97 / 280
97
しおりを挟む
さて、自分なりにあの悪魔が、なんでここに居たのか、という問題を考えた訳だが、次はどうやってあの悪魔を倒すか…という問題に移ろう。
多分俺が全力を出せばあの悪魔を倒すことは簡単だろう。
いくら邪神の力を手に入れたといえ、俺と戦闘した時に邪神の力は大分少なくなった筈だし、その上、神が力を5分割して封印したというのだから負ける道理など無いと言って良いだろう。
俺は以前のまま力を振るうことが出来るが、相手は本来の5分の1以下しか力が無い、はっきり言って負ける気がしない。
だが問題は悪魔の側に倒れている王の存在だ。
あの王をどうにかして安全な場所に行かせなければ、マトモに戦闘する事すら出来ない。
だから先ずは王の安全を確保する事だが…そう考える必要は無いかも知れない。
思えば今はあの悪魔は思考が遅くなって俺の行動に対する反応が遅くなっている。
ならば今の内に王を転移魔法で安全な場所に転移させれば良いのでは無いか?
うん、考える必要すら無かったのに俺は何を考えようとしていたのだろう。
と言うわけで俺は魔力によるゴリ押しで魔法を発動させる。
まずは空間魔法で王の身体が入るぐらいの結界をつくり、その中に王を入れる。
王の身体が入ったのを確認してから結界を移動させ、自分の近くに持ってくる。
そして近くに来た王を先ほどまでお茶会をしていた庭に転移魔法で転移させる。
良し、これで王は安全な場所に行ったな…それにしてもこの空間の魔力阻害は本当に凄いな…ただでさえ莫大な量のMPを持ち、魔神スキルで消費MPが有り得ない位少なくなっている俺のMPを3分の2まで減らすんだから。
ゲーム終盤のMP総量が大体5000万位だったのを考えると1600~700万位のMPを消費させられた事になる。
ただでさえ魔力消費の多めな時間操作や転移魔法をこの空間で使えば分からなくも無いが、数字にしてみると莫大な数値だ。
普段、俺が使う転移魔法や思考加速、空間魔法に使われる魔力量は魔神スキルによって大幅に減少して数万程度だから、最低でもこの空間に掛かっている魔力阻害によって増える魔力消費量は100倍以上になるって事か。
だけど、さっき封印を調べる時に発動させた光魔法は50倍で何時もの効果が出たのに、なんで今回はこんなに違いが出たんだろうか?
それは今考えても仕方ないか…これ以上考えることもないし、思考加速も時間魔法も使ってる間は魔力消費が止まらない魔法だから切るとしよう。
「だが、あの程度の魔法でそれだけのダメージを喰らうなんて、龍神ユウヤであるというのもホラの可能性が低いか…む?あの王の姿が無いではないか、貴様、何かしたな?」
「ふ俺が何をしたのかも分からないのに随分余裕だな、既に勝ったつもりか?」
俺は口の中に残っている血を地面に吐き捨てて悪魔に言う。
「あの程度の魔法に当たった位で大怪我をしているような奴に負ける訳が無いだろう」
お前は馬鹿なのか?と言っている様な表情で悪魔は俺に話してくる。
どうやらあの悪魔は自分の放った魔法で俺があれだけの怪我をしたと勘違いしているらしい。
確かに結果だけを見れば俺はあの悪魔の魔法によって怪我をしたのだろう。
だが、あの怪我は悪魔の放った魔法によって負ったのでは無く、この部屋の壁に当たったから負った怪我なのだ。
俺があの様に吹き飛ばされたとして、普通ならば壁に当たった時点で壁が粉砕されて吹き飛ぶから、俺にダメージは一切無い。
何故なら俺がぶつかった瞬間に壁が壊れ、衝撃を逃してくれるからだ。
だが、この部屋の壁は神が弄ったのか、俺がぶつかってもヒビすら入らない位に硬いらしい。
俺より硬い壁に超スピードで衝突したせいで俺は全身が骨折する位のダメージを食らってしまった訳だ。
多分俺が全力を出せばあの悪魔を倒すことは簡単だろう。
いくら邪神の力を手に入れたといえ、俺と戦闘した時に邪神の力は大分少なくなった筈だし、その上、神が力を5分割して封印したというのだから負ける道理など無いと言って良いだろう。
俺は以前のまま力を振るうことが出来るが、相手は本来の5分の1以下しか力が無い、はっきり言って負ける気がしない。
だが問題は悪魔の側に倒れている王の存在だ。
あの王をどうにかして安全な場所に行かせなければ、マトモに戦闘する事すら出来ない。
だから先ずは王の安全を確保する事だが…そう考える必要は無いかも知れない。
思えば今はあの悪魔は思考が遅くなって俺の行動に対する反応が遅くなっている。
ならば今の内に王を転移魔法で安全な場所に転移させれば良いのでは無いか?
