死んだと思ったら異世界に

トワイライト

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「ごちそうさまでした…女将さん、いつも美味しい食事をありがとうございます」

俺は女将さんにお礼を言ってテーブルにチップとして銀貨1枚を置いていく。

宿屋から出た俺は冒険者ギルドに向かう。

冒険者ギルドに着き、中に入ると朝早い時間にも関わらずクエストボードには人だかりが有る。

「こんちには」

俺はいつも担当してくれる受付嬢の元に向かい挨拶をする。

「おはようございますユウヤさん、今日は何用ですか?」

「はい、今日はダンジョンに潜ってみようと思いまして…何処か良い場所が無いかを聞こうかと思いまして」

俺は今日の目的を受付嬢に話す。

「はい、ダンジョンですね…でしたら最近近くの森で新しいダンジョンが発見されたみたいなのでそちらに行ってみたらどうでしょう?」

受付嬢は手元にある紙をめくりながらダンジョンのある場所を教えてくれた。

「森の中はそこまで危険なモンスターは居ない筈ですが怪我の無いように気をつけて下さいね」

「はい、行ってきます」

受付嬢に返事をして俺は冒険者ギルドを後にする。

俺は一旦宿に戻って部屋に入る。

そしてアイテムボックスからそこまで目立たない装備を取り出して装備する。

取り出した装備は動きやすさを重視した革の防具と拳銃だ。

腰のホルスターに二丁の拳銃を掛けて部屋から出る。

門番の人に冒険者プレートを見せて門を通らせて貰い、王都の外に出る。

整備されている道を少し進むと森が見えてきた。

ここが受付嬢が言っていた森であっているだろう。

索敵を発動させるが雑魚ばかりなので受付嬢が言っていた事も合っている。

俺はダンジョンがあるという場所を目指し、森を進んでいく。

森なのでダンジョンが何処にあるかも分からないが問題は無い。

俺は魔力を薄く展開して、森の中をサーチする。

するとここから少しだけ離れた所にダンジョンらしき洞窟を発見した。

俺はその洞窟を目指して森を駆ける。

周りに人の気配が無いので身体能力を隠す必要も無いので洞窟に着くのに時間はかからなかった。

早速洞窟の中に入って行く。

洞窟の中は明かりが無いにも関わらず明るく辺りが見渡せる様になっている。

どうやらこの洞窟はダンジョンで合っていたみたいだな。

暗視を覚えていない俺がはっきりと洞窟の様子が分かるんだから、これでダンジョンじゃない訳がない。

俺が暗視を覚えていない理由はゲームでは暗いステージで戦う事が殆ど無かったからだ。

この世界では暗い所で戦う事も有るかもしれないから覚えておくのも良いだろう。

まぁ覚えられるかはさておいてだが。

まぁ暗視については置いておいてダンジョンの攻略を行おうか。

さっきから策敵を発動させているがそこまで強いモンスターは見られない。

俺は拳銃を片手に持ってダンジョンを進んでいく。

洞窟型のダンジョンという事で特に景色が良いわけでもなくただただ続く道を歩いていく。

記念すべきこの世界にきて最初に潜ったダンジョンに現れた最初の敵はゴブリンだった。

特にゲーム時代と変わらない様子のゴブリン。

こちらに気づくとグゲやグギャ等の意味不明な声を上げつつこちらに突進してきた。

ゴブリン共の走るスピードはゲーム時代に相手したゴブリン達よりも遅く、そして隙だらけだった。

俺は拳銃を構えてゴブリン共に向けて銃を撃つ。

銃口から飛び出した銃弾は風を切りながら真っ直ぐ進み…そしてゴブリン達の頭を撃ち抜いた。

そして頭を撃ち抜かれたゴブリン共は力を失いその場に倒れる。

ユグドラシルオンラインでは倒したモンスターはポリゴンとして消滅するが、この世界では消滅せずにその場に残っている。

死んで間もないゴブリンの死体はビクビクと痙攣を起こしているが無視しよう。

それよりも問題なのは血の匂いだ。

前に騎士達の治療をするときに嗅いだことは有るが外と違いここは洞窟なので匂いが充満している。

俺はまだ血の匂いに慣れていないため少し気分が悪くなってくる。

俺は急いでゴブリン達の死体から討伐部位である耳と魔石を風魔法で切り取り、その場から離れた。
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