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予選のダンジョン攻略から一晩明けたら、大騒ぎになっていた。
イオやザクロの活躍が、ではなく、ザクロの元仲間達とその現在の取り巻き達のことである。
朝刊見れば一面その話題で埋め尽くされ、ニュースではこういう時ばかり現れるしたり顔のコメンテーターが、うんぬんかんぬんと言葉を吐き出していた。
それは、さらに時間が経つ事に、そして日が変わりゆく度にエスカレートしていった。
コロシアムでは解消しきれないストレスを、新しいスケープゴートに文字通り石を投げることで、一部の帝国国民は発散しているようだった。
石を投げるとは、文字通りの意味である。
物理的に、自称正しい人達から石を投げつけられているのだ。
トリスを含めた初期メンバー四人はというと、ダンジョン挑戦後にもまだ全員に息があったため、ダンジョンマスターが義務として病院へ通報、入院となった。
その後、病院で他の入院患者とトラブルとなり、それが原因で逮捕された。
そのトラブルとは、寄りにも撚ってトリスの実家以上の力を持つ家の人間であった人物を見舞いに来ていた、その家族に暴力をふるったというものだった。
リーダー格の逮捕によって、石が向かう先は歳下のメンバー達であった。
反撃したら逮捕される。
中世の魔女裁判のごとく、トリス達のパーティに所属していた者たちは、過去と現在、どちらの事件にも関わりがなかったが糾弾されていった。
そして、少なくとも家族以外に味方はいない彼らは当然散り散りに帝国各地にある実家へと逃げ帰るほか無かった。
しかし、その殆どがその道中で偶然にも事故死や病死することが相次いだ。
そんな中、パーティは無くなったけれど、いまだ盲目に初期メンバーを信奉している少年がいた。
何とかしてリーダー達を助けなければならない。
そして、リーダー達に関する謂れのない話も全て潔白であると証明しなければならない。
あの人達が、悪いことをするはずないのだから。
あの人達は、いい人たちなのだから。
教会で、神父様が説教でいうところの正しい人達なのだから。
間違っているのは、そんな嘘を流して石を投げる世間。
正しいのは、無実の罪で逮捕されてしまったあの人達。
なによりも悪いのは、卑怯な手を使ってリーダー達を追い落とした奴隷王とその仲間である赤髪の外国人の子供だ。
そこで、少年はとても浅はかで穴だらけの作戦を思いついた。
「そうだ、卑怯な手を使うくらい弱いんだから、うまくやれば俺でも殺せるはずだ」
奴隷王は無理でも、あの赤髪の子供は少年と同い年くらいに見えた。
線も細いし、上手くやれば殺してリーダー達が卑怯な手で投獄されたのだと世間に解らせてやることが出来る。
そう思いついたときは、少年にとってなによりの名案に思えた。
しかし、結局は浅い考えで実行してすぐ返り討ちにあってしまった。
傷こそ浅くて済んだものの、余計に少年の赤髪への憎しみは募るだけだった。
そんな憎しみと、トリス達の救出に燃える少年の前に、人の良さそうなスーツ姿の男性が現れた。
彼は少年へ、赤髪とのやり取りを見ていたと告げた。
そして、大人として、またトリス達の大ファンでもあるから捕まっている彼らのために力になりたいと囁いた。
少年は冒険者に成り立てで、そして経験不足であった。
世の中には優しい人もいる、自分と同じ考えの人だってちゃんといる。
少年の前に現れた男性は、まさにそんな理想の他人だった。
彼にとって都合のいい、同調して力を貸してくれる大人。
少年はそう信じてしまった。
「逃がしてしまうしか方法ないね」
優しく、男性が少年へ諭すようにそう言った。
「でも、そんなことしたらもっと謂れの無い罪が増えるんじゃ」
「大丈夫、その時だけだよ。
とにかく、一時的にも逃げ出せるだけの能力を与えないと、檻の中からは逃げられないだろう。
まだ病院だが、これからは本物の檻へと彼らは入る。
だから、これを君に預ける」
そう言って、男性が神妙な面持ちで取り出したのは小瓶だった。
「これは、赤髪の子が飲んでいたらしいポーションだ。
一時的に身体能力が上がり、魔力のキャパシティも上がる。
これを使えばもしかしたら、脱獄も可能かもしれない。