うん、考える必要すら無かったのに俺は何を考えようとしていたのだろう。
と言うわけで俺は魔力によるゴリ押しで魔法を発動させる。
まずは空間魔法で王の身体が入るぐらいの結界をつくり、その中に王を入れる。
王の身体が入ったのを確認してから結界を移動させ、自分の近くに持ってくる。
そして近くに来た王を先ほどまでお茶会をしていた庭に転移魔法で転移させる。
良し、これで王は安全な場所に行ったな…それにしてもこの空間の魔力阻害は本当に凄いな…ただでさえ莫大な量のMPを持ち、魔神スキルで消費MPが有り得ない位少なくなっている俺のMPを3分の2まで減らすんだから。
ゲーム終盤のMP総量が大体5000万位だったのを考えると1600~700万位のMPを消費させられた事になる。
ただでさえ魔力消費の多めな時間操作や転移魔法をこの空間で使えば分からなくも無いが、数字にしてみると莫大な数値だ。
普段、俺が使う転移魔法や思考加速、空間魔法に使われる魔力量は魔神スキルによって大幅に減少して数万程度だから、最低でもこの空間に掛かっている魔力阻害によって増える魔力消費量は100倍以上になるって事か。
だけど、さっき封印を調べる時に発動させた光魔法は50倍で何時もの効果が出たのに、なんで今回はこんなに違いが出たんだろうか?
それは今考えても仕方ないか…これ以上考えることもないし、思考加速も時間魔法も使ってる間は魔力消費が止まらない魔法だから切るとしよう。
「だが、あの程度の魔法でそれだけのダメージを喰らうなんて、龍神ユウヤであるというのもホラの可能性が低いか…む?あの王の姿が無いではないか、貴様、何かしたな?」
「ふ俺が何をしたのかも分からないのに随分余裕だな、既に勝ったつもりか?」
俺は口の中に残っている血を地面に吐き捨てて悪魔に言う。
「あの程度の魔法に当たった位で大怪我をしているような奴に負ける訳が無いだろう」
お前は馬鹿なのか?と言っている様な表情で悪魔は俺に話してくる。
どうやらあの悪魔は自分の放った魔法で俺があれだけの怪我をしたと勘違いしているらしい。
確かに結果だけを見れば俺はあの悪魔の魔法によって怪我をしたのだろう。
だが、あの怪我は悪魔の放った魔法によって負ったのでは無く、この部屋の壁に当たったから負った怪我なのだ。
俺があの様に吹き飛ばされたとして、普通ならば壁に当たった時点で壁が粉砕されて吹き飛ぶから、俺にダメージは一切無い。
何故なら俺がぶつかった瞬間に壁が壊れ、衝撃を逃してくれるからだ。
だが、この部屋の壁は神が弄ったのか、俺がぶつかってもヒビすら入らない位に硬いらしい。
俺より硬い壁に超スピードで衝突したせいで俺は全身が骨折する位のダメージを食らってしまった訳だ。
0
あなたにおすすめの小説
男が英雄でなければならない世界 〜男女比1:20の世界に来たけど簡単にはちやほやしてくれません〜
タナん
ファンタジー
オタク気質な15歳の少年、原田湊は突然異世界に足を踏み入れる。
その世界は魔法があり、強大な獣が跋扈する男女比が1:20の男が少ないファンタジー世界。
モテない自分にもハーレムが作れると喜ぶ湊だが、弱肉強食のこの世界において、力で女に勝る男は大事にされる側などではなく、女を守り闘うものであった。
温室育ちの普通の日本人である湊がいきなり戦えるはずもなく、この世界の女に失望される。
それでも戦わなければならない。
それがこの世界における男だからだ。
湊は自らの考えの甘さに何度も傷つきながらも成長していく。
そしていつか湊は責任とは何かを知り、多くの命を背負う事になっていくのだった。
挿絵:夢路ぽに様
https://www.pixiv.net/users/14840570
※注 「」「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
スライムに転生した俺はユニークスキル【強奪】で全てを奪う
シャルねる
ファンタジー
主人公は気がつくと、目も鼻も口も、体までもが無くなっていた。
当然そのことに気がついた主人公に言葉には言い表せない恐怖と絶望が襲うが、涙すら出ることは無かった。
そうして恐怖と絶望に頭がおかしくなりそうだったが、主人公は感覚的に自分の体に何かが当たったことに気がついた。
その瞬間、謎の声が頭の中に鳴り響いた。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる