コネクト

大波小波

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 独りで寝酒を飲んだ芳樹は、今一度寝室へ入った。
 奥のベッドには、人ひとり分の凹凸が見える。
 照明は柔らかい橙色のルームランプだけで薄暗かったが、それで不自由な事は無かった。
 青葉の隣に腰を下ろし、寝具をめくって自分もベッドへ潜りこむ。
 背中を向けて横になっている青葉の髪を一房すくい、その良い香りを吸ってから瞼を閉じた。
「芳樹さん……、まだ起きてますか?」
 しばらく後に、小さな囁きが聞こえた。
 背中を向けていた青葉が寝返りを打って、こちらへ身体ごと顔を向けてきた。
 心細い響きを持つ、密やかな声。
 寝たふりを決め込むには、放っておけない声音だった。
 そこで芳樹は、できるだけ優しく返事をした。
「ああ、起きてるよ」
 しばらく、間が開いた。
 眠ったのかな、と思いきや、逆に眼の覚めるような言葉が返ってきた。
「抱いてくれませんか」
「いいのか?」
 身体を抱いた手で背中をさすってやると、おずおずと彼も芳樹の背に腕をまわしてくる。
 すっかりその気になってしまった芳樹は、手を背中から腰へ降ろし、さらに形の良い丸みを撫でまわした。
 途端に、びくんと青葉は跳ねた。
 その反応がやたら可愛く、甘い吐息と共に唇を重ねようと顔をずいと近づけた。

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