これは赤髪の子が持っていた物よりも遥かに上等なものだよ。
性能は保証する。
苦労して手に入れたんだ。
俺が持っていくと、怪しまれるから。
その点、君は子供だ。
面会の時に、渡しなさい。その代わり堂々としていること、絶対に気づかれちゃダメだ」
そう念押しされる。
少しでも希望に繋がる道があるのならと、少年は男性の提案に乗ることにした。
男性と出会い、小瓶を受け取った翌日。
少年は早速面会の手続きを経て、リーダーと対面することが出来た。
かつての強くて、優しいリーダーはそこにはいなかった。
たったの数日で、やさぐれ乱暴になってしまった憧れの人物へ差し入れを持ってきたと話した。
そして、遠回しに小瓶の中身はあくまで噂程度だがトリス達をここに送る切っ掛けとなった少年、イオが飲んでいたものと、いいやそれ以上の効能のポーションであると伝えた。
よくよく考えれば、こういった差し入れは全てチェックされるはずである。
しかし、あの男性を同じ考えを持つ仲間だと信じている少年には、そんなことまで考えが及ばなかった。
そして、トリスの方もなんとかここを仲間たちと抜け出して、ザクロやあの赤髪のガキへ報復したいと考えていた。
小瓶は、初期メンバーの人数分あった。
その日のうちに、初期メンバー達へ渡った。
不思議なほど、あっさりと渡った。
***
その翌日のこと。
数日の休みを設けて、ホテルの部屋でダラダラと携帯端末を弄っていたイオの目にそのニュース速報は飛び込んできた。
それがなんとなく気になって、イオは記事に目を通した。
内容は、先日ダンジョン攻略の後に捕まってしまった、ザクロの元仲間達の死亡を伝えるものだった。
記事はそれ以上のことは書かれていない。
「…………」
それは、イオにとっては虫の知らせのようなものだった。
自分に火の粉が降り掛かってくるんじゃないかという、予感。
最初のダンジョン攻略から数日、今でもヴァンとアーサーはあの喫茶店へ通い続けている。
明日にでも、確認した方がいいだろう。
イオは彼らの住んでる場所を知らず、また連絡先を交換してすらいないのだから。
プラスして、深夜にアポ無しで他所の家に行くのは迷惑行為にあたるだろう。
とりあえずその日はそのままイオは寝てしまった。
寝て起きて、またニュースをチェックする。
すると、今度はいったいどんな展開でそうなったのか、ザクロの元仲間達を毒殺したとして、かつて同じパーティに所属していた、少年が捕まったとあった。
ザクロがくっついて来ても面倒なので、イオは黙ってホテルを出た。
そして、早朝の、出勤前のサラリーマンのために朝食もだしているあの喫茶店へ向かった。
あの二人が、居るかどうかは賭けだった。
どちらでも良かった。
とにかく、自分のために確認をしなければならないのだ。
はたして、イオは賭けに勝った。
アーサーが一人でゆったりとコーヒーを飲んでいた。
「あ、イオさん。おはよう」
爽やかな、それこそダンジョンの時のヴァンのように、まるで憑き物が落ちたようなサッパリとした表情で、コーヒーを飲んでいたアーサーが、店に入ってきたイオへそう声をかけた。
「良かった、会えて。
いや、会おうと思えばたぶんお昼でも会えたんだろうけど」
「……ニュース、知ってますか?」
「あぁ、知ってるよ。
奴隷王の元仲間達、現仲間に裏切られて死んだみたいだね?」
「……確認ですけど、まさかとは思いますが」
「俺じゃないよ。俺は憧れの人が捕まって悲しんでる世間知らずのクソガキに、吐き気を我慢しながら元気づけただけ。
まぁ、我慢した以上の成果はあったかな。
あ、これだけは言っておく。
イオはさんには何も迷惑はかからない、保証するよ。
何しろ、俺たちの恩人なんだから」
「…………絶対ですか?
俺は、強いやつと戦うためにここに来たんです。
妙なことで邪魔されたく無いんですよ」
「絶対だ。なんなら今から教会に行って、神に誓おうか?」
「いいえ。とりあえず、アーサーさんの言葉を信じます」
「そうか。
イオさん、イオさんは縁ってあると思う?
不思議な巡り合わせというか、そういうの」
「あるんじゃないですか。
俺も師匠や恩師に会えたのは、縁だと思ってますし」
「そっか。あのね、初めて俺とヴァンがここでイオさんとあった時、覚えてる?
