両片思いのI LOVE YOU

大波小波

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1 決戦、ホテル・コスタ

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 市街の、ホテル・コスタ。
 その一階フロアに広がるティールームに、寿士と瑠衣は掛けていた。
「ね、寿士さん。ここって、初めてホテルデートした所だよね」
「ああ、そうだな」
 あの時は、二人とも全くの手探りで、互いの愛を求めていたっけ。
 寿士は、そんなことを考えながらも、臨戦態勢を崩さないよう構えていた。
 もうすぐ、両親がここへやってくる。
(瑠衣は絶対、手放さない。父さんが何と言おうが、守って見せる)
「瑠衣は、余計なこと喋るなよ。俺に、まかせておけよ」
「うん……」
 寿士さん、僕のこと何て紹介する気なんだろう。
(もし嘘をついたとしても、すぐにバレると思うんだけどな)
 だったら、始めから全てを告白した方がいい。
 僕の全てを、真実をさらけ出した方がいい。
 瑠衣は、そんな風に考えていた。
「瑠衣、来たぞ」
「寿士さんの、お父さんとお母さん?」
 そうだ、と寿士は立ち上がった。
 瑠衣も続いて立ち、深く頭を下げた。
「少し遅れた。道路が渋滞していてな」
「そんなに待ってないよ」
 両親がテーブルに着き、いよいよ瑠衣の紹介が始まった。

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