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第二章
日常と現在、そして非日常へ
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「今日からお世話になりますジャン様!!」
「……」
半月もしないうちにヘレナは再びダラムに現れた。
それも屈強そうな男を数百人連れて。
早速温泉を造っていく作業を進めるのだという。
「本当に急ですねヘレナ嬢……」
「ダラムにしばらく私も住むことにしました」
「えっ!?」
「当たり前じゃないですか。作業していかなければいけないのですから」
「こんな大人数泊まれるような場所ありませんよ?」
「問題ありません大丈夫です! 宿泊する建物も建てますから」
「ヘレナ嬢はどうされるんでしょうか?」
「それは勿論……」
両手を頬に当てて、頬を赤くするヘレナ。
「おっほん!」
執事が大きく咳払いをした。
「ジャン様、ヘレナお嬢様と建前上は婚約している仲です。ジャン様のお屋敷の一室を使わせて頂きたいなと!」
(あ~、なるほどね)
(なるほどねじゃないよ……)
(体型も変わったけど、性格も変わって強くなったなヘレナ)
(これから苦労が多くなりそうだね……)
「仕方ないですね……ヘレナ嬢と執事の方々、守っている騎士の部屋も用意させましょう! ベイル用意してくれるかい?」
「直ちに用意します!」
「ありがとうございますジャン様! 助かります!」
「ふぅ~。部屋はベイルが案内しますので私はこれで」
「ジャン様、これからよろしくおねがいいたします」
ヘレナはニコッと笑った。
書斎に戻るジャン。椅子に座ると天井を見上げる。
「あ~なんか厄介事増えた気がするんだけど……」
(騒がしくなって面白そうだな)
「面白くないよ……余計な事起きそうだよ」
目の前にある大量の書類を見て、再びため息をつくジャン。
トントントン。
「ジェイドです」
「入っていいよ。どうしたの?」
「王都から早馬が今来まして、ジャン様に直接手渡したい手紙があると」
「え~今度は何!? 分かった今行くよ」
一息つけると思いきや椅子から立ち上がり、屋敷の外へと向かう。
玄関の前には立派な馬と軽装の男性が一人。
「ジャン・アウル子爵ご本人でしょうか?」
「そうだが、一体どうしたんだ!?」
「ルイス国王様から緊急の手紙を預かり、届けに来ました! これを」
手紙を渡されたジャン。
「では私はこれで!」
颯爽と馬で駆けていった。
書斎に戻ると手紙を取り出し、中を確認する。
黙って手紙に目を通す。
(手紙にはなんて?)
「戦争を仕掛けるみたいだよ。アウグスト辺境伯が総大将。僕らはその軍に入ってベラトリア連合国を攻めてくれって」
(ゲッ! あのおっさんの軍に入るの? すげ~嫌だな)
「本当にあの人は苦手だよ。なんでも見透かしたような目をしててさ……でも国王からの命令だから従わざるを得ない」
ドタドタドタッ! バタンッ!
「お兄様ーー!!」
(今度はエミリか!?)
「お兄様! 屋敷に知らない人達がいるのは何ですか!? それに変な女も居たんですけど」
「変なって……ヘレナ嬢の事かな?」
「誰なんですかあの女は!!」
「えっ!? 一応婚約者って事になるのかな?」
「お兄様に婚約者なんて居たんですか!? 初めて聞いたんですけど!」
「いや、そんな事言われても……僕だって結構急に言われた事だからね」
「お兄様はあの人と結婚するんですか?」
「どうなのかな~……まだ分からないけど」
「お兄様、政略結婚なのでしょう? 断れないのでしょう? 仕方ありません。お兄様に代わって私が断ってきてあげましょう!!」
走って部屋を出ていく。
「あ! いや、エミリ余計な事しないでよ!」
ジャンはエミリを追い掛ける。
エミリはドレスの裾を両手で持ちながら元気に走っていく。
(元気に育ってるなぁ~エミリ)
(何その凄い他人事な発言!!)
(えっ!? 俺的には褒めてんだけど!)
