春風のように君を包もう ~氷のアルファと健気なオメガ 二人の間に春風が吹いた~

大波小波

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 さっきまで悠希の体の中で暴れていた、貴士のペニス。
(こ、ここも拭かなきゃいけないよね……)
 迷っていると、貴士は悠希の手からウェットティッシュを取った。
「ここは、自分でやろう」
「すみません……」
「そのうち、慣れる。慣れたら、君がその手で私を慰めてくれる時も来るだろう」
「……」
 やっぱり、恥ずかしいよぅ!
 これは暗に、悠希に愛撫をねだっているということだ。
(いや。ねだるというより、命令に近いのかも)
 経験はなくとも、知識はある程度備えている悠希だ。
(手でしたり、口でしたり、とか……!?)
「どうした? 顔が赤いようだが」
 そして、悠希がそんなことを想い巡らせているのを承知で、貴士は意地悪を言うのだ。
(その時が来るのを、楽しみにしているぞ。悠希)
 身を清めた二人は、それぞれの想いを胸に眠りに就いた。
「貴士さん、少し近づいてもいいですか?」
「こっちへおいで」
 今は安らかな時を、二人で分かち合った。
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