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本気のパイオツ
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第1ピリオドが終わって20-8。俺達はリードしていた。
「今の状況を、手塚はどう感じている?」
2分間の休憩中に不思議な質問をしてきた竹じい。
「どうって言われても……これだけリードしたのは初めてですから、嬉しいですよ。でも、まだ3ピリありますからね。何が起こるか分からないです」
「そういう気持ちならいい。お前達はまだ勝っていない。油断するな! いいな?」
「「「「「はい」」」」」
「良くやったなぁ塚本。第2ピリオドの頭からめぐみが復活するみたいだぞ?」
――ビィーー。交代白10番。
「やはりめぐみが出てくるみたいだな。塚本お前、第2ピリオドで3つ、ないし4つファウル取らせろ。出来るか?」
「どうでしょうね……めぐみちゃんがこの短時間で修正してくる可能性すらありますからね。そうなったらすぐには難しいっすけど、やってみます」
「先生は俺達の敵じゃないんですか?」
「普段は敵も味方もしていない。だけど試合は違う。試合はお前達のもんだ、勝つのも負けるのもお前達次第だが、勝つ為なら私の力だって使ってやるよ」
――ビィーー。ブザーが鳴った。
「HP焦るなよ。俺達がリードしているんだ。無理に狙わなくたっていい」
「了解じゃん」
「僕だって篠山先生もヘルプ入れるから!」
「めぐみさんのシュートを一度はカットしてみたいですからね」
「手塚部長、俺にパス回せよ。相手がめぐみちゃんでも入れてやるぞ」
「オーケー」
相手ボールから始まった。
「ユミ!」
めぐみがボールを要求し、郡司がパスを出した。3ポイントから1メートル以上離れているだろうか。そこから間髪容れずシュートを放った。
――マジ?
そう思った時にはゴールに吸いこまれていた。20-11。
ラインから離れた所から打った事に驚いたのではない。プレーを変えてきた事に驚いた。めぐみのプレースタイルは、鋭いドライブからのジャンプシュートやダブルクラッチなど、高等テクニックを用いたレイアップなどが持ち味だ。
勿論3ポイントを打たない訳ではないが、得意としている訳ではなかった。HPにファウルを誘われていたのだと感付いたからこそ、ドライブを極力しない攻撃手段に切り替えてきたのだろう。
「ディフェンス!!」
「「「「ディフェンス!!」」」」
今の一撃で完全に女子のチームが復活した。ヤバイと思った俺は、西野先生に『T』のジャスチャーをした。
――ビィーー。
「タイムアウト青」
ピリオドが始まった3秒でタイムアウトを取った。
「なんだ? どうした?」
「いや、なんか今の一撃で完全にマズイ流れになりそうだと思って止めました」
「面白いな手塚……だが、悪くない判断だ。次の攻撃を止められて、連続でもう1本決められとったら、ワシもタイムアウトを取ろうとしとった」
「とにかくヤバいと思った。それと、めぐみちゃん……攻撃パターン変えてきたよあれは。ドライブあまりしてこなかったらファウルを誘えないんじゃないの?」
「誘えないじゃん」
「だよな! ならもうその前に止めるしかないな……HP以外の俺達が、出来るだけめぐみちゃんにパスを出させないようにディフェンスするしかない」
「流石のめぐみでも、今のシュートをポンポン入れられるとは思えん。あいつ……チームを勢いづけようと、かましたに違いない」
「めぐみちゃんって以外にギャンブラーなんだね」
「とにかくディフェンスをしっかりする事! まだ俺達がリードしているんだ。弱気にならずに攻め続けよう」
――ビィーー。
タイムアウトが終わり、エンドラインから俺がボールを出した。それを受け取ったHPが運んでいく。
「4! 4!」
4本の指を立てながら、HPがフォーメーションを指示する。
HP以外の俺達4人は等間隔に一列に並んだ。HPが指を立てている方の腕を下げた瞬間、俺達は動きだした。
俺は篠山先生のスクリーンを上手く使って郡司を剥がした。ノーマークになった俺は、コーナーの方へと向かってパスを要求した。
しかし篠山先生をディフェンスしていた相手が素早くチェンジして俺をディフェンスする。HPは俺にではなく、身長差が出来たミスマッチしている篠山先生にパスを出した。
篠山先生はくるりと身体の向きをゴールへと向けると、片足フェイダウェイでシュートを決めた。
「ナイッシュ」
すぐにディフェンスへと移る。流れが女子チームに傾きかけたのを、タイムアウトと今のシュートで五分に戻した。
点差は開いているが、あるものだと思っていなかった。少しでも相手に流れが出来ると一瞬にして埋まる点差だと考えていた。
以前と比べて少しは上手くなったからこそ感じた事だが、めぐみという選手は怪物だと改めして認識した。
技術だけじゃなく、チームからの信頼、その信頼に答えるだけの得点力。あいつなら決めてくれるという絶対的エースとしての自信。そんなチームに対して10点程度の点差など、ないのも等しかった。
――ピッ。
「ファウル。青5番」
めぐみが放ったシュートが、ゴールの周りをクルクルと2周して入った。
「バスケットカウント。ワンスロー」
フリースロー1本をしっかりと決める。徐々にめぐみのエンジンがかかっているように感じた。
俺がボールを持って郡司を抜いてゴールへと向かい、レイアップをした時だった。横からめぐみがレイアップを阻止しようと飛んできた。
――ピッ! 笛が吹かれた。
ゴールは出来なかったが、フリースロー2本を貰ってめぐみに3つ目のファウルをつけた。これはあくまで偶然だった。どんなに上手い選手でもファウルを完全に無くす事なんて出来ない。
「メグ、ファウル3つ。気を付けて……」
「分かってる」
分かっているからといって、ファウルを全くしないプレーとなると、消極的にならざるをえない。
「ナイス! 手塚部長! 決めろじゃん!」
「ナイスー!」
「やるぅー」
「ラッキー!」
皆が俺のケツを叩いた。フリースローの1本目は外して、2本目は入れた。
このファウルによって、めぐみは消極的なプレーになるかと思ったが、一切そんな事はなかった。むしろ自分をエサにして周りを生かし始めた。変幻自在にプレーをする彼女に引っかき回されてしまった。
そんな彼女に最初からディフェンスしているHPは、激しく体力を削られているのか、滝のような汗をかきながら肩で息をしていた。
「HP、第2ピリオドが終わるまで俺がディフェンス変わろう。後半もまだあるんだ、体力を温存しておいてくれ」
俺の言葉に首だけを縦に振った。
ディフェンスを替わった所で止める事が出来るなんて思っていないが、止めるしかなかった。
――ピッ!
「ファウル青4番。バスケットカウントワンスロー」
相手に3点プレーを与えてしまった……。
体力が切れかかっているHPが郡司を止める事が出来ず、郡司が自由に動ける事で、女子チームの動きに流れが出てきた。めぐみを止めればいいという事ではない。
相手はワンマンチームではない。
――ビィーー。
「タイムアウト青」
前半で使えるタイムアウト2回を使いきった。
「はぁ。はぁ。はぁ」
椅子に座ったHPは、天井を見上げてタオルを顔にかけた。
「喋らなくていい呼吸を整えろ。リードしたまま後半に臨むぞ! 塚本は無理するなよ? 周りがカバーしてやれ。いいな?」
俺達は、竹じいの言葉に首を縦に振った。
「勝負になるのは後半戦だと思って油断するなよ? お前達にそんな器用な事もそんな技量もない事を理解しろよぉー。一瞬一瞬全力を尽くすだけだぞ!?」
西野先生の言葉にもうなずいて返事した。
「よし、行ってこい」
――ビィーー。
エンドラインからパスを受け取った俺はドリブルをついて相手の陣地に入ると、出来るだけ簡単なプレーをしようと思った。ディフェンスで体力温存など出来ないからだ。少しでも楽にさせたかった。
「ゼロ!」
その声に反応した斎藤プロとHPが、俺に近付いて2人ともスクリーンをかける。郡司が近寄る2人の気配を感じて目線を俺から外した一瞬の隙をついて、俺はハーフラインからロゴショットを打った。
「ディフェンスー!」
まだ宙にボールがある状態で俺は叫んだ。入ったと確信出来た。
――パスッ。3ポイントを決めた。
前からディフェンスするが、今のHPの動きでは郡司を止める事は出来ない。カバーしようにも、俺がカバーするとめぐみが自由になってしまう。他のメンバーに任せるしかない。
今の状態で、相手の攻撃を止める事は出来ないと思ったが、こっちも必ず点数を入れるなら点差が縮まる事はない。むしろ3ポイントならば、少しずつでも点数は開いていく。
どちらも譲らない点数の取り合いになっていった。
ビィーー。2ピリオドの終了を告げるブザーが鳴る。
36-30。
どうにかリードを保ったまま、後半戦に挑む事が出来た。
「今の状況を、手塚はどう感じている?」
2分間の休憩中に不思議な質問をしてきた竹じい。
「どうって言われても……これだけリードしたのは初めてですから、嬉しいですよ。でも、まだ3ピリありますからね。何が起こるか分からないです」
「そういう気持ちならいい。お前達はまだ勝っていない。油断するな! いいな?」
「「「「「はい」」」」」
「良くやったなぁ塚本。第2ピリオドの頭からめぐみが復活するみたいだぞ?」
――ビィーー。交代白10番。
「やはりめぐみが出てくるみたいだな。塚本お前、第2ピリオドで3つ、ないし4つファウル取らせろ。出来るか?」
「どうでしょうね……めぐみちゃんがこの短時間で修正してくる可能性すらありますからね。そうなったらすぐには難しいっすけど、やってみます」
「先生は俺達の敵じゃないんですか?」
「普段は敵も味方もしていない。だけど試合は違う。試合はお前達のもんだ、勝つのも負けるのもお前達次第だが、勝つ為なら私の力だって使ってやるよ」
――ビィーー。ブザーが鳴った。
「HP焦るなよ。俺達がリードしているんだ。無理に狙わなくたっていい」
「了解じゃん」
「僕だって篠山先生もヘルプ入れるから!」
「めぐみさんのシュートを一度はカットしてみたいですからね」
「手塚部長、俺にパス回せよ。相手がめぐみちゃんでも入れてやるぞ」
「オーケー」
相手ボールから始まった。
「ユミ!」
めぐみがボールを要求し、郡司がパスを出した。3ポイントから1メートル以上離れているだろうか。そこから間髪容れずシュートを放った。
――マジ?
そう思った時にはゴールに吸いこまれていた。20-11。
ラインから離れた所から打った事に驚いたのではない。プレーを変えてきた事に驚いた。めぐみのプレースタイルは、鋭いドライブからのジャンプシュートやダブルクラッチなど、高等テクニックを用いたレイアップなどが持ち味だ。
勿論3ポイントを打たない訳ではないが、得意としている訳ではなかった。HPにファウルを誘われていたのだと感付いたからこそ、ドライブを極力しない攻撃手段に切り替えてきたのだろう。
「ディフェンス!!」
「「「「ディフェンス!!」」」」
今の一撃で完全に女子のチームが復活した。ヤバイと思った俺は、西野先生に『T』のジャスチャーをした。
――ビィーー。
「タイムアウト青」
ピリオドが始まった3秒でタイムアウトを取った。
「なんだ? どうした?」
「いや、なんか今の一撃で完全にマズイ流れになりそうだと思って止めました」
「面白いな手塚……だが、悪くない判断だ。次の攻撃を止められて、連続でもう1本決められとったら、ワシもタイムアウトを取ろうとしとった」
「とにかくヤバいと思った。それと、めぐみちゃん……攻撃パターン変えてきたよあれは。ドライブあまりしてこなかったらファウルを誘えないんじゃないの?」
「誘えないじゃん」
「だよな! ならもうその前に止めるしかないな……HP以外の俺達が、出来るだけめぐみちゃんにパスを出させないようにディフェンスするしかない」
「流石のめぐみでも、今のシュートをポンポン入れられるとは思えん。あいつ……チームを勢いづけようと、かましたに違いない」
「めぐみちゃんって以外にギャンブラーなんだね」
「とにかくディフェンスをしっかりする事! まだ俺達がリードしているんだ。弱気にならずに攻め続けよう」
――ビィーー。
タイムアウトが終わり、エンドラインから俺がボールを出した。それを受け取ったHPが運んでいく。
「4! 4!」
4本の指を立てながら、HPがフォーメーションを指示する。
HP以外の俺達4人は等間隔に一列に並んだ。HPが指を立てている方の腕を下げた瞬間、俺達は動きだした。
俺は篠山先生のスクリーンを上手く使って郡司を剥がした。ノーマークになった俺は、コーナーの方へと向かってパスを要求した。
しかし篠山先生をディフェンスしていた相手が素早くチェンジして俺をディフェンスする。HPは俺にではなく、身長差が出来たミスマッチしている篠山先生にパスを出した。
篠山先生はくるりと身体の向きをゴールへと向けると、片足フェイダウェイでシュートを決めた。
「ナイッシュ」
