死んだと思ったら異世界に

トワイライト

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「ユウヤ、教国と公国の戦争ってまだ始まらないんだよね?」

戦争を止める事に協力してくれる事が決まった後、フェニはいきなりそう質問をしてきた。

「ああ、ヤヨイ達から連絡が来てないからな」

俺はフェニの質問に答える。

現在、ヤヨイは公国、修羅は王国に居る、だから教国が戦争の為に軍を出したら2人のどちらかに情報が行く筈だ。

教国の軍が公国に向かっていると知ったら俺に連絡してくるだろうから、まだ教国の軍は出ていない。

「じゃあ提案なんだけど、今から僕と模擬戦をしない?」

「模擬戦?」

俺はいきなりフェニが模擬戦をしようと言ってきたのを聞いて聞き返す。

「そう!この世界の魔物とか人間とかはあっちに比べて強く無いでしょ」

フェニの言うあっちというなはユグドラシルオンラインの事を言ってるのだろう。

「そりゃあユグドラシルオンラインのモンスターやプレイヤーと比べたら圧倒的に弱いな」

俺はフェニの発言に賛同する。

「だからユウヤもだと思うけど戦闘技術が鈍ってると思うんだよね」

確かに…俺がこの世界に来てからちゃんと戦ったのは王国で邪神の力を取り込んだ悪魔と戦った時だけだな。

俺はフェニの言葉を聞いてこの世界に来てからの事を思い出してそう考える。

基本的にこの世界の生き物と比べて俺たちの身体能力や魔力量は異常なくらい高い、だから戦闘になっても身体能力によるごり押しで勝てちゃうからな、確かに戦闘技術はユグドラシルオンラインをやってた時より落ちているだろう。

「確かにフェニの言ってる事は確かだな…よし、じゃあ模擬戦をしよう」

俺はフェニの提案を受ける事にした。

まだ公国と教国の戦争が始まるまで時間があるだろうし、久しぶりにフェニと戦うのも良いだろう。

「よし!じゃあ決まりね!」

俺の返事を聞いたフェニは嬉しそうな表情を浮かべる。

「場所は俺の作った空間で良いか?それで良いなら新しく作るぞ」

フェニと模擬戦をする事を決めた俺はフェニに異空間作成で作った場所で模擬戦をしようと提案する。

別に此処でやっても良いんだけど俺たちが本気を出したら周囲に被害が出るからな。

なんの対策もしないで戦えば間違いなくここら辺一帯はクレーターだらけになってしまう。

「そうだね、僕も此処を壊したくは無いし、それならお願いしようかな」

フェニは俺の提案を聞くと直ぐに了承してくれた。

「よし、じゃあ今から作るからちょっと待ってな」

「了解!じゃあ準備が出来たら声を掛けてね」

フェニの返事を聞いた俺はどんな空間を作ろうか考える。

今回フェニとするのは普通の模擬戦だしシンプルに広い空間を作れば良いかな?

でも何もない空間で戦うってのもあれだし…軽い障害物や遮蔽物は作って奇襲有りステージにするか、そっちの方が本当の戦闘っぽくなるだろうし。

うん、こっちの方が俺たちの目的にも合ってるし、その方向性でいいだろう。

「フェニ、戦闘ステージは森をイメージして作ろうと思ってるんだけどどう思う」

大体どんなステージを作るかを考えた俺はフェニにこんな感じのステージで良いかを聞いてみる。

「うん、良いんじゃないかな?僕は基本的にどんな場所でも大丈夫だから、ユウヤが好きなように作れば良いよ」

「分かった、じゃあ作るぞ」

フェニの了承が得られたから俺は早速異空間を作る為に作る空間をイメージする。

うん、場所のイメージはあそこで良いだろ。

「あ!ちょっと待って!」

俺は俺たちの屋敷の周辺にある森をイメージしながら異空間作成のスキルを発動しようとしたが、突然フェニが待ってくれと言ってきた。

「どうした?」

俺はいきなり待ってと言ってきた理由を聞く。

「ユウヤは森のステージを作るって言ってたよね?」

「ああ、そうだけど」

俺はフェニの質問に返事をする。

「森のステージを作るんだったら木に火炎耐性を付けてって言うのを忘れてたんだよ」

「ああ~、成る程、そう言うことか」

俺はフェニの言った意味を理解した。

「分かった、じゃあ木に火炎耐性を付けるぞ」

俺はフェニにそう言って異空間作成のスキルを発動させた。
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