あの日って、俺の恋人の誕生日で命日だったんだ。
その日に知り合ったイオさんのお陰で、陳腐な言い方になっちゃうけど、やっと俺たちは救われた。
本当にありがとう。
クズの心を葬ってくれて、そして肉体的にも葬る術を教えてくれて。
なによりも、利用されてくれて、本当にありがとう。
感謝しているよ」
そう言って、深深と頭を下げるアーサーにイオは息を吐き出して返した。
「そんな大袈裟ですね。頭を上げて下さい。
それと、どうしてもお礼がしたいなら、物で示してください。
そうですね、ここのモーニングでこの話は終わりにしましょう」
イオやザクロの活躍が、ではなく、ザクロの元仲間達とその現在の取り巻き達のことである。
朝刊見れば一面その話題で埋め尽くされ、ニュースではこういう時ばかり現れるしたり顔のコメンテーターが、うんぬんかんぬんと言葉を吐き出していた。
それは、さらに時間が経つ事に、そして日が変わりゆく度にエスカレートしていった。
コロシアムでは解消しきれないストレスを、新しいスケープゴートに文字通り石を投げることで、一部の帝国国民は発散しているようだった。
石を投げるとは、文字通りの意味である。
物理的に、自称正しい人達から石を投げつけられているのだ。
トリスを含めた初期メンバー四人はというと、ダンジョン挑戦後にもまだ全員に息があったため、ダンジョンマスターが義務として病院へ通報、入院となった。
その後、病院で他の入院患者とトラブルとなり、それが原因で逮捕された。
そのトラブルとは、寄りにも撚ってトリスの実家以上の力を持つ家の人間であった人物を見舞いに来ていた、その家族に暴力をふるったというものだった。
リーダー格の逮捕によって、石が向かう先は歳下のメンバー達であった。
反撃したら逮捕される。
中世の魔女裁判のごとく、トリス達のパーティに所属していた者たちは、過去と現在、どちらの事件にも関わりがなかったが糾弾されていった。
そして、少なくとも家族以外に味方はいない彼らは当然散り散りに帝国各地にある実家へと逃げ帰るほか無かった。
しかし、その殆どがその道中で偶然にも事故死や病死することが相次いだ。
そんな中、パーティは無くなったけれど、いまだ盲目に初期メンバーを信奉している少年がいた。
何とかしてリーダー達を助けなければならない。
そして、リーダー達に関する謂れのない話も全て潔白であると証明しなければならない。
あの人達が、悪いことをするはずないのだから。
あの人達は、いい人たちなのだから。
教会で、神父様が説教でいうところの正しい人達なのだから。
間違っているのは、そんな嘘を流して石を投げる世間。
正しいのは、無実の罪で逮捕されてしまったあの人達。
なによりも悪いのは、卑怯な手を使ってリーダー達を追い落とした奴隷王とその仲間である赤髪の外国人の子供だ。
そこで、少年はとても浅はかで穴だらけの作戦を思いついた。
「そうだ、卑怯な手を使うくらい弱いんだから、うまくやれば俺でも殺せるはずだ」
奴隷王は無理でも、あの赤髪の子供は少年と同い年くらいに見えた。
線も細いし、上手くやれば殺してリーダー達が卑怯な手で投獄されたのだと世間に解らせてやることが出来る。
そう思いついたときは、少年にとってなによりの名案に思えた。
しかし、結局は浅い考えで実行してすぐ返り討ちにあってしまった。
傷こそ浅くて済んだものの、余計に少年の赤髪への憎しみは募るだけだった。
そんな憎しみと、トリス達の救出に燃える少年の前に、人の良さそうなスーツ姿の男性が現れた。
彼は少年へ、赤髪とのやり取りを見ていたと告げた。
そして、大人として、またトリス達の大ファンでもあるから捕まっている彼らのために力になりたいと囁いた。
少年は冒険者に成り立てで、そして経験不足であった。
世の中には優しい人もいる、自分と同じ考えの人だってちゃんといる。
少年の前に現れた男性は、まさにそんな理想の他人だった。
彼にとって都合のいい、同調して力を貸してくれる大人。
少年はそう信じてしまった。
「逃がしてしまうしか方法ないね」
優しく、男性が少年へ諭すようにそう言った。
「でも、そんなことしたらもっと謂れの無い罪が増えるんじゃ」
「大丈夫、その時だけだよ。
とにかく、一時的にも逃げ出せるだけの能力を与えないと、檻の中からは逃げられないだろう。
まだ病院だが、これからは本物の檻へと彼らは入る。
だから、これを君に預ける」
そう言って、男性が神妙な面持ちで取り出したのは小瓶だった。
「これは、赤髪の子が飲んでいたらしいポーションだ。
一時的に身体能力が上がり、魔力のキャパシティも上がる。
これを使えばもしかしたら、脱獄も可能かもしれない。
これは赤髪の子が持っていた物よりも遥かに上等なものだよ。
性能は保証する。
苦労して手に入れたんだ。
俺が持っていくと、怪しまれるから。
その点、君は子供だ。
面会の時に、渡しなさい。その代わり堂々としていること、絶対に気づかれちゃダメだ」
そう念押しされる。
少しでも希望に繋がる道があるのならと、少年は男性の提案に乗ることにした。
男性と出会い、小瓶を受け取った翌日。
少年は早速面会の手続きを経て、リーダーと対面することが出来た。
かつての強くて、優しいリーダーはそこにはいなかった。
たったの数日で、やさぐれ乱暴になってしまった憧れの人物へ差し入れを持ってきたと話した。
そして、遠回しに小瓶の中身はあくまで噂程度だがトリス達をここに送る切っ掛けとなった少年、イオが飲んでいたものと、いいやそれ以上の効能のポーションであると伝えた。
よくよく考えれば、こういった差し入れは全てチェックされるはずである。
しかし、あの男性を同じ考えを持つ仲間だと信じている少年には、そんなことまで考えが及ばなかった。
そして、トリスの方もなんとかここを仲間たちと抜け出して、ザクロやあの赤髪のガキへ報復したいと考えていた。
小瓶は、初期メンバーの人数分あった。
その日のうちに、初期メンバー達へ渡った。
不思議なほど、あっさりと渡った。
***
その翌日のこと。
数日の休みを設けて、ホテルの部屋でダラダラと携帯端末を弄っていたイオの目にそのニュース速報は飛び込んできた。
それがなんとなく気になって、イオは記事に目を通した。
内容は、先日ダンジョン攻略の後に捕まってしまった、ザクロの元仲間達の死亡を伝えるものだった。
記事はそれ以上のことは書かれていない。
「…………」
それは、イオにとっては虫の知らせのようなものだった。
自分に火の粉が降り掛かってくるんじゃないかという、予感。
最初のダンジョン攻略から数日、今でもヴァンとアーサーはあの喫茶店へ通い続けている。
明日にでも、確認した方がいいだろう。
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とりあえずその日はそのままイオは寝てしまった。
寝て起きて、またニュースをチェックする。
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ザクロがくっついて来ても面倒なので、イオは黙ってホテルを出た。
そして、早朝の、出勤前のサラリーマンのために朝食もだしているあの喫茶店へ向かった。
あの二人が、居るかどうかは賭けだった。
どちらでも良かった。
とにかく、自分のために確認をしなければならないのだ。
はたして、イオは賭けに勝った。
アーサーが一人でゆったりとコーヒーを飲んでいた。
「あ、イオさん。おはよう」
爽やかな、それこそダンジョンの時のヴァンのように、まるで憑き物が落ちたようなサッパリとした表情で、コーヒーを飲んでいたアーサーが、店に入ってきたイオへそう声をかけた。
「良かった、会えて。
いや、会おうと思えばたぶんお昼でも会えたんだろうけど」
「……ニュース、知ってますか?」
「あぁ、知ってるよ。
奴隷王の元仲間達、現仲間に裏切られて死んだみたいだね?」
「……確認ですけど、まさかとは思いますが」
「俺じゃないよ。俺は憧れの人が捕まって悲しんでる世間知らずのクソガキに、吐き気を我慢しながら元気づけただけ。
まぁ、我慢した以上の成果はあったかな。
あ、これだけは言っておく。
イオはさんには何も迷惑はかからない、保証するよ。
何しろ、俺たちの恩人なんだから」
「…………絶対ですか?
俺は、強いやつと戦うためにここに来たんです。
妙なことで邪魔されたく無いんですよ」
「絶対だ。なんなら今から教会に行って、神に誓おうか?」
「いいえ。とりあえず、アーサーさんの言葉を信じます」
「そうか。
イオさん、イオさんは縁ってあると思う?
不思議な巡り合わせというか、そういうの」
「あるんじゃないですか。
俺も師匠や恩師に会えたのは、縁だと思ってますし」
「そっか。あのね、初めて俺とヴァンがここでイオさんとあった時、覚えてる?
あの日って、俺の恋人の誕生日で命日だったんだ。
その日に知り合ったイオさんのお陰で、陳腐な言い方になっちゃうけど、やっと俺たちは救われた。
本当にありがとう。
クズの心を葬ってくれて、そして肉体的にも葬る術を教えてくれて。
なによりも、利用されてくれて、本当にありがとう。
感謝しているよ」
そう言って、深深と頭を下げるアーサーにイオは息を吐き出して返した。
「そんな大袈裟ですね。頭を上げて下さい。
それと、どうしてもお礼がしたいなら、物で示してください。
そうですね、ここのモーニングでこの話は終わりにしましょう」
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