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しおりを挟むもう、どれくらいこうしてるんだろ。
もう、何回イッちゃったんだろ。
何だかもう、アタマぼんやりしちゃって。
ただ、ただ気持ち悦くって。
「すごい締まって、気持ち悦いよ。瑠衣」
「ぅ……あ。僕も……気持ち、い、ぁっ、くぅッ」
「あぁ、イきそうだ。今、たっぷり出してやるからな」
「あ、はぁッ! イッてぇぇ……ッ!」
「そら、思いきり中出し!」
「あぁっ! イくッ! あぐぅ、あ! ああっ、あッ!」
一緒に……、イッちゃったぁ……。
瑠衣は身体を、大きく仰け反らせた。
快感の波が、髪の毛から爪先まで、痺れるように走る。
何度も痙攣し、精を吐いた。
喘ぎ、細い声を出し、瞼を閉じて睫毛を震わせた。
ぐったりと脱力した後も、甘い余韻は続いていた。
「はぁ、はぁ、う、ぅん……」
「じゃ、おやすみ」
「え!?」
「何?」
何、って。
この後、二人でお喋りしたり、体拭き合いっこしたりしないかな!? 普通!
そんな瑠衣の訴えも、寿士は気怠く受け流す。
「俺はスッキリしたし、満足だし。あ、俺の身体、拭いといてよ。もう寝るから」
そして、背を向けてしまった。
「ホント、最低!」
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