1 / 24
プロローグ
しおりを挟む
許さない。
許さない。
絶対に許さない。
私は、祭壇の遺影を見つめ、決意した。
遺影には、どんな存在より代え難い家族が映っている。
遺影の家族は笑っていた。
天真爛漫な笑顔が可愛い子だった。
聡明な子だった。
少し気が弱かったけれど、優しい子だった。
落ちこぼれで、他の優秀な家族から疎まれていた私の、希望だった。
この子がいたから、私は救われた。
この子がいてくれたから、どんなに失意の中に沈みそうになっても頑張って生きてこれた。
不思議と絶望しなかった。
私にとって、この子は、太陽だった。
ポカポカと冷えきってしまいそうだった私の心を、温めてくれた。
だから、絶対に私は許さない。
あの子に、死を選ばせた者達を許さない。
許さない。
絶対に許さない。
私は、祭壇の遺影を見つめ、決意した。
遺影には、どんな存在より代え難い家族が映っている。
遺影の家族は笑っていた。
天真爛漫な笑顔が可愛い子だった。
聡明な子だった。
少し気が弱かったけれど、優しい子だった。
落ちこぼれで、他の優秀な家族から疎まれていた私の、希望だった。
この子がいたから、私は救われた。
この子がいてくれたから、どんなに失意の中に沈みそうになっても頑張って生きてこれた。
不思議と絶望しなかった。
私にとって、この子は、太陽だった。
ポカポカと冷えきってしまいそうだった私の心を、温めてくれた。
だから、絶対に私は許さない。
あの子に、死を選ばせた者達を許さない。
応援ありがとうございます!
5
お気に入りに追加
19
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる