魔王を倒して封印された戦士、100年後に復活してアイドルにはまる。

犬猫パンダマン

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最終話 新たなる旅立ち

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 クロカミ共和国の首都シヴァリーズのコロッセオは、グレイク流体術の創始者であるグレイクが建造したものである。100年前、魔王軍と戦っていたグレイクは魔法の才能が全くなく、厳しい修行の末に闘気による戦いを会得した。やがて勇者アレク一行が魔王を倒すと、彼は多くの村を救った功績を認められて与えられた土地に道場を建設し、魔王残党軍と戦い村々を救うために多くの弟子をとっていった。

 だが時が経ち魔王残党軍の脅威がなくなるとグレイクの子孫たちは創設時の志を忘れ、グレイク流を世に広めることのみに邁進し魔導士たちと敵対するようになっていった。




 逃げるグレイク4世は追いつかれることなくコロッセオに到着した。
 グレン達もそれを追って侵入していく。
 ラウラは上空に向けて合図を送ると、遠く離れたクロノもそれを確認して移動を始めた。

 闘技場の中心ではグレイク4世が手を膝に当てて呼吸を整えていた。
 だがこれはあくまで追い詰められた演技である。
 手下に策を伝え終えた彼は、時が経つのを待っていたのだ。
 そこにグレン達が姿を現した。

「そこまでっスよ!!」

 自分が言いたかったセリフをとられて、グレンとラウラは忌々いまいまし気にスタロをにらんだ。

 それに気づかずスタロは言葉を続ける。

「この方たちを誰だと思ってるっスか! 100年前に魔王を倒したグレンさんとラウラさんっス!!」

「は……は、はぁーー」

 グレイク4世はひざまずいてこうべを垂れた。
 その反応に気分を良くしたラウラは調子を取り戻した。

「あなたが黒幕だってことは分かってるのよ。大人しくお縄につきなさい!!」
「な、なんだと!」

 ラウラは適当に言っただけであるが、グレイク4世は思わず動揺してしまった。
 それを見てラウラは黒幕であることを確信して言い放った。

「許してほしければアイドルのように踊って見せなさい」

 そんなもの誰が見たいのか。
 グレンは思わず想像してしまったことを後悔した。
 グレイク4世がラウラを睨みつける。

「くっ、グレンとラウラがなんだというのだ! ここで始末してくれるわっ!!」

 そして指笛を鳴らすと闘技場の地下が割れて魔物が飛び出してきた。
 この魔物こそ彼の秘密兵器であった。

「ライガンよ。奴らがお前の獲物だ。やってしまえい」

 それはグレンの倍近くある巨大で筋骨隆々な魔物だった。

 両腕両足に防具を装着しており、対人間用の訓練を受けたライガンは、その筋力を活かしてラウラに猛スピードで接近していった。

「喰らいなさい!」

 ラウラは突撃してくるライガンを魔法で迎え討って直撃させた。
 だが全くスピードを緩める気配がない。

「魔法が効いてない?!」

 間一髪の所でグレンがライガンの拳を剣で防ぐ。
 その拳の重さにグレンは耐えきれず、自ら後ろに跳んで受け流した。

「はっはっはっ、ライガンはわしの血を与え、手塩にかけて育てたのだ。そんな魔法など通用するものか!!」

 グレイク4世は高らかに笑う。

 幼少期から魔法の効きずらい彼の細胞を食事に取り入れる事で、ライガンもまた同様の肉体に適応していったのだ。

「そう、それなら……グレン!! 後は任せたわ!」

 ラウラは収納空間アナザーフィールドからグレン3号改を取りだして乗り込んだ。
 いくら魔法が効かないといっても地形を利用して攻撃するなど戦いようはある。
 だが大規模な魔法を街中で使えば住民に被害が及ぶ可能性が頭に浮かんだのだ。

 ラウラはグレンを信じているし、何よりスタロ救出のために多大な魔力を使用して、ババアに戻る寸前だった。グレン3号改でスタロを掴んで後方に避難した。

「ひどいっスよ、近くで見たかったのに」

「いいから黙って見てなさい。グレンの邪魔をしたくなかったらね。……あなたたちもね」

 グレン3号改の後ろにはクロノとその仲間たちが駆けつけていた。
 だが戦いの激しさに近づこうと考える者など誰もおらず、戦況を見守っていた。

 グレンとライガンは一進一退の攻防を続けていた。

「こいつ、やるじゃないか」

 グレンは自然と笑みを浮かべていた。
 これまで多くの強敵と戦ってきたグレンであったが、対人間用に訓練された魔物と戦うのは初めてだった。

「ならこれでどうだ」

 グレンは攻撃を躱して足を攻撃すると、ライガンがバランスを崩す。瞬間、大剣を両手で持ち直した。

とどろけ!! ガイアクラッシャー!!」

 誰もがこれで決まったと思ったが、ライガンは頭上で両腕をクロスさせて防御した。
 グレイク4世もグレンの技から発生した風圧を受けて内心ヒヤヒヤで息がつまりそうだった。