「ちょっとー! 何なのよアンタは!」
廊下でエミリが騒いでる。
「エミリやめなさい!」
「お兄様! この人との結婚はやめた方が良いです。妹としての勘がそう言っています」
「あら? ジャン様の妹でしたのね。これからよろしくね」
ヘレナは笑みを浮かべて優しい口調で話す。
「見てくださいこの笑顔! 嘘つきの笑顔です!」
地団駄を踏みながらヘレナを凝視していた。
「エミリちゃんって言うのね。私はヘレナ・クリスタ! これから毎日よろしくね」
「毎日!? 毎日ってどういう事ですか!?」
「事業を行う為に来たの。だからここに住まわしてもらってるのよ」
「だからの意味が分かりませんわ! 外で寝たらよろしくて?」
「エミリやめろ!」
「お兄様だって一緒に暮らすだなんて結婚みたいなものじゃないですか……」
「エミリが何を言ってもヘレナ嬢を追い出すことは出来ない! 事業の為にわざわざ伯爵であるヘレナ嬢にダラムに来てもらっているんだ……外で寝かすなんて事が出来るはずがないだろ?」
「それでもお兄様……」
「エミリなら分かるだろ?」
顔を顰めたエミリがそっぽを向き、その場を走り去っていく。
「申し訳ありませんヘレナ嬢。妹には後でキツく言っておきます」
「謝るほどではありません。ジャン様……エミリちゃんをもっと大切にしてあげて下さい」
「と言いますと?」
「あの年頃の女の子は本当なら甘えたい年頃です。ですがジャン様のご両親はもういらっしゃらない。家族はジャン様だけです。ジャン様は忙しい日々を送っていると聞いております。お兄様であるジャン様にかまって欲しいですし、取られたくないと考えているのではないでしょうか?」
「そういう……ものでしょうか?」
「ええ、きっとそうです。毎日は無理かと思いますが、たまには思いっきり遊んであげて下さい」
「……とりあえずエミリを探してきます」
ジャンはあちこち屋敷を探すが見つからない。
屋敷を出て、外に探しに行く。
「おーい! エミリー! どこだー!」
(しょうがない……)
ジャンは地面に手を付いて目を瞑り、集中する。
「よし、見つかった」
ジャンは走っていく。少しすると丘が見えてくる。
エミリは丘の上に生えた木に寄り添っていた。
「エミリ探したぞ?」
「お兄様……」
「心配したんだぞ?」
「申し訳ありません」
「別に怒ってる訳じゃないさ」
「……」
気まずい……。
(ユウタどうにかしてよ!)
(なんで俺なんだよ! 俺だってどうしたらいいか分かんねぇーよ)
「ちょ、ちょっとおい!」
「お兄様? どうされたんですか?」
「あ、え、いや……」
俯くエミリ見て、ますます俺はどうすればいいのか分からない。
困った、困った。
(ああ、もう! どうにでもなれ!)
「よっしゃあああ!」
俺はエミリに股に首を入れて、肩車をする。
「わぁあああ! お兄様!?」
「しっかり頭を掴めよエミリ。行くぞ!?」
「行く??」
「おりゃああ」
両足をしっかり握り、走り出す。
「うりゃあああ! キーン!」
「ハハハ!! お兄様すごーーい!」
「落ちるなよ? しっかり捕まってろ!」
「はーい! たかーい! はやーい!」
俺は、肩車をしながら華麗に道を走りかけて行く。
ダッシュ。ジャンプ。柵を越え道を駆けて屋敷へと戻る。
エミリは肩の上でずっと笑いながら、すごーい! と連呼していた。
訓練しているジェイド達に向かって、おーいと叫びながら手を振っている。
屋敷に到着した。俺はゆっくりとエミリを降ろした。
綺麗なエミリの髪が、あっちこっち飛んで酷い有様になっていた。
だけどいっぱいいっぱいの笑顔を浮かべていた。
「お兄様今の何だったんですか!?」
テンションが上がりまくってジャンプしながら聞かれる。
「肩車ってやつだよ」
「凄い楽しかったよお兄様! またやってお兄様!」
「分かったよまたやってやる。俺以外の奴には頼むなよ? 危ないから」
「約束だよ?」
「約束、約束!」
わーいと言いながらエミリは屋敷の中へと入っていく。
元気になったようで俺は少しホッとした。
平和な日常ではあったが、戦に備えて準備を始めるアウル軍だった。
