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おまけ
②
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朔良くんと飲みに行った帰り道。
明日は土曜日だし、特に決めていたわけでもないけどもう少し一緒にいたいなっていう気持ちから、泊まっていく?って誘ってみたら「じゃあお言葉に甘えて」と了承の返事が返ってきた。
途中でコンビニに寄って、もう少し飲めるなってアルコールの缶を数本とお菓子とアイスをいくつか買い込んで家路を歩く。
朔良くんが家に来るのは、前に俺を送り届けてもらって以来だ。
「お邪魔します」
「どうぞどうぞー。朔良くん先お風呂入っちゃっていいよ。俺少し掃除しとくから」
「手伝いますよ」
「お客さんだからいいの。お風呂どうぞ」
「…じゃあ、ありがとうございます」
これ使って、とバスタオルと少しサイズの大きい服を渡して風呂場まで見送る。
部屋は意外と綺麗にしてるからそんなに散らかってないのが救いだ。気になるところだけサッと片付けた後、俺はベッドの前で少し悩んだ。布団を直そうとして、そういえばと布団が一つしかなかったことを思い出したのだ。まさか朔良くんを床に寝かせるわけにもいかないし、別に二人でも寝られそうではあるし、もし嫌だって言われたら俺が床で寝ればいいかととりあえずの解決策を見出す。
そうこうしているうちに朔良くんがお風呂から出てきた。
覚悟はしていたつもりだったけれど、白い肌は赤く火照っているししっとりと濡れた黒髪からは俺と同じシャンプーの匂いがしていてなんだかとてもよくなかった。これはそう簡単に人前に晒していい姿ではないぞ。
「お風呂ありがとうございました」
「あ、いえいえー。じゃあ俺も入ってくるわ!」
俺は急いで風呂場に逃げ込んだ。
あんなの目の毒すぎる。俺はあれと一晩を過ごすのか。うわああああと内心叫びながらガシガシといつもより強めにシャンプーをしつつ心頭滅却を試みて湯船にはしっかり100秒浸かった。
「あっつ…」
お風呂って気持ちいいけど、あがった直後が暑すぎるから苦手だったりする。
だから風呂上がりはいつも下はパンツだけなんだけど、朔良くんの前だからさすがに履いた方がいいかなと一瞬迷う。羞恥心とかって大事?でもそういえば前も暑くてタンクトップにパンツだけの姿晒してたからいいか。
そうそう、それでその時に、
『安心してください。全く、全然、一ミリもそそられないんで。俺のタイプじゃないです』
とか言われたっけ。今思い出しても鋭すぎて泣けてくるな。まあここまでいうなら俺がどんな格好してようと気にしないだろ。そもそも今は付き合ってるわけだけど、朔良くんて俺とどうこうしたいとかあるのかな。あの感じだと俺相手じゃ全然勃たないんじゃない?まあ俺だしなあ。色気がないもんはないし、仕方ない。
ちょっと悲しくなりながら、結局いつも通り上はスウェットを着て下だけパンツのまま脱衣所を出た。
「お待たせー」
「おかえりなさい。…千鶴先輩、ズボンは?」
「え、ああ。暑いからいつも履いてない」
「夏も脱ぎまくってましたけど、秋も履かないんですか」
「やー、なんか暑くね?真冬は流石に履くけどね。なに見苦しい?」
「いやそれはないですけど、そうじゃなくて…」
何かを言い淀んだ朔良くんが、少し困ったような顔をした。
ああ、もしかして。
「別に誘ってるとかじゃないから安心して!自分に色気がないのは俺が一番知ってるから。前のも本気で言ったわけじゃないし、自分が全く全然一ミリも朔良くんのタイプじゃないことくらいわかってるので!」
俺はこれ以上ない笑顔で朔良くんを安心させる為に力説した。
今はもう俺のことを好きでいてくれてるのはわかってるけど、それとこれとは別だもんな。タイプじゃないやつに迫られるのはキツいってなんとなくわかるし。
うんうん、と一人で頷いていたらガシリと肩を掴まれた。顔を上げると何故かそこには不機嫌そうな顔をした朔良くんが。
「アンタは本当に、どこまで馬鹿なんですか?」
「え、なに…んんっ!?」
なんでそんな怒ってんの!?って驚いてる間に顎を掴まれて勢い良くキスをされた。
