最強冒険者を決める大会に出てみよう!

一樹

文字の大きさ
7 / 18

 奴隷王ことザクロは、犯罪奴隷となってからは誰でもそうなってしまうように諦観を抱いて生きてきた。
 だからか、コロシアムの殺戮ショーでは相手をわざと怒らせたり、逆に感情的になったりしてみせてきた。
 その方が、観客の反応が良いからである。
 特に感情的になったと見るや、対戦相手は油断するのである。
 御しやすい、と。
 その実、ずっとザクロの頭は、心は冷えきっていた。
 唯一の家族であった母は何者かに殺され、生き甲斐を奪われた。
 それだけではなく、仲間だと信じて疑わなかった連中から裏切られた。
 やってもいないことをやったと、証言された。
 そうして、彼の子供だった部分も、普通に他人を信じるという思考も踏み躙られ、壊された。
 せめて、仲間の裏切りが無かったなら、今ここで彼がイオのわかり易すぎる挑発に乗ることもなかったかもしれない。
 ザクロは苛ついていた。
 挑発にではなく、イオの瞳に映る輝きに、溢れんばかりの自信に、どうしようもなく苛立ちを抑えることが出来なくなっていた。
 イオの真っ赤な瞳に映るのは、今現在の楽しさと未来への希望だったからだ。
 キラキラとした、幼い子供なら誰しもが瞳に宿しているだろう眩いそれ。
 その輝きが彼を苛立たせていた。
 言葉にこそしなかったが、内心で、あんなことが無ければ自分だってイオのように人生を謳歌していたはずなのだ。
 それを見せつけられ、現実を突き付けられてしまった。

 「調子に乗るなよ、糞ガキがぁぁあああ!!」

 だからこそ、挑発に乗ってしまった。
 額に青筋を浮かべ、剣を手に一気にリングの上を走り抜ける。
 そして、あっという間にイオの眼前まで来ると、何度も何度も切りつける。
 イオはイオで、腕で顔と頭を守る。
 そしてそのまま、ザクロの勢いに押されるまま後退していく。

 「アハハ、楽しい! これこれ、良いねぇ良いねぇ!!」

 負けずとばかりにイオは叫んで、後退をやめる。
 その場に留まり、ザクロの斬撃を受け続ける。
 しかし、加工のお陰でジャージはおろか、その腕にすら傷一つついていない。
 と、一瞬斬撃がやんだ。
 かと思うと、イオに腹に衝撃。
 加工され、防御力をあげたジャージと特性ドリンクのお陰で痛みこそないが、衝撃は防ぎきれなかった。
 今度はイオが吹っ飛んでしまう。
 ロープに当たり、バウンドしてリング上に倒れ伏してしまう。
 観客席では、少しだけ残念そうな空気が漂う。
 それは、『あー、今回も奴隷王の勝ちか』という空気だった。
 しかし、その空気が漂った数秒後、すでに奴隷王が挑発による熱から冷めようとしていた時に、それは起こった。
 ゆっくりと、イオが立ち上がったのである。
 そして、

 「なんだ、王様の名前は伊達じゃないんじゃん」

 笑顔。
 ここで、奴隷王ことザクロは久しぶりに動揺した。
 イオが立ち上がったことにではない。
 イオが、余裕しゃくしゃくで、言葉を発したことでもない。
 ただ、楽しそうな笑顔を浮かべたことに、動揺したのだ。
 自信家でプライドがあればあるほど、己の力を世の中に示したい者ほど、何よりも負け知らずの者ほど一度こうして足をついてしまうと、逆ギレを起こすものなのだ。
 それは今までの世界の狭さを知ることでもあるからだ。
 現実を否定し、それまで生きてきた過去、つまり今までを肯定するために逆ギレを起こす。
 今を怒りで否定する。
 少なくともザクロがこのコロシアムで出会ってきた挑戦者たちは、全員が全員そんな性質を持っていた。
 酷いと、イカサマだと喚く始末であった。
 イオのような、未来に対する希望しか抱いていない歳頃なら、尚のことだ。
 ザクロに挑戦してきた挑戦者達の殆どが、それまでの歳に挫折を味わうことなく、神童だの天才だのと賞賛されてきた者たちばかりだった。
 人格を形成する途上で、年上を負かし、チヤホヤされてきた者たちばかりだった。
 逆ギレこそしなかったものの、初めて知る悔しさに泣く者だっていた。
 イオは、その誰とも違った。
 ただ、楽しそうに笑って真っ直ぐにザクロを見ている。

 (あぁ、なるほどイカれてるのか)

 吹っ飛ばされたことも、リングに足をついてしまったこともイオにはダメージになっていないようだった。
 ザクロの表情こそ、無感情だったが内心は動揺していた。
 イオは、ザクロとの距離があるうちに赤い水筒に口をつける。

 「んじゃ、今度はこっちの番だな!」

 酷く楽しそうに、イオが突っ込んできた。
 何がイオをイカれさせたのか、そんなことザクロは知らないし知る術もない。 
 わかるのは、イオがただただこの殺し合いを楽しんでいる頭のおかしい野郎だということだ。
 勝つことが目的ではなく、戦うこと、そしてもしかしたらだが、命のやり取りでしか味わうことの出来ない危険スリルを楽しんでいるのかもしれない。
 先程の斬撃も、今しがたの蹴りも。
 その何もかもを楽しんでいるのだ。きっと。
 ザクロはそこに、イオに対する恐れを抱き始めた。
 それは、未知に対する恐怖だ。
 理解することは出来ない。理解できた瞬間に、その未知の何かに己を侵食されるかもしれないという、恐怖。
 得体の知れない赤い化け物。
 それが凄まじい勢いで距離を詰め、ザクロへ拳を叩きつけてきた。
 今度はザクロが圧され始める。
 それを剣を一閃させて、はらおうとする。
 しかし、今度はその剣をイオが止めた。
 手で、止めた。
 イオが、ぎゅうっと剣を握った手に力を込める。
 ザクロの表情が驚きで染まる。
 その間にも、観客からの歓声はやまない。
 イオの、剣を握った手から血が流れる。

 「ありゃ、量が少なかったか」

 ぽたぽたと自分の手から落ちる赤い雫を見ながら、イオが呟いた。

 「なんなんだ、何なんだよ、お前?!」

 自分から怪我をしにきた。
 否、怪我をすることすら厭わずに刃物に触れてきた。
 そのことが、ザクロの瞳にイオを理解できない化け物として映してしまう。
 
 「俺?」

 ピシッと、コロシアムの運営から支給された剣に皹が入る。
 それは、まるでガラスに衝撃を与えた時にできる蜘蛛の巣上に広がった。

 「さっきも言ったじゃん、俺はーー」

 イオの言葉の途中で、パキンっと剣が折れてしまう。
 さらに笑みを深くして、イオが今度は膝をザクロの腹へと叩き込みながら、続けた。

 「外国からきた冒険者だよ」

 さらに、回し蹴りをザクロへ食らわせる。
 回し蹴りは、ザクロの側頭部へヒットする。
 吹っ飛ぶかと思われたザクロだったが、しかし、少しだけリング上を転がっただけで、腹を撫でながら立ち上がった。
 
 「なるほど、取り敢えず、この国の人間じゃないってことだな」

 自分に言い聞かせるように呟いて、ザクロは折れた剣を投げ捨てる。
 
 「お、なになに、俺に合わせてくれるのか?」

 ザクロが拳を握って、構える。
 そして、先程の蹴りで折れてしまった歯をぺっと血の混じった唾液とともに吐き出す。

 「剣が折れたからな」

 「理由がどうあれ、嬉しいねぇ。俺基本殴る蹴るしかできないから」

 そして、激しい拳の打ち合いが始まった。
 しばらく、両者どちらも譲らずに拳を叩きつけていた。
 しかし、それは唐突に訪れた。
 ザクロの放った渾身の一撃が、イオの顔にヒットする。
 イオも同時に拳を放ったものの、外れてしまう。
 そして、イオが吹っ飛んだ。
 吹っ飛んだイオは、リングのロープに引っかかる。
 でも、すぐに顔を、殴られ腫れた顔をザクロに向けて、突っ込んできた。
 その顔にあるのは、やはり楽しそうな笑み。