「そ、そのような攻撃が効くものか! ライガンの防具には最新の特殊合金が使われているのだからな!!」

 戦闘を見ていたクロノたちは思わず息を呑んだ。

「あれがソフィア様の自伝に書かれていたガイアクラッシャーか。なんという威力。だがそれを受け止めるあの魔物の凄まじさよ。ラウラ様、加勢しなくてよろしいのですか」

「黙って見てなさい……グレンを信じるのよ」

 グレンを信じていないのかと問うラウラの視線を受けてクロノは正面に向きなおった。
 そしてグレンはラウラの信頼に応えるように攻撃を激化させていく。

「おらぁ!!」

 何度も繰り返されるガイアクラッシャーに防具にヒビが入っていく。
 そして遂にライガンは防御せずに回避するようになっていった。
 グレイク4世は焦りだした。

「どうしたライガン! お前は私の最高傑作なんだぞ。お前は全ての魔族を……魔導士たちを倒すんだ。戦士相手に逃げてどうする!! 魔法をこの世から消し去るという我らの悲願をお前が叶えるのだ!!」

 だが既に生物としての格付けを終えたライガンはグレンに恐怖を覚えてしまった。
 そんなライガンに替わって反応したのは、黙って見てろと言った張本人だった。

 グレン3号改からニョキっと頭を出して上空に魔力を放出すると、魔力に吸い寄せられるように精霊たちが集まってくる。ラウラは精霊が嫌いであったが、同じく精霊を疎ましく思うグレイク4世に嫌がらせをしようと呼び寄せたのだ。

精霊の〇んこエクスクレメントか?! だがあれは威力があり過ぎるぞ」

 グレンの心配も当然のことだ。
 前回使用した時には大地が大きく削られたのだ。
 首都で使ったらどれほどの被害がでるだろうか。
 不安そうなグレンに向けてラウラは優しく微笑んだ。

 それを受けてグレンは、ラウラを信用してライガンから急いで離れる。

 同時にラウラは集めた魔力を地表近くに浮かべて円形闘技場をグルグルと移動させると、徐々に回転半径を狭めてライガンを追い込んでいった。

 高速で回転する魔力球は局所的に竜巻を発生させると、ライガンを巻き込んで空高く打ち上げた。

「グレン! トドメは任せたわよ!」

 グレンはライガンの落下地点に移動すると大剣を構えた。
 浮いた経験などないライガンは混乱しながら無防備で落下してくる。


「「「 あ、あれは竜巻落としトルネードバスター?! 」」」 


 グレンとラウラが魅せたコンビネーション……それはソフィアの自伝に書かれた幻の技であった。(4話参照)

 グレンが背中からライガンを突き刺すとやがて動かなくなった。
 大剣を振ってライガンを払い落してグレイク4世に向き直した。

くなる上は儂自らが――」
「議長、もう止めにしましょう」

 グレイク4世はクロノの声に振り向く。
 そして囲まれている事を理解して観念した。

「ふん、貴様の差し金であったか」
「議長、あなたを誘拐及び、魔物の個人所有の現行犯で逮捕します」

 クロノはグレン達に一言礼を述べると急ぎ闘技場を後にした。
 政権与党の重鎮が逮捕されたのだ。残された者としては影響をできるだけ抑えるために苦労することだろう。

 クロノが立ち去るのを見送るとグレンとラウラは向かい合った。

「ラウラの援護のおかげで助かったよ」
「ううん、グレン。あなたなら大丈夫だって信じていたわ……」

 信じてはいたが行動は逆だった。
 ともあれ、なんとなくロマンティックな雰囲気がかもしだされた。
 2人は徐々に近づいていく。

「すごいっス。2人とも凄すぎっス。最後の技なんて言うんスか?あんなの見たことないっス!おいら感動したっス」

 ロマンティックぶち壊しである。
 ラウラはスタロの頭を引っぱたいた。

「痛いっス、ラウラさん」
「あなた……少し黙りなさい。この中にしまってやろうかしら」

 ラウラはグレン3号改を戻すために収納空間アナザーフィールドを開いた。

「……なんか面白そうっスね。ちょっと入ってみるっス」

 スタロはそう告げると、ラウラが止める間もなく飛び込んでいった。

「…………」
「…………」

 残された2人は顔を見合わせた。

「あの馬鹿! なにやってんだ」
「中にもういない……どこかに飛ばされちゃってるわ」

 収納空間アナザーフィールドは生物を入れると別の場所に弾きだす特性を持っていた。
 そのためグレン3号改の専用倉庫として利用していたのだ。

「……そうだラウラ。まだ追跡魔法が残ってるんじゃないか?」

「そ、そうだったわね。追ってみる……! 反応がある。あっ……魔法が切れたわ……」

「場所は分かったのか?」
「南の方角、海を越えてずっと先だと思う……」

「南の大陸か、それじゃあ迎えに行かなくちゃな」
「そうね、でも色々と後始末もあるし……スタロも強くなってるんだから、少しくらいはゆっくりしたいわ。グレンもそう思うでしょ?」

 グレンは謎の圧迫感を受けてゾクゾクした。
 だがそれもグレンにとっては大好物である。

「ああ、それもいいかもな」

 そうして2人は再びに旅にでるまで一時の休息をとることになった。
 グレンが復活してから1年以上、その間魔王のいなくなった世界で様々な出会いをグレンは楽しんだ。

 そしてこれから先どんな出会いが待っているのだろうか。

「次の旅も楽しみだぜ」
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