すぐにディフェンスへと移る。流れが女子チームに傾きかけたのを、タイムアウトと今のシュートで五分に戻した。
点差は開いているが、あるものだと思っていなかった。少しでも相手に流れが出来ると一瞬にして埋まる点差だと考えていた。
以前と比べて少しは上手くなったからこそ感じた事だが、めぐみという選手は怪物だと改めして認識した。
技術だけじゃなく、チームからの信頼、その信頼に答えるだけの得点力。あいつなら決めてくれるという絶対的エースとしての自信。そんなチームに対して10点程度の点差など、ないのも等しかった。
――ピッ。
「ファウル。青5番」
めぐみが放ったシュートが、ゴールの周りをクルクルと2周して入った。
「バスケットカウント。ワンスロー」
フリースロー1本をしっかりと決める。徐々にめぐみのエンジンがかかっているように感じた。
俺がボールを持って郡司を抜いてゴールへと向かい、レイアップをした時だった。横からめぐみがレイアップを阻止しようと飛んできた。
――ピッ! 笛が吹かれた。
ゴールは出来なかったが、フリースロー2本を貰ってめぐみに3つ目のファウルをつけた。これはあくまで偶然だった。どんなに上手い選手でもファウルを完全に無くす事なんて出来ない。
「メグ、ファウル3つ。気を付けて……」
「分かってる」
分かっているからといって、ファウルを全くしないプレーとなると、消極的にならざるをえない。
「ナイス! 手塚部長! 決めろじゃん!」
「ナイスー!」
「やるぅー」
「ラッキー!」
皆が俺のケツを叩いた。フリースローの1本目は外して、2本目は入れた。
このファウルによって、めぐみは消極的なプレーになるかと思ったが、一切そんな事はなかった。むしろ自分をエサにして周りを生かし始めた。変幻自在にプレーをする彼女に引っかき回されてしまった。
そんな彼女に最初からディフェンスしているHPは、激しく体力を削られているのか、滝のような汗をかきながら肩で息をしていた。
「HP、第2ピリオドが終わるまで俺がディフェンス変わろう。後半もまだあるんだ、体力を温存しておいてくれ」
俺の言葉に首だけを縦に振った。
ディフェンスを替わった所で止める事が出来るなんて思っていないが、止めるしかなかった。
――ピッ!
「ファウル青4番。バスケットカウントワンスロー」
相手に3点プレーを与えてしまった……。
体力が切れかかっているHPが郡司を止める事が出来ず、郡司が自由に動ける事で、女子チームの動きに流れが出てきた。めぐみを止めればいいという事ではない。
相手はワンマンチームではない。
――ビィーー。
「タイムアウト青」
前半で使えるタイムアウト2回を使いきった。
「はぁ。はぁ。はぁ」
椅子に座ったHPは、天井を見上げてタオルを顔にかけた。
「喋らなくていい呼吸を整えろ。リードしたまま後半に臨むぞ! 塚本は無理するなよ? 周りがカバーしてやれ。いいな?」
俺達は、竹じいの言葉に首を縦に振った。
「勝負になるのは後半戦だと思って油断するなよ? お前達にそんな器用な事もそんな技量もない事を理解しろよぉー。一瞬一瞬全力を尽くすだけだぞ!?」
西野先生の言葉にもうなずいて返事した。
「よし、行ってこい」
――ビィーー。
エンドラインからパスを受け取った俺はドリブルをついて相手の陣地に入ると、出来るだけ簡単なプレーをしようと思った。ディフェンスで体力温存など出来ないからだ。少しでも楽にさせたかった。
「ゼロ!」
その声に反応した斎藤プロとHPが、俺に近付いて2人ともスクリーンをかける。郡司が近寄る2人の気配を感じて目線を俺から外した一瞬の隙をついて、俺はハーフラインからロゴショットを打った。
「ディフェンスー!」
まだ宙にボールがある状態で俺は叫んだ。入ったと確信出来た。
――パスッ。3ポイントを決めた。
前からディフェンスするが、今のHPの動きでは郡司を止める事は出来ない。カバーしようにも、俺がカバーするとめぐみが自由になってしまう。他のメンバーに任せるしかない。
今の状態で、相手の攻撃を止める事は出来ないと思ったが、こっちも必ず点数を入れるなら点差が縮まる事はない。むしろ3ポイントならば、少しずつでも点数は開いていく。
どちらも譲らない点数の取り合いになっていった。
ビィーー。2ピリオドの終了を告げるブザーが鳴る。
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