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しおりを挟む「樹里は自分のことを、私のペットだと思っているのか?」
「……」
「私は君を、ペットだなんて思っていない」
「綾瀬さん」
ぎゅう、と樹里がしがみついて来た。
濃密なフェロモンに、酔いそうだ。
痺れる頭で徹は、樹里に意地悪を言った毛利を呪った。
(またあいつ、余計なことを喋りやがって!)
近いうちに、苦情を言いに行かねばな、と恨んだ。
しかしおかげで、発情した樹里を味わえる。
ヒートしたオメガを抱くのは、初めてだ。
(おそらく、私を繋ぎ止めようとして。それで、わざと薬を飲まなかったんだな)
この体で、絡めとろうと思っているに違いない。
樹里のちょっぴり黒い部分を覗けたことを、徹は嬉しく思った。
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徹は樹里の耳元に、唇を寄せた。
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