたが埒があかないので、そのまま横でアサミも眠り始めていた。
アサミが眼を覚ましたのは夜中で満天の星空が広がる時間になっていた。夏とはいえ、この時間になるとあたりの気温はずっと下がってきていた。眼を覚ましたアサミはむくっと起き上がってタクヤの顔を覗き込んでいた。
「こんなところでずっと寝ていたら病気が悪化するだけじゃないのよ! はやくガード下に戻ろうよ! 起きて頂戴!」
そんなふうにアサミは考えていたが、そのときおかしなことにアサミは気付いた。アレ? なんでこんなことを考えているのよ! それに、なんで私ネコなのよ!
アサミは驚いていた。ネコなのにどおしてこんなに理性と知性が備わってしまったんかと。飼い主に想いを寄せるにしてはおかしくないんではないかと。首筋を掻きながらアサミは戸惑っていた。タクヤに付いて来たのも本能のなすがままだったし、いままでだって本能のなすがままだったの。そう生きていくという本能で行動していたはずなのに!
そんなふうに困惑していると、いつのまにか目の前に見たことない美しい衣を纏った優しい表情をした女性が立っていた。しかもその女性は何故か少し宙に浮いていて、オーラのようなものが背後に見えていた。
「私の名はイリス・アントラーファ、この世界の知的生命体の魂を司る宇宙の叡智から派遣された者の一人です。この世界ではエンジェルと呼ばれる存在です。
アサミ様。いままで苦労をかけて申し訳ございません。当局の不始末でこんなことになったことをお詫びします。今日は今後の事を相談しにやってきました」
その姿を見たアサミはその場で腰を抜かしていた。しかもエンジェルだのという概念が理解できる自分にも驚いていた。
そんな事を続けていたある日、いつものようにアサミを公園に連れて行ったタクヤが寝床にしているガード下に戻ろうとせず、公園のベンチで眠ってしまっていたことがあった。タクヤは死んだように眠っていたが、公園に来ている者はだれも、いつものホームレスが眠っているだけだと思って気にしてない様子だった。要は関心など持たれなかったのだ。
夕方になって夜の帳が降りてくる時間になってもタクヤは起き上がれなかった。どうも体調が悪化している様子だった。いくら夏とはいえ蚊がいっぱいよってくるので、そのままではいけないとアサミはニャアニャアと鳴いて起こそうとしたが埒があかないので、そのまま横でアサミも眠り始めていた。
アサミが眼を覚ましたのは夜中で満天の星空が広がる時間になっていた。夏とはいえ、この時間になるとあたりの気温はずっと下がってきていた。眼を覚ましたアサミはむくっと起き上がってタクヤの顔を覗き込んでいた。
「こんなところでずっと寝ていたら病気が悪化するだけじゃないのよ! はやくガード下に戻ろうよ! 起きて頂戴!」
そんなふうにアサミは考えていたが、そのときおかしなことにアサミは気付いた。アレ? なんでこんなことを考えているのよ! それに、なんで私ネコなのよ!
アサミは驚いていた。ネコなのにどおしてこんなに理性と知性が備わってしまったんかと。飼い主に想いを寄せるにしてはおかしくないんではないかと。首筋を掻きながらアサミは戸惑っていた。タクヤに付いて来たのも本能のなすがままだったし、いままでだって本能のなすがままだったの。そう生きていくという本能で行動していたはずなのに!
そんなふうに困惑していると、いつのまにか目の前に見たことない美しい衣を纏った優しい表情をした女性が立っていた。しかもその女性は何故か少し宙に浮いていて、オーラのようなものが背後に見えていた。
「私の名はイリス・アントラーファ、この世界の知的生命体の魂を司る宇宙の叡智から派遣された者の一人です。この世界ではエンジェルと呼ばれる存在です。
アサミ様。いままで苦労をかけて申し訳ございません。当局の不始末でこんなことになったことをお詫びします。今日は今後の事を相談しにやってきました」
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