手紙は六ヶ月後を目処に戦いを仕掛けるという内容だったとジャンから聞いた。
しかし、三ヶ月程が経ったある日、ルイス国王から緊急の召集がかかった。
伝令を伝えに来たくれた人によると、ロア王国にいる全貴族に召集をかけたという。
ジャンは急いで支度し、王都へ向かった。
到着し、謁見の間にてルイス国王から発せられた内容に一同が驚愕する事になった。
「……」
半月もしないうちにヘレナは再びダラムに現れた。
それも屈強そうな男を数百人連れて。
早速温泉を造っていく作業を進めるのだという。
「本当に急ですねヘレナ嬢……」
「ダラムにしばらく私も住むことにしました」
「えっ!?」
「当たり前じゃないですか。作業していかなければいけないのですから」
「こんな大人数泊まれるような場所ありませんよ?」
「問題ありません大丈夫です! 宿泊する建物も建てますから」
「ヘレナ嬢はどうされるんでしょうか?」
「それは勿論……」
両手を頬に当てて、頬を赤くするヘレナ。
「おっほん!」
執事が大きく咳払いをした。
「ジャン様、ヘレナお嬢様と建前上は婚約している仲です。ジャン様のお屋敷の一室を使わせて頂きたいなと!」
(あ~、なるほどね)
(なるほどねじゃないよ……)
(体型も変わったけど、性格も変わって強くなったなヘレナ)
(これから苦労が多くなりそうだね……)
「仕方ないですね……ヘレナ嬢と執事の方々、守っている騎士の部屋も用意させましょう! ベイル用意してくれるかい?」
「直ちに用意します!」
「ありがとうございますジャン様! 助かります!」
「ふぅ~。部屋はベイルが案内しますので私はこれで」
「ジャン様、これからよろしくおねがいいたします」
ヘレナはニコッと笑った。
書斎に戻るジャン。椅子に座ると天井を見上げる。
「あ~なんか厄介事増えた気がするんだけど……」
(騒がしくなって面白そうだな)
「面白くないよ……余計な事起きそうだよ」
目の前にある大量の書類を見て、再びため息をつくジャン。
トントントン。
「ジェイドです」
「入っていいよ。どうしたの?」
「王都から早馬が今来まして、ジャン様に直接手渡したい手紙があると」
「え~今度は何!? 分かった今行くよ」
一息つけると思いきや椅子から立ち上がり、屋敷の外へと向かう。
玄関の前には立派な馬と軽装の男性が一人。
「ジャン・アウル子爵ご本人でしょうか?」
「そうだが、一体どうしたんだ!?」
「ルイス国王様から緊急の手紙を預かり、届けに来ました! これを」
手紙を渡されたジャン。
「では私はこれで!」
颯爽と馬で駆けていった。
書斎に戻ると手紙を取り出し、中を確認する。
黙って手紙に目を通す。
(手紙にはなんて?)
「戦争を仕掛けるみたいだよ。アウグスト辺境伯が総大将。僕らはその軍に入ってベラトリア連合国を攻めてくれって」
(ゲッ! あのおっさんの軍に入るの? すげ~嫌だな)
「本当にあの人は苦手だよ。なんでも見透かしたような目をしててさ……でも国王からの命令だから従わざるを得ない」
ドタドタドタッ! バタンッ!
「お兄様ーー!!」
(今度はエミリか!?)
「お兄様! 屋敷に知らない人達がいるのは何ですか!? それに変な女も居たんですけど」
「変なって……ヘレナ嬢の事かな?」
「誰なんですかあの女は!!」
「えっ!? 一応婚約者って事になるのかな?」
「お兄様に婚約者なんて居たんですか!? 初めて聞いたんですけど!」
「いや、そんな事言われても……僕だって結構急に言われた事だからね」
「お兄様はあの人と結婚するんですか?」
「どうなのかな~……まだ分からないけど」
「お兄様、政略結婚なのでしょう? 断れないのでしょう? 仕方ありません。お兄様に代わって私が断ってきてあげましょう!!」
走って部屋を出ていく。
「あ! いや、エミリ余計な事しないでよ!」
ジャンはエミリを追い掛ける。
エミリはドレスの裾を両手で持ちながら元気に走っていく。
(元気に育ってるなぁ~エミリ)
(何その凄い他人事な発言!!)
(えっ!? 俺的には褒めてんだけど!)