がぶりと下唇を甘噛みされて、反射的に口を開けたら狙っていたように隙間から舌を差し込まれる。そうするともう俺に主導権なんてものはなくされるがままになってしまう。ぬるぬると熱い舌が俺の弱いところをなぞったり舌を絡め取ったりする度に、耳を塞ぎたくなるような声が自分の口から漏れる。
そのうちに顎を掴んでいるのとは反対の手が俺の腰に回ってするすると下まで下がっていくのがわかった。
「んっ、ふぁ、やら…ぅ、」
パンツの上からいやらしい手つきでケツを撫で回されて、そうかと思えば今度は内腿をするりと撫でられる。そんなところをそんな風に触られたことなんて当然なくて、くすぐったいはずなのに訳がわからないほどに気持ち良くて足に力が入らなくなる。
「…ぅんん、あっ…!はぁ、はぁ」
とうとう立っていられなくなって膝から崩れ落ちそうになったところで朔良くんが俺を抱きとめた。
朔良くんのキスはいつもゆっくりでやさしいから、いきなりこんな息継ぎもない激しいキスをされた俺は情けないことに息も絶え絶えである。
「千鶴先輩、大丈夫?ごめんやりすぎたかも」
「かも、じゃない…やりすぎ。死ぬかとおもった」
「ごめんなさい。だって先輩がムカつくこと言うから」
「はい?」
「いや、そもそも俺が悪いんだけど。でも、今俺が好きなのは千鶴先輩なんだからさ、好きな人が目の前でこんな姿でいるのになにも感じないわけなくない?てかエロすぎて困るから、普通に」
「…えっ、」
はあー、と困ったように息を吐かれる。
朔良くんの顔は少し赤かった。
「タイプとかじゃなくて、もう俺アンタにしか興味ないんですけど。こんなに可愛いって思うのも、愛しいのも、どうしようもなく抱きたいって思うのも千鶴先輩しかいないんだから、あんまり無防備な格好すんなよ」
「…ひゃ、ひゃい」
「なんだその返事」
「…う。で、でも俺は、朔良くんになら何をされてもいいって思ってるから、だから別に、我慢?とか、しなくていいんだけど」
恐る恐る告げたら朔良くんはぐっと眉を寄せて、それからやさしい力で俺の頬を少しだけ引っ張った。
「だから、煽んなって。俺、するなら絶対アンタのこと抱きたいから。でも先輩初めてでしょ。男同士はそんなすぐできないし、痛い思いとかさせたくないんです。だから、ゆっくりでいいよ」
ね?って微笑まれて、俺は少しだけ泣きそうになってしまった。
(大切にされてるなって思ったから)
明日は土曜日だし、特に決めていたわけでもないけどもう少し一緒にいたいなっていう気持ちから、泊まっていく?って誘ってみたら「じゃあお言葉に甘えて」と了承の返事が返ってきた。
途中でコンビニに寄って、もう少し飲めるなってアルコールの缶を数本とお菓子とアイスをいくつか買い込んで家路を歩く。
朔良くんが家に来るのは、前に俺を送り届けてもらって以来だ。
「お邪魔します」
「どうぞどうぞー。朔良くん先お風呂入っちゃっていいよ。俺少し掃除しとくから」
「手伝いますよ」
「お客さんだからいいの。お風呂どうぞ」
「…じゃあ、ありがとうございます」
これ使って、とバスタオルと少しサイズの大きい服を渡して風呂場まで見送る。
部屋は意外と綺麗にしてるからそんなに散らかってないのが救いだ。気になるところだけサッと片付けた後、俺はベッドの前で少し悩んだ。布団を直そうとして、そういえばと布団が一つしかなかったことを思い出したのだ。まさか朔良くんを床に寝かせるわけにもいかないし、別に二人でも寝られそうではあるし、もし嫌だって言われたら俺が床で寝ればいいかととりあえずの解決策を見出す。
そうこうしているうちに朔良くんがお風呂から出てきた。
覚悟はしていたつもりだったけれど、白い肌は赤く火照っているししっとりと濡れた黒髪からは俺と同じシャンプーの匂いがしていてなんだかとてもよくなかった。これはそう簡単に人前に晒していい姿ではないぞ。
「お風呂ありがとうございました」
「あ、いえいえー。じゃあ俺も入ってくるわ!」
俺は急いで風呂場に逃げ込んだ。
あんなの目の毒すぎる。俺はあれと一晩を過ごすのか。うわああああと内心叫びながらガシガシといつもより強めにシャンプーをしつつ心頭滅却を試みて湯船にはしっかり100秒浸かった。
「あっつ…」
お風呂って気持ちいいけど、あがった直後が暑すぎるから苦手だったりする。
だから風呂上がりはいつも下はパンツだけなんだけど、朔良くんの前だからさすがに履いた方がいいかなと一瞬迷う。羞恥心とかって大事?でもそういえば前も暑くてタンクトップにパンツだけの姿晒してたからいいか。
