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第1章 -男装少女召喚される-
1 - ここはどこでしょうか -
しおりを挟む「ふ~んふんふ~ん♪よかった~、ずっと欲しかったんだよね瓶底メ・ガ・ネちゃーん」
私<一ノ瀬 秋>は、男装仲間の友達との買い物を済ませ機嫌よく鼻歌交じりに家までの帰路を歩いている。
瓶底メガネって、地味男子って感じの男装が出来るからずっと欲しかったんだよね
「あ、そうだ。今、かけてみようかな。ふふ~ん」
自分でも今のテンションは気持ち悪いと思うけど……
ずっと、探し続けたアイテムが手に入ったのだ機嫌が良くなるのは仕方が無いのさ
友達には『勿体無い』『その美しい顔を隠すなんて』とか意味不明な説得をされたけど
私は、瓶底メガネをかけた
...その時...
私の足元が光りだし一瞬にして眩しいほどの光に包まれた
「おぅえ?!なにっ?!何何何何」
私は、眩しさに目を瞑りながら焦る
すると、体が浮くような感覚に襲われた
「ひぃっ!!なに?!浮く?浮いてますか?!」
その感覚に対しても変な声を上げてしまった
焦っていても、メガネだけは落とすまいとメガネを抑える
そうしている内に、その浮くような感覚と眩しさが消えた
私は恐る恐る目を開ける
すると、私の他に3人の美少女がへたり込んでいた
私は何となく、美少女達も私と同じ光に包まれてしまったのだと理解した
周りを見渡すと、真っ黒のローブを着た人や、いかにも皇子ですよ感の男性5人と、騎士ですよって感じの人達が私達の周りを囲むように立っていた
えーー、ここはどこなんですかね...
まさか、異世界とか言わないっすよねぇー
こんなことを思っていたら
美少女3人のうちの黒髪の少女が「あ、あのぉー」と、声を上げた
すると、「なんでしょうか」とローブを着た人が答えた
「あのぉ、ここって、どこなんですかぁ......」
黒髪美少女は、私達が知りたかった事を聞いてくれた
ほんと、ここはどこでしょうか……
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