「ちょっとー! 何なのよアンタは!」
廊下でエミリが騒いでる。
「エミリやめなさい!」
「お兄様! この人との結婚はやめた方が良いです。妹としての勘がそう言っています」
「あら? ジャン様の妹でしたのね。これからよろしくね」
ヘレナは笑みを浮かべて優しい口調で話す。
「見てくださいこの笑顔! 嘘つきの笑顔です!」
地団駄を踏みながらヘレナを凝視していた。
「エミリちゃんって言うのね。私はヘレナ・クリスタ! これから毎日よろしくね」
「毎日!? 毎日ってどういう事ですか!?」
「事業を行う為に来たの。だからここに住まわしてもらってるのよ」
「だからの意味が分かりませんわ! 外で寝たらよろしくて?」
「エミリやめろ!」
「お兄様だって一緒に暮らすだなんて結婚みたいなものじゃないですか……」
「エミリが何を言ってもヘレナ嬢を追い出すことは出来ない! 事業の為にわざわざ伯爵であるヘレナ嬢にダラムに来てもらっているんだ……外で寝かすなんて事が出来るはずがないだろ?」
「それでもお兄様……」
「エミリなら分かるだろ?」
顔を顰めたエミリがそっぽを向き、その場を走り去っていく。
「申し訳ありませんヘレナ嬢。妹には後でキツく言っておきます」
「謝るほどではありません。ジャン様……エミリちゃんをもっと大切にしてあげて下さい」
「と言いますと?」
「あの年頃の女の子は本当なら甘えたい年頃です。ですがジャン様のご両親はもういらっしゃらない。家族はジャン様だけです。ジャン様は忙しい日々を送っていると聞いております。お兄様であるジャン様にかまって欲しいですし、取られたくないと考えているのではないでしょうか?」
「そういう……ものでしょうか?」
「ええ、きっとそうです。毎日は無理かと思いますが、たまには思いっきり遊んであげて下さい」
「……とりあえずエミリを探してきます」
ジャンはあちこち屋敷を探すが見つからない。
屋敷を出て、外に探しに行く。
「おーい! エミリー! どこだー!」
(しょうがない……)
ジャンは地面に手を付いて目を瞑り、集中する。
「よし、見つかった」
ジャンは走っていく。少しすると丘が見えてくる。
エミリは丘の上に生えた木に寄り添っていた。
「エミリ探したぞ?」
「お兄様……」
「心配したんだぞ?」
「申し訳ありません」
「別に怒ってる訳じゃないさ」
「……」
気まずい……。
(ユウタどうにかしてよ!)
(なんで俺なんだよ! 俺だってどうしたらいいか分かんねぇーよ)
「ちょ、ちょっとおい!」
「お兄様? どうされたんですか?」
「あ、え、いや……」
俯くエミリ見て、ますます俺はどうすればいいのか分からない。
困った、困った。
(ああ、もう! どうにでもなれ!)
「よっしゃあああ!」
俺はエミリに股に首を入れて、肩車をする。
「わぁあああ! お兄様!?」
「しっかり頭を掴めよエミリ。行くぞ!?」
「行く??」
「おりゃああ」
両足をしっかり握り、走り出す。
「うりゃあああ! キーン!」
「ハハハ!! お兄様すごーーい!」
「落ちるなよ? しっかり捕まってろ!」
「はーい! たかーい! はやーい!」
俺は、肩車をしながら華麗に道を走りかけて行く。
ダッシュ。ジャンプ。柵を越え道を駆けて屋敷へと戻る。
エミリは肩の上でずっと笑いながら、すごーい! と連呼していた。
訓練しているジェイド達に向かって、おーいと叫びながら手を振っている。
屋敷に到着した。俺はゆっくりとエミリを降ろした。
綺麗なエミリの髪が、あっちこっち飛んで酷い有様になっていた。
だけどいっぱいいっぱいの笑顔を浮かべていた。
「お兄様今の何だったんですか!?」
テンションが上がりまくってジャンプしながら聞かれる。
「肩車ってやつだよ」
「凄い楽しかったよお兄様! またやってお兄様!」
「分かったよまたやってやる。俺以外の奴には頼むなよ? 危ないから」
「約束だよ?」
「約束、約束!」
わーいと言いながらエミリは屋敷の中へと入っていく。
元気になったようで俺は少しホッとした。
平和な日常ではあったが、戦に備えて準備を始めるアウル軍だった。
手紙は六ヶ月後を目処に戦いを仕掛けるという内容だったとジャンから聞いた。
しかし、三ヶ月程が経ったある日、ルイス国王から緊急の召集がかかった。
伝令を伝えに来たくれた人によると、ロア王国にいる全貴族に召集をかけたという。
ジャンは急いで支度し、王都へ向かった。
到着し、謁見の間にてルイス国王から発せられた内容に一同が驚愕する事になった。
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