異世界に転生したんだが、人生は厳しかった。

統星のスバル

文字の大きさ
1 / 19
序章 鬱屈とした日々から転生

第0.5話 最後の雄姿

しおりを挟む
どうも、こんにちは‼
統星とうせいのスバルと申します。
高校生です。

Twitterアカウント作ったので、フォローお願いします‼
↓↓
https://twitter.com/CqZvKhIrcftS2Cj

お気に入り登録もお願いします‼(*´∀`)♪

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


キーンコーンカーンコーン

 5時限目終了のチャイムが鳴り、クラスは賑やかになる。
 偏差値が超低い底辺高校のため、普通に髪を染めているやつや、スカートを短くしているやつなどが多々いる。
 その中でもひときわ目立っているのが、クラスの女帝で金髪JK、峯ヶ丘みねがおか 杏奈あんなと、陽キャグループのトップ、茶髪の爽やか系男子の佐渡島さどがしま 啓介けいすけだ。
 まぁ、両者共に髪を染めてて、一切校則を守っていないのだが。
 ちなみにこれは余談だが、この2人は付き合っていない。女帝には、大学生の彼氏がいるらしい。

「はぁ、今日も目立たないように帰るか。」

 そんな崩壊しているクラスの中で一番陰の薄い男子、それが俺、潮ヶ浜しおがはま 湊港みなと のポジションだ。
 あいつらに目を付けられないように、密かに息をする、そんな人生は疲れた。

 しかし、俺1人が世界の条理を変えることは出来ない。特に友人と呼べる存在もいないボッチできるのは、速く帰路につくことしかないのである。

 ◇
「きゃあ~~!」

 帰り道の人通りに甲高い叫び声が上がる。

 (何だ!事件か?)

 ほぼ反射的に振り返った先にいたのは・・・・ナイフを振りかぶった狂乱状態の男だった。

「死ねぇ~~~!」
「えっ、何!?」「うわぁぁぁ!」「いやだ、死にたくない。」


 すぐに辺りは騒然となり、パニック状態に陥った人達によって、徐々に周りの人も錯乱状態に包まれる。

 通り魔かよ。どうする、逃げるか?しかし、あの男との距離は数mしかないし、今、この状態で不用意に逃げても意味がない。人波に呑まれてボロボロになるのがオチだ。
 みんなは混乱に陥って、平常を失っているいるのに対して、何故か俺は冷静だった。
 しかし、今にもそのナイフは近くのクラスメートの女子に振り下ろされそうになっている。

 あれはヤバい。

 そう考えると同時に、身体が動いた。

「危ないっっ。」

 その女子高生をかばいつつ、通り魔に体当たりした。いつもの俺なら、ビビりまくって絶対に出来ないことだ。
 しかし、この時ばかりは身体が動いた。アドレナリンが大量放出されていたのかもしれない。

「うぐっ。」

 グサッと肉を引き裂いた音がして、背中から焼けるような痛みが広がる。
 薄い夏服の制服は、少しも防御力を保持しておらず、容赦なく柔らかい肉を切り裂く。

 痛いイタイイタイイタイ
 何だよこれ、絶対に耐えられる痛みじゃない。
 鋭い痛みに訳も分からず、うずくまる。はっきりしない視界の隅で、通り魔が数人の男性に取り押さえられているのが見えた。
 被害が出なくて良かった。

「・・・てっ!・おヶ浜く・・」

 誰か知らない少女が、俺の身体を揺する。多分、あの庇った女子だろう。
 俺の名前を知っている人がいたんだな。しかも、意外と美少女だし。最後に可愛い子の泣き顔が見れて良かった。

 視界がブラックアウトする。もはや音すら聞こえない。走馬燈を見る暇も無く、意識が遠のく。
 高校生1年生、短い人生でした。


『---イレギュラーユニットを確認。世界線を移行します。---』


そんなこえは、聞こえるはずもなかった。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。 【あらすじ】   異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。  それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。  家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。  十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。   だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。  最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。  この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。  そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。  そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。  旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。 ☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。 ☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

俺、何しに異世界に来たんだっけ?

右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」 主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。 気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。 「あなたに、お願いがあります。どうか…」 そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。 「やべ…失敗した。」 女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします

雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました! (書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です) 壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。

【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました

いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。 子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。 「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」 冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。 しかし、マリエールには秘密があった。 ――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。 未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。 「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。 物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立! 数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。 さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。 一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて―― 「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」 これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、 ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー! ※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

処理中です...