75 / 168
2
普段より興奮しているのは、芳樹も同じだ。
見えない分、青葉の香りが鼻腔に甘く、しっとりとした肌触りは手に吸い付いてくるようだ。
少しずつ、わずかずつ乱れていく吐息に、悶えて聞こえる衣擦れの音。
「どう? 気持ち、い?」
「はい……」
密やかな声が、漏れるようになってきた。
喘ぎに、小さな嬌声が混じるようになってきた。
それでは、と芳樹は、本格的に青葉を抱きにかかった。
「あ、やっ……」
ぴくん、と青葉は跳ねた。
脇の柔肌を、そっと舌先で舐められた。
くすぐったさの中に、快感が泡だってくる。
「んッ!」
そうかと思えば、内股の付け根を緩く吸われた。
性器近くの肌は、敏感に悦楽を欲してくる。
「あぁ……、やぁ……、もぅ……」
弱いところを舐められ、緩く吸われ続ける。
次に、何が来るか解からない。
だが、確実に気持ち悦さがもたらされてくる。
どきどきと、胸が高鳴る。
刺激の予感に、ぞくぞくする。
青葉は暗闇の中、すっかり素肌をさらした。
テントの中はヒーターが置かれ、シェラフの下には電気カーペットが敷いてある。
おかげで寒いことはなかった。いや、どんどん熱くなってくる。
身体に芳樹の腕がまわされてくる。
手のひらが、素肌に熱く触れてくる。
青葉は吐息を漏らし、さらなる責めに期待を込めた。
あなたにおすすめの小説
守り守られ
ほたる
BL
主治医 望月診療所の双子医師
患者 瀬咲朔
腸疾患・排泄障害・下肢不自由
看護師
ベテラン山添さん
準主人公 成海真幌 腸疾患・排泄障害・てんかん
木島 尚久 真幌の恋人同棲中
運命の番ってそんなに溺愛するもんなのぉーーー
白井由紀
BL
【BL作品】(20時30分毎日投稿)
金持ち社長・溺愛&執着 α × 貧乏・平凡&不細工だと思い込んでいる、美形Ω
幼い頃から運命の番に憧れてきたΩのゆき。自覚はしていないが小柄で美形。
ある日、ゆきは夜の街を歩いていたら、ヤンキーに絡まれてしまう。だが、偶然通りかかった運命の番、怜央が助ける。
発情期中の怜央の優しさと溺愛で恋に落ちてしまうが、自己肯定感の低いゆきには、例え、運命の番でも身分差が大きすぎると離れてしまう
離れたあと、ゆきも怜央もお互いを思う気持ちは止められない……。
すれ違っていく2人は結ばれることができるのか……
思い込みが激しいΩとΩを自分に依存させたいαの溺愛、身分差ストーリー
★ハッピーエンド作品です
※この作品は、BL作品です。苦手な方はそっと回れ右してください🙏
※これは創作物です、都合がいいように解釈させていただくことがありますのでご了承くださいm(_ _)m
※フィクション作品です
※誤字脱字は見つけ次第訂正しますが、脳内変換、受け流してくれると幸いです
Ωの庭園
にん
BL
森 悠人(もり ゆうと)二十三歳。
第二性は、Ω(オメガ)。
施設の前に捨てられ、
孤独と共に生きてきた青年。
十八歳から、
Ω専用の風俗で働くしか、
生きる道はなかった。
それでも悠人は、
心の中にひとつの場所を思い描いている。
誰にも傷つけられない、
静かな庭園を。
これは、
そんな青年の物語。
フラン
大波小波
BL
大学を中退したオメガ青年・水流 秀実(つる ひでみ)は、親からの仕送りも途絶え苦しい生活を強いられていた。
ある日、秀実はカフェで無銭飲食をするところを、近藤 士郎(こんどう しろう)と名乗るアルファの男に止められる。
カフェのオーナーであるこの男、聞けばヤクザの組長と言うではないか。
窮地の秀実に、士郎はある話を持ち掛ける。
それは、AV俳優として働いてみないか、という内容だった……!
【本編完結】偽物の番
麻路なぎ
BL
α×β、オメガバース。
大学に入ったら世界は広がると思っていた。
なのに、友達がアルファとオメガでしかも運命の番であることが分かったことから、俺の生活は一変してしまう。
「お前が身代わりになれよ?」
俺はオメガの身代わりに、病んだアルファの友達に抱かれることになる。
卒業まで限定の、偽物の番として。
※フジョッシー、ムーンライトにも投稿
イラストはBEEBARさん
※DLsiteがるまにより「偽物の番 上巻・中巻・下巻」配信中
※フジョッシー小説大賞一次選考通過したよ
俺は夜、社長の猫になる
衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。
ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。
言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。
タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。
けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。