 「今のは、効いたぜ。
 でも、俺の方が、強いんだからなぁぁあああ!!」

 いつしか取れていた敬語。
 本来の口調で、イオは叫んでまたも拳を叩き込む。
 しかし、防がれてしまう。
 それを見計らって、イオは自分の拳を解いて、防いだザクロの腕を掴んで遠心力をつけてぶん投げた。
 投げた先は、観客席を守るあの見えない壁。
 一瞬、何が起きたか把握出来なかったザクロは、次の瞬間には電撃の餌食となっていた。
 バリバリバリバリっ! と雷のような光が走る。
 やがて、それが収まるとコロシアムは葬式のように静まり返っていた。
 どこからともなく、感電し、リング外の地面に落ちたザクロへ担架をもった救護班が駆けつけてきた。
 数秒の間を置いて、イオの勝ちが宣言された。
 紙吹雪が舞い、始まりとは比べ物にならない程の観客の声が響く。

 「っしゃー!! 勝ったー!!」

 イオのガッツポーズが、当然ながらライブ中継された。
 さらに奴隷王を負かした、異国からきた少年のニュースは速報となって、地上波、ネットを駆け巡ったのだった。 
 
 それから様々な手続きをして、何とか生きていたザクロを引取りに向かった。
 さすが帝国の技術というべきか、イオが引取りに言った時には意識こそ無かったものの、傷は癒えていた。
 服は地味な物へと着替えさせられていた。

 その場でイオが引取りに関する最後の書類をチェックして、サインをした時に、ザクロの目が覚めた。
 ぼんやりとしているザクロを横目に、受け付けの人がイオにも治療を勧めてきた。
 勝者はタダで受けれると聞き、イオは遠慮することなく治療を受けた。
 そして、コロシアムを出る。
 外はすでに夕焼けで染まっていた。

 「で、俺を連れ出して何をさせる気だ?」

 「あれ? 言ってなかったですっけ?」

 「聞いてない。運営側からは負けたら今回の挑戦者であるお前の私物になる、としか聞いてない」

 そんなザクロの言葉を受けて、イオが闘技大会のことを説明しようとした時に、気づいた。

 「あっ! そうだそうだ!
 善は急げです!
 ほら、はやく行きますよ!!」

 「は?! 行くってどこに」

 ザクロの腕を引っ張って、イオは闘技大会の受け付けを済ませるために歩き出す。
 グイグイと引っ張られ、戸惑ったままザクロはイオに着いていく。
 というか、着いていくことしか出来ないのだが。
 
 「つーか、その言葉遣いやめろ!
 気持ち悪いんだよ!!」

 「丁寧な言葉、嫌いなんですか?」

 「そうじゃなくて、さっきのコロシアムの時の方が、あー、砕けた言葉の方が馴染みがあるんだ」

 「つまり、タメ口でいいと」

 「そういうことだ」

 イオが足を止め、ザクロを振り返る。

 「分かりました」

 イオは苦笑を浮かべ、少しだけどこか遠くを見る目をして、その血のように赤い瞳にザクロを映した。
 そして、先程までの殺しあってた時のような笑顔ではなく、年相応の無邪気さを宿した笑顔をイオはザクロに向けると、