そうそう、それでその時に、
『安心してください。全く、全然、一ミリもそそられないんで。俺のタイプじゃないです』
とか言われたっけ。今思い出しても鋭すぎて泣けてくるな。まあここまでいうなら俺がどんな格好してようと気にしないだろ。そもそも今は付き合ってるわけだけど、朔良くんて俺とどうこうしたいとかあるのかな。あの感じだと俺相手じゃ全然勃たないんじゃない?まあ俺だしなあ。色気がないもんはないし、仕方ない。
ちょっと悲しくなりながら、結局いつも通り上はスウェットを着て下だけパンツのまま脱衣所を出た。
「お待たせー」
「おかえりなさい。…千鶴先輩、ズボンは?」
「え、ああ。暑いからいつも履いてない」
「夏も脱ぎまくってましたけど、秋も履かないんですか」
「やー、なんか暑くね?真冬は流石に履くけどね。なに見苦しい?」
「いやそれはないですけど、そうじゃなくて…」
何かを言い淀んだ朔良くんが、少し困ったような顔をした。
ああ、もしかして。
「別に誘ってるとかじゃないから安心して!自分に色気がないのは俺が一番知ってるから。前のも本気で言ったわけじゃないし、自分が全く全然一ミリも朔良くんのタイプじゃないことくらいわかってるので!」
俺はこれ以上ない笑顔で朔良くんを安心させる為に力説した。
今はもう俺のことを好きでいてくれてるのはわかってるけど、それとこれとは別だもんな。タイプじゃないやつに迫られるのはキツいってなんとなくわかるし。
うんうん、と一人で頷いていたらガシリと肩を掴まれた。顔を上げると何故かそこには不機嫌そうな顔をした朔良くんが。
「アンタは本当に、どこまで馬鹿なんですか?」
「え、なに…んんっ!?」
なんでそんな怒ってんの!?って驚いてる間に顎を掴まれて勢い良くキスをされた。
がぶりと下唇を甘噛みされて、反射的に口を開けたら狙っていたように隙間から舌を差し込まれる。そうするともう俺に主導権なんてものはなくされるがままになってしまう。ぬるぬると熱い舌が俺の弱いところをなぞったり舌を絡め取ったりする度に、耳を塞ぎたくなるような声が自分の口から漏れる。
そのうちに顎を掴んでいるのとは反対の手が俺の腰に回ってするすると下まで下がっていくのがわかった。
「んっ、ふぁ、やら…ぅ、」
パンツの上からいやらしい手つきでケツを撫で回されて、そうかと思えば今度は内腿をするりと撫でられる。そんなところをそんな風に触られたことなんて当然なくて、くすぐったいはずなのに訳がわからないほどに気持ち良くて足に力が入らなくなる。
「…ぅんん、あっ…!はぁ、はぁ」
とうとう立っていられなくなって膝から崩れ落ちそうになったところで朔良くんが俺を抱きとめた。
朔良くんのキスはいつもゆっくりでやさしいから、いきなりこんな息継ぎもない激しいキスをされた俺は情けないことに息も絶え絶えである。
「千鶴先輩、大丈夫?ごめんやりすぎたかも」
「かも、じゃない…やりすぎ。死ぬかとおもった」
「ごめんなさい。だって先輩がムカつくこと言うから」
「はい?」
「いや、そもそも俺が悪いんだけど。でも、今俺が好きなのは千鶴先輩なんだからさ、好きな人が目の前でこんな姿でいるのになにも感じないわけなくない?てかエロすぎて困るから、普通に」
「…えっ、」
はあー、と困ったように息を吐かれる。
朔良くんの顔は少し赤かった。
「タイプとかじゃなくて、もう俺アンタにしか興味ないんですけど。こんなに可愛いって思うのも、愛しいのも、どうしようもなく抱きたいって思うのも千鶴先輩しかいないんだから、あんまり無防備な格好すんなよ」
「…ひゃ、ひゃい」
「なんだその返事」
「…う。で、でも俺は、朔良くんになら何をされてもいいって思ってるから、だから別に、我慢?とか、しなくていいんだけど」
恐る恐る告げたら朔良くんはぐっと眉を寄せて、それからやさしい力で俺の頬を少しだけ引っ張った。
「だから、煽んなって。俺、するなら絶対アンタのこと抱きたいから。でも先輩初めてでしょ。男同士はそんなすぐできないし、痛い思いとかさせたくないんです。だから、ゆっくりでいいよ」
ね?って微笑まれて、俺は少しだけ泣きそうになってしまった。
(大切にされてるなって思ったから)
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