 「とりあえず、急ぐぞザクロ!」

 そう言った。
 そして、またグイグイとイオはザクロの腕を引っ張る。

 「だから、どこに行くんだよ!」

 そうして、道すがらイオはこの国にきた理由を、闘技大会のことを説明した。

 「つまり、一人だと参加できなかったから俺に勧誘目的で挑戦したと」

 「そういうこと」

 「で、ついつい、戦うことのほうが楽しくなってぶちのめしてくれた、と」

 「そうそう、それそれ、それな!」

 ザクロは、大きなため息を吐き出す。

 「お前なぁ、俺が死んだり、逆に殺されてたらどうするつもりだったんだ!」

 「そしたらそこで終わりだろ?」

 何言ってんだお前、とイオはザクロに向けて不思議そうな顔をする。

 「そうだけど、そうじゃねぇよ」

 「?」

 心底不思議そうなイオの顔を見て、ザクロは悟る。
 イオには何を言っても無駄なのだと。
 でも、これだけは聞いておかねばと思い、口を開いた。

 「お前、連れ出した俺に殺されるとは思わなかったのか?」

 「帝国もそうだけど、犯罪奴隷が半永久的に主人に逆らえないのはどの国も同じだから」

 言って、イオはザクロの首と両手首にある首輪と枷を見た。
 
 「俺がその枷の設定をやり直して、俺を殺さないようにすればいいだけだし」

 「……なら、ついでにもう一つ教えろ」

 「なに?」

 「俺がお前について行かないって言ってたらどうしてた?」

 「ザクロの耳と尻尾剥ぎ取って、コロシアム運営にクーリングオフだった」

 イオは即答した。
 なんだそりゃ、とザクロは呆れる。

 「はっ、結局体目的ってわけか」

 「そうだけど、不都合か?
 悪い話じゃないと思うけどな」

 「どういう意味だ」

 「闘技大会で優勝すれば、個人個人の願いを王様が叶えてくれるんだぞ。
 それこそ、お前は犯罪奴隷っていう身分から一般人になれるだろ。
 汚れまくってる経歴すら、書類上はなかったことにできる。
 お前が望むなら、真っ白にできる。文字通り、漂白できる。
 ちゃんと規定読み直して、過去の大会のことについて調べたら実際そんな例も出てきたからな、不可能じゃない」

 「お前、本気で言ってるのか?」

 「本気だ。本気で言ってる。
 あとは、うん、犯罪奴隷になってからのことはともかく。
 なんとなくだけど、犯罪奴隷になる前のお前は人を殺せなかったんじゃ無かったかなって思ってさ。
 ま、ただの想像だけど」

 「なんで、そう思った?」

 「だから、なんとなく」

 夕陽が沈んで、闇が広がりつつある。
 それでも、その微かな太陽の残光に照らされたイオは、自信満々に言い切ったのだった。
感想 0

あなたにおすすめの小説

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。

克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作 「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位 2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位 転生者のブルーノは絶大な力を持っていたが、その力を隠してダンジョンの荷役として暮らしていた。だが、教会の力で勇者を騙る卑怯下劣な連中に、レットドラゴンから逃げるための生贄として、ボス部屋に放置された。腐敗した教会と冒険者ギルドが結託て偽の勇者パーティーを作り、ぼろ儲けしているのだ。ブルーノは誰が何をしていても気にしないし、自分で狩った美味しいドラゴンを食べて暮らせればよかったのだが、殺されたブルーノの為に教会や冒険者ギルドのマスターを敵対した受付嬢が殺されるのを見過ごせなくて・・・・・・

世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~

aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」 勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......? お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

追放されたら無能スキルで無双する

ゆる弥
ファンタジー
無能スキルを持っていた僕は、荷物持ちとしてあるパーティーについて行っていたんだ。 見つけた宝箱にみんなで駆け寄ったら、そこはモンスタールームで。 僕はモンスターの中に蹴り飛ばされて置き去りにされた。 咄嗟に使ったスキルでスキルレベルが上がって覚醒したんだ。 僕は憧れのトップ探索者《シーカー》になる!

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?

木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。 追放される理由はよく分からなかった。 彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。 結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。 しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。 たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。 ケイトは彼らを失いたくなかった。 勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。 しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。 「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」 これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。

追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?

あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】全60話 完結しました。読者の皆様ありがとうございます! 世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。 「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。 ・神話級ドラゴン  ⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺) ・深淵の邪神  ⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決) ・次元の裂け目  ⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い) 「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」 本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……? 「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー! 【免責